国道362号で春野を走る(2)

(1)はこちら

前回の続きで、いよいよ国道362号の峠区間に入っていきます。
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こちらが峠区間の道の様子です。確かに林道っぽい雰囲気は漂っていますが、路面はとてもきれいで走りやすいです。
勾配も前半は2-4%で苦しくないので、割と気分良く走れます。

ここまで来ると地元の方くらいしか交通はないかな…と思っていましたがオートバイツーリングの方はぽつぽつ通っていました。

途中で集落を1か所通過します。山の斜面を利用してここでもお茶作りが行われています。
”天空の茶畑”みたいな看板も出ていましたが本当にそんな感じです。
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何とも美しい畑で見る価値ありです。

集落を通過するといよいよ勾配も6%オーバーになってきて峠道という感じになってきます。
登りきると峠にはいわゆる峠の茶屋があります。
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残念ながら行った時には営業していませんでした。

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春野の案内図があります。結構きれいで最近の看板という印象です。

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これから向かう峠の西側です。峠を境に西が浜松市です。

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こちらは東側です。東は川根本町です。

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峠の茶屋全景です。後ろに見えるのは農家の方の建物です。製茶工場のようでした。

峠の下りは平均8%くらいあるので要注意です。例によって腰を引いてかっぱえびせん状態で下っていきます。
幸い相変わらず路面がいいので、段差にタイヤが取られたり跳ねたりということはありません。

下りきると片側1車線ずつのかなりきれいな道路になります。ちょっと安心できます。
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下り基調なのも相まって軽快に走れます。

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このような美しい田園風景がたくさん見られます。

走っていると極めて大きな土砂崩れの跡が見えてきたので驚きました。
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宿に戻ってから調べて気づいたのですが、ここは2013年の4月ごろに大規模な土砂崩れが発生した場所でした。
現在は下の河川の掘削工事と法面の工事が上から順番に行われている様子でした。

春野町気田というところまで走ると待望のヤマザキショップがあったので補給をしました。
今回の旅では前半は全く自転車趣味の人に遭遇しなかったのですが、気田のヤマザキショップのちょっと先でとうとう1人の方とすれ違いました。

国道362号沿いというには少し離れていますが、国道のすぐ近くに火防の神社として知られる秋葉神社の下社があります。
お参りをしてきました。
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秋葉神社の後はおみやげ調達のため道の駅いっぷく処横川へ立ち寄ってお茶を買いました。
この道の駅には何人か自転車趣味の方もいらっしゃいました。

で、来た道をちょっと戻って県道58号で小さい峠を越えました。

なんでわざわざ戻った上に峠を越えてるのかという話なんですが、この県道58号は古くは静岡から信州へ塩などの海の物資を運んだ歴史のある道なんだそうです。
今回はロードバイクですが、歴史ある道を人力で通行してみようという試みです。
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途中の展望台から。勾配は4%くらいなのですが、今回は宿泊の荷物があるので結構しんどく感じました。

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峠はこのような立派なトンネルになっています。

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トンネルの隣は旧道の峠への道でしょうか。元気だったらさらに登るところですが今回は写真のみです…

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旧トンネルも埋められずに残っています。

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峠を下るとさすがにもう山道も終わりです。

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宿のある磐田に向かって走行途中、太田川に架かる橋上から来た方向を撮影してみました。
山がうっすらと連なっている様子が美しいです。
あっちの方から来たのか…という感じです。

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で、最後の写真は再利用ですがルートイン磐田インターにゴールとなりました。

今回の旅はルート全体を通してトイレが少ないという問題がありますが(特に春野エリア)、交通の少ない山間部の道路を見て回れるのでなかなか楽しかったです。
特に峠の手前の茶畑はすばらしい景観でした。
国道362号は所々狭いですが、全体的に路面がいいのでそれほどストレスなく走れます。
翌日東海道を東に走りたかったですが、天候不順で大幅にカットとなったのが残念でした。

コースそのものとは別に、やはりバックパックを背負っている時の負荷がただ事ではないのでちょっと対策したいところです。
一応今回は
・極力腰のベルト部分で荷重を受け止めるようにセッティングする
・重いものを下に詰めて重心を下に設定する
ことを心がけてみましたが、やはり圧倒的に快適とはいきません。

荷物についてはNexus7が無駄に重い(もっと軽いデバイスでいいのでは)という点が対策の対象になりそうです。
あとはそもそもRace EXP AIR自体が実は870gもあるので結構重たいです。
可能なら荷物全体の重量をもうちょっと減らしたいところです。

その他はやはりもっと車体そのものの積載能力を増やす方向の対策になりそうです。
まだこの夏は泊りがけの旅をいくつか計画しているので、色々試しながら旅をしてみたいと思います。

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