木曽の国道19号沿いにある公衆トイレです。
男女別 | ○ |
小便器 | 2 |
個室 | 洋式1 |
多目的 | ○ |
鳥居トンネル(鳥居峠)手前に道の駅奈良井があります。巨大な道の駅でトイレも複数あるのですが、中でもこの東側のトイレは国道からすぐアクセスできて便利です。
木曽方面は道の駅も多く、宿場町にも公衆トイレがあることが多いのでトイレ事情は充実している印象でした。
栄村にある長野県道407号を走行してみました。この路線は千曲川の右岸側にある道路で、栄村の北東にある長瀬という地域と飯山線の横倉駅の間を結んでいます。栄村のサイクリングイベントにも使用されている路線ということです。
千曲川の百合居橋付近から山の中に急な斜面で登っていきます。GPSデータで平均を見ると6%前後というところなのですが、実際に走行すると8%以上の急な区間と3%程度の緩い区間が混在しており、急勾配区間の負担が大きいので数字以上に厳しく感じます。
約4km、標高差260m位の坂を登り切ると、頂上付近の平坦なエリアには人家や農地が広がっています。
一旦頂上まで登ってしまうと、あとは小刻みなアップダウンを経て下りに入っていきます。
この道路は地域の方が国道117号に出るためには必ず必要な道路ですが、幹線道路的にどこか別の地域に通じているわけではないので交通量は非常に少ないです。そのため自転車で走るには良い道だと思います。
村公式のサイクリングルートにも組み込まれています。この公式ルートの存在は今回初めて知りました。
最初の登りが想像より厳しくて少々面食らいましたが、全体的には道の悪い区間もなくいい路線でした。栄村の景観を楽しみながらゆっくり走りたい方にオススメです。
Wahooから新しいサイクルコンピューターが登場したという発表がありました。
ELEMNT ACEという商品で同社のサイクルコンピューターの中ではフラッグシップに当たる製品だそうです。画面サイズは3.8インチあり、縦12.6cm、横7.1cmというサイクルコンピューターにしては巨大なサイズとなっています。
物理ボタンもついているようですが、タッチスクリーンになっているので操作は基本的に画面を触って行うようです。
非常に興味深い機能として”対気速度計”の搭載があります。自転車は風向きによって大きく速度に影響を受ける乗り物です。例えば時速25kmで走行していたとしても、追い風の場合と向かい風の場合では風速を加味した速度が全く違うことになります。
従来のサイクルコンピューターでは風の要素を測定することができませんでしたが、ELEMNT ACEには対気速度計が搭載されており、計測した内容を後でアプリを使って確認できるということです。
競技者の方が集団走行をする場合に、レース後にこのデータを利用して集団内での位置取りの巧拙(うまく位置調整をして風を受けずに走行できたか)などを分析するのに利用できるということです。
私はアメダスデータなどで土地土地の風の傾向を分析するのが好きなので、実際の走行で風がどんな感じだったのかを測定できるという機能はツーリング目的でも非常に魅力的に感じます。走行後にアメダスデータと照らし合わせるなどすれば、今後の風の予想精度を上げることにもつながりそうです。
しかしながら高機能ゆえなのかお値段の方は日本円で10万円近いということです。さすがにサイクルコンピューターにこの価格は出せないというのが正直なところです。対気速度計という機能自体は興味深かっただけに残念です。
いよいよ標高の高いところは路面の凍結が心配なので、別所温泉方面に自転車で出かけました。別所温泉は標高500mくらいでそれほど高くはなく、道中も日影になるような場所が少ないので寒い時期には割と安心して出かけられる場所の1つです。川沿いより多少標高があるので、多少負荷をかけた運動にもなるところが気に入っています。
途中で立ち寄った舞田駅からの風景です。紅葉もだいぶ色があせてきているのが分かります。
別所温泉駅です。この地域周辺には鎌倉時代北条氏の一族が暮らしており、その関係もあって当時の中央である鎌倉の文化が持ち込まれたそうです。そのため、信州の鎌倉とも呼ばれる文化財が多く残る一帯となっています。
以前から不思議なのは別所線の駅舎の多くがこのような緑がかった青で塗装されていることです。無人駅の小さい駅舎に至るまでこの色の場合があるので、何か理由があるんだと思いますが調べられていません。
いよいよ長野県北部も寒さが本格的になってきて、記録としては初雪も観測されました。単に気温が低いのであれば色々と対策をして自転車に乗るところですが、長野県の場合路面が降雪や路面凍結があるので適当なところで切り上げて2月中旬くらいまではシーズンオフとしています。
何か科学的な根拠があるわけではないのですが、周辺アメダスで日平均気温が2℃前後になり始めるとそろそろシーズン終わりというのを目安にしています。そんなわけで、この時期はアメダスのデータに注目をしています。
直近3年分のアメダスデータを集計してみました。
[気象庁アメダスデータを元にhebodj.netが作成]
こうしてみると例年の傾向は大体同じで、12月の第1週くらいがシーズン最終回と見ておけば良さそうな感じです。年によってはもう少し早まることもあります。
感覚で判断してしまうとどうしても無理して乗りたくなりがちなので、一応こういった判断基準を設けて安全第一でシーズンを終えるようにしています。
前から存在自体は知っていて気になっていた長野県道86号の表題区間を走行してみました。犀川沿いの区間から長野市七二会支所に向かう道で、成り立ち自体は非常に古い道路と聞いています。
現在七二会支所に向かう場合は整備されたバイパスが存在するため今回紹介する県道はあまり使われていないようです。
登りで通行した場合どうなるか分からなかったので上の地図の通り七二会支所からの下りで走行してみました。
七二会支所の前です。昔あった旧支所の建物はなくなり、駐車場となっていました。新しい支所は道路を挟んで反対側に建っています。
この案内板で言うと大安寺・笹平方面が県道86号、瀬脇・R19方面がバイパスです。R19方面に行きたい場合はバイパスが案内されていることからも、現在はバイパスの方がメインルートであることがうかがえます。
塩フジバカマ園というのは大陸間移動をすることで知られるアサギマダラの観察ができる名所ということです。
こちらがバイパス方面です。何度か登り下りしていますが、片側1車線分がしっかりある立派な道路です。
こちらが県道86号で、おおよそ県道とは思えない規格となっています。
路線は全体的に急勾配で、おおよそ7%以上はありそうな印象を受けました。幅員も狭い区間がほとんどで、自動車同士のすれ違いは場所によっては困難そうです。
沿線にはあまり人家はなく、七二会支所から少し下ったところからはこのような山道が続きます。途中に土砂災害を修復した後も何ヶ所かありました。通行止めが多そうな印象です。
犀川の近くまで下ってくると人家も増えてきて、写真のように畑なども目立つようになってきます。
最後に県道31号(大町街道旧道)に合流します。路線としての県道86号はしばらく県道31号・国道19号と重複して茶臼山を越え、篠ノ井方面に向かいます。
興味深い路線ではありましたが、現状非常に便利なバイパス路線がある関係であえて走行しなくても良いルートという印象を受けました。特に幅員が狭いので、他の乗り物とのすれ違いが発生することを考えると落ち着いて走れなさそうに思います。通行止めが多そうなのでルートに組み込む際は規制がかかっていないかチェックすると良いと思います。
先日松本方面に出かけた際に、サイクルコンピューターにおまかせした適当なルートの中に大規模自転車道が組み込まれていました。
表題にあるとおり穂高松本塩尻自転車道線という名称で、安曇野市から塩尻市に至る全長40km近い自転車道です。行政的には穂高松本塩尻自転車道線という名称ですが、通称として”あずみ野やまびこ自転車道”という名前がついています。
現道として完成しているのは安曇野市内の拾ヶ堰という用水路沿いの区間で、松本市内と塩尻市内の区間について部分的に自転車道が存在するという状況のようです。
今回は奈良井川沿いの二子橋から神戸橋の区間を走行することができました。
この区間は堤防沿いの車道に並行するような形で自転車道が設置されていました。自転車道部分と車道の間には縁石があるので、物理的に区画ができています。自転車道部分の舗装は概ね平滑でしたが、定期的にギャップがあります。
それほど幅員があるわけではないですが、車道と物理的に区画されているという点は安心できます。
ここ最近松本方面に何度か出かけましたが、松本盆地の東側は市街地かつ道路が混雑していることもあり、あまり自転車での走行には向かない印象を受けました。西側を南北に走っている県道25号(山麓線)が地元のサイクリストの方に人気なのも納得できます。
東側にも南北ルートがあると便利なのですが、その点ではこの県道441号は可能性のあるルートに思えます。計画路線では梓川と奈良井川の合流点(ラーラ松本付近)から奈良井川沿いに走行できるルートとなっているので、松本駅へのアクセスも良く、輪行サイクリングなどにも便利そうです。
ここ数年で千曲川サイクリングロードは舗装の打ち替えも含めてかなり整備が進んだので、松本方面の大規模自転車道も整備が進むことを期待したいです。
ちょっと時間があったので長野駅から西側にある小田切という地域に自転車で出かけました。この地域はもともと小田切村という単独の自治体だったそうですが、1954年に長野市と合併し、それ以来長野市小田切という地名になっています。
長野市の中心市街地から道なりに10km少々と近いのですが、かなり急な山なので一気に中山間地の雰囲気となります。長野市の中心部は標高350mくらいですが、小田切周辺は800m近いところもあります。
そんなわけで長野駅方面から登ってくる場合は基本的にどのルートを採用しても結構急勾配の登坂が待ち構えていることになるので、短いながらも手応えのある登りが楽しめます。
山が急峻なだけあって南方向の見通しは非常によく、登り切ると写真のような眺望が楽しめます。