自転車の先輩が土坂峠を車でドライブするのがお気に入りだとのことで、自転車での訪問を勧められました。
せっかく青春18きっぷの使える期間でもありますし、輪行で行ってみることにしました。
まずは例によって神保原駅からスタートです。
青春18きっぷなのでもっと遠い駅でもいいのですが、慣れている神保原にしました。
こちらは南口ですが、南口改札はないので北から出て、陸橋を渡ってアクセスします。
神保原駅は北口にも南口にも公衆トイレがあり便利です。
まずは神流湖を目指しますが前に来た時と同じ道ってのもどうだろうということで、県道298号で神流川の右岸側を通るルートを計画しました。
このルートだと山を1個登りますが、城峯公園という公園を経由して下久保ダムに行けるはずです。
楽しみにしていたのですが写真の通り県道は工事中で通行できないそうです。
残念ですがいつもの国道462号で向かいます。
なかなか楽しそうな道なんですけどね…
下久保ダムについたのでちょっと休憩です。
国道462号を走っていると、道の駅おにしのあたりからちょっと長めの(2km弱の)坂があります。
ここで張り切ると後がしんどいのでいつもここは慎重に登っています。
下久保ダムより上流の神流川の様子です。
なかなか涼しげですが、実際気温も30度前後で割合過ごしやすかったです。
当日は蒸し暑くなかったのが良かったのかもしれません。
神保原の駅から37km位の地点で左折し、県道71号に入ります。
いきなり土坂峠の登りが始まります。
土坂峠は全般的に広さもあり、交通量もそれほど多くなかったので走りやすく感じました。
木陰になるところも多いので暑さを回避できます。
道路に沿って沢が流れており、文字通りの山間渓流のせせらぎが心地良いです。
勾配でみると特に厳しいのは最初の2kmくらいで、平均勾配が8%に達します。
登り始めで元気ではあるのですが、序盤はセーブしていくと後が楽だと思います。
後半は7%弱なので多少余裕を持って登れるところもあります。
ここから峠を下って秩父市の吉田地域(旧吉田町)に向かいました。
下りの途中で3名ほど自転車の方とすれ違いました。
途中、ダムがあるようなので寄り道しました。
合角(かっかく)ダムというダムです。管理は埼玉県です。
堤体です。分かりにくいですが放水中です。
県道から少し登らないといけないのですが、自販機とトイレがあるので立ち寄りポイントに考えておいてもいいんじゃないかと思います。
峠からの下りをそのまま走っているとちょっと大きい神社があります。
こちらは椋神社という神社で、秋に龍勢という地元の方の手作りロケットを打ち上げるお祭りを開催することで知られています。
また、秩父事件の決起集会にも使われた場所なんだそうです。
神社の裏手に自販機とトイレがあるのでこちらも立ち寄りポイントにお勧めです。
その裏手から城峰山方向です。左の山腹にあるやぐらのような建造物がその龍勢の発射台なんだそうです。
椋神社の付近には道の駅龍勢会館があります。
もう少し先にはセブンイレブンもあるので、この辺でまとまった補給ができます。
バイクラックは食堂の前にあります。
その他、空気入れやタイヤレバー、六角レンチの貸し出しと、チューブの販売も行っているそうです。
せっかくなので城峰山方向にもう1個山を登ろうということで、県道284号で長瀞方面へ抜けることにしました。
こちらは標高差320mくらいというところですが、全体の平均勾配が8%近くなかなか大変でした。
前半は林道レベルの道路ですが、途中から立派な道路になります。
この県道284号は道なりに走っていると全く違う林道に接続してしまうので注意が必要です。
途中の橋で右折する必要があります。
もしお出かけになる場合はGoogleストリートビューでの事前偵察をお勧めします。
最高点付近から撮ったのがこちらの写真です。
2個目の山を登ったら長瀞から児玉方面に県道44号で抜けます。
こちらの県道は全体的に幅もあり走りやすいのですが、路盤にかなりひびが入っています。
長瀞からだと下り基調なのでまだましですが、振動が激しくちょっとストレスがたまります。
児玉からはなんとなく県道をつないで高崎線の岡部駅から撤収しました。
やはり秩父エリアは走りがいがあって面白いです。
輪行を使うと時間的にも余裕を持って走ることができてお勧めです。