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明科駅公衆トイレ

JR篠ノ井線の駅前にある公衆トイレです。駅舎がリニューアルされたのに合わせてトイレもきれいなものが整備されています。

男女別
小便器2
個室洋式1
多目的

輪行の拠点にしやすい駅前にあると同時に国道19号沿いという性質も併せ持っているので、ここにあるのがとても助かるトイレです。

特に国道19号沿いという観点から言えば、長野市方面の手前にセブンイレブン明科七貴店があるとは言えトイレ密度の低い路線なので、気軽に利用できるきれいなトイレは貴重です。

松本盆地南側の輪行サイクリング(後編)

朝日村を過ぎた後、塩尻市街に直接向かうこともできましたが、せっかくなので木曽方面の様子をちょっとだけ見てくることにしました。中央西線の洗馬(せば)駅を訪問しました。

飲み物でも買って休憩したかったのですが、あいにく駅に自動販売機はないようでした。いつ頃のものかは分かりませんが古そうな木造駅舎の駅です。この駅から名古屋方面へは駅の管理がJR東海管轄となります。

駅前には恐らく元々何らかのお店だったと思われる古そうな建物が残っていました。こちらもいつ頃建設されたものなのか気になります。

洗馬駅から塩尻駅方面へと向かいます。途中平出遺跡という遺跡の案内をたくさん見かけたので気になっていたのですが、帰ってきてから調べてみたところ縄文時代から平安時代に至るまでの大規模な住居跡ということでした。

塩尻駅の南側で中央東線の線路と交差します。この付近は旧塩尻駅が立地していたあたりと聞いています。線路の本数が多く、特に特急あずさが通ると迫力のある光景が見られます。

線路をくぐるトンネルはよく見ると一部がレンガ造りになっており、いつ頃のものなのか気になります。

塩尻の後に地図で見て気になっていた辰野支線の銭宮踏切周辺を見に行きました。

この付近は塩尻駅から辰野方面に向かう際に、まず善知鳥峠という峠を越える必要があるために線路が大きくカーブしています。カーブで距離を稼いで、勾配を緩く保つ工夫なのだと思います。

写真奥が塩尻駅方面です。
こちらは反対に辰野駅方面です。
銭宮踏切の周辺です。

1983年までは現在の辰野支線が中央東線の本線で、このルートを特急なども含めて走っていたということですから、当時はさぞ大変だったろうと思います。

その後、みどり湖周辺を経て松本盆地の東縁の道路を北上していきます。

道路はいくつかの路線に分かれていますが走行する分には一本道で、通称”しののめのみち”という名前がついています。

単に走行する分にはなかなか良い道路に感じましたが、割と交通量が多く少々緊張するルートでした。こちらも西縁の道路と同様にアップダウンが連続し、最終的には長めの下りを経て松本市街に至るという道路です。

松本市街に出てから駅までは距離にして正味3kmほどでしたが、信号の多さと混雑でかなり時間を取られました。長野に戻る分には松本を帰着点にすると何かと便利ではあるのですが、意外と塩尻をはじめとする松本以南の駅の方が輪行向きなのかもしれません。

ほとんど初見の道でとても楽しめましたが、全長90km少々に対して獲得標高が1,100m近くあり、想像以上に登りの多いルートでした。

松本盆地南側の輪行サイクリング(前編)

そういったわけで輪行で松本方面のサイクリングをしてきました。ルートは篠ノ井線明科駅を起点に松本盆地の西側にいたり、そのまま盆地と山の境目をなぞるような形で反時計回りに走行して松本駅に戻って来るように計画しました。

この周辺には1つだけ前から気になっていたことがあります。2015年に関東地方から旅行で訪れた際に新島々駅の売店の方にりんごをいただき、しばらく立ち話をしました。

その時に「この辺から塩尻方向に行く”斜めの道”がある」ということを仰っていたのです。斜めというのは恐らく一般的な北が紙面の上になる地図で見たときに走向が北東-南西方向になるか、北西-南東方向になる、という意味に解釈しました。

その後地図上でそれらしき道路を調査していたところ、どうも”日本アルプスサラダ街道”という広域農道が南東方向に向かっており、その道路なのではないかという結論に達しました。

そんなわけで今回は9年越しの気になっていたことを解決するために日本アルプスサラダ街道もルートに組み込まれています。

明科の駅前はリニューアルが完了しきれいになっていました。

県道25号、通称山麓線に出たところです。この路線は松本盆地の西縁を右左折なく南北に移動することができ、サイクリストの方に人気の道路という印象を持っています。

この場所も緩やかな下り坂になっています。

今回のルート全体に言えることですが、松本盆地の端の方は山から流れ出る河川や沢による扇状地状の地形が連続しており、一見平坦に見えてアップダウンが連続する地形となっています。

少々意外に思ったのが防鳥用の爆音機がほとんど稼働していなかったことです。ちょうど秋頃は果物や米の収穫期に当たり、須坂市や中野市方面を走行していると道路のすぐ近くで爆音機が鳴ってびっくりすることがあります。

松本盆地ももちろん田畑やりんご園が広大に広がっていたのでビビりながら走行していましたが、不思議なことにあまり爆音機が稼働している様子はありませんでした。地域によって防鳥の方法が違うのかもしれません。

県道25号が上高地線の線路と交差するあたりで日本アルプスサラダ街道との重複区間になるので、ここから日本アルプスサラダ街道を走行していきます。

道路の規格は場所によってまちまちという感じの路線でしたが、山形村に入ると確かに一直線の高規格な道路になっていました。オートバイのツーリングの方も多くいらっしゃいました。

山形村は村政150周年ということでイベントが開催中のようでした。

日本アルプスサラダ街道は朝日村役場の前を経て塩尻方面に向かいますが、せっかくなので鎖川という川沿いの”ヘルシーフラワーロード”と称する道路を走ってみました。

この道路は鉢盛山方面から流れてくる川沿いの道路で、途中で行き止まりになる道路となっています。そのため交通量が少なく、路面状況もよく保たれていました。こういった事情のためか幾人かのサイクリストの方とすれ違いました。地元では名所のようになっているのかもしれません。

(後編に続きます)

松本方面への輪行サイクリング

久々にメンテナンス以外の目的で輪行をしました。松本周辺の道路についてはまだ走行実績のない道路が多かったので、松本-塩尻周辺の気になるスポットを結んでルートを設計しました。

しなの2号は明科駅に停車するので、明科からスタートできるのがメリットです。

全体としては初見の道ばかりで楽しかったのですが、少々想定外の事態で困ったこともありました。

始発の特急しなのの混雑

ちょっと想定外だったのは行きの列車が思いのほか混んでいたことです。長野駅から松本方面に行く一番早い列車は特急しなの2号(6:09長野駅発)です。

かなり時間が早いのでそれほど混まないだろうと思っていましたが、自由席についてはデッキや通路に人があふれるくらいの混雑でした。3連休の初日ということもありますが予想と違ったので今後気をつけておきたいと思います。

松本市街地の混雑

これは想定外ではなくて私がすっかり忘れていただけなのですが、松本市街地は道路の混雑が激しくなりがちなので移動には少々苦労しました。恐らく城下町由来の道路構造に起因するもので、行政側もそれを織り込んで早い段階から自転車レーンの整備などに取り組んでいるようでした。

しかしながら道路が混雑していると走行中のイレギュラーも起きがちで危険ではあるので、輪行する場合の目的地は松本駅以外の方が無難そうに感じました。

道中見つけたものなどについてはまた別途個別のエントリにまとめてみたいと思います。

明神池

自転車ツーリング中、東御市にある明神池に立ち寄りました。

東御市は上田と小諸の間にある自治体で、北部には湯の丸高原という観光地があります。千曲川を挟んで南部は台地の地形になっており、上田側が八重原台地、小諸側が御牧ヶ原台地というそうです。

台地を横断する形で千曲ビューラインという広域農道が通っているので、こちらを自転車で走行することが多いです。

もともと東御市周辺は長野県としては少雨な地域だったため、江戸時代から台地の上ではかんがい工事が進み、農業用水のためのため池も多数作られたそうです。そんなため池の一つが今回ご紹介する明神池です。

江戸時代から使われている現役のため池ながら、周辺は芸術むら公園として整備されており、憩いの場となっています。池の周辺には梅野記念絵画館・ふれあい館のほか、アートヴィレッジ明神館(宿泊施設)などもあります。梅野記念絵画館では現在東御にちなんだ刀剣の展覧会が開催中で、ゲーム刀剣乱舞とのコラボ企画もあり盛況という話を聞きました。

左奥に見えるのが梅野記念絵画館・ふれあい館です。
運が良ければ浅間山が見えると思いますが、この日は雲に隠れていました。

千曲ビューラインからちょっと脇の道に入るだけで来られるので、休憩ポイントとして覚えておこうと思います。

しなの鉄道(北しなの線)でのサイクルトレイン実施

最近長野県内の鉄道事業者では自転車を袋に入れずにそのまま車内に持ち込めるサイクルトレインの実施が増えてきていますが、しなの鉄道の北しなの線区間でも期間限定ながら実施されているそうです。

【北しなの線】サイクルトレイン運行のお知らせ

[しなの鉄道株式会社] 

実施されている区間は北しなの線の豊野-妙高高原間です。妙高高原から先、えちごトキめき鉄道でもサイクルトレインが実施されているので、双方をサイクルトレイン利用で行き来できるとしています。事前の申し込みや手回り品切符は不要のようです。

利用可能な列車には指定があり、妙高高原方面へは豊野駅発9時台から14時台の合計5本、長野方面へは妙高高原駅発10時台から16時台の合計5本となっているようです。長野側から見ると朝早い時間帯の設定がないので、直江津方面に自走した上で帰りをサイクルトレイン利用にすれば直江津周辺での行動半径が広く取れて面白いかもしれません。

千曲川サイクリングロード篠ノ井横田地区の通行止め(2024年10月)

千曲川サイクリングロードを走行していたところ工事の予告を見つけました。

篠ノ井橋の下流側が歩行者も含めて全面通行止めになるということです。代わりに国道18号バイパスへのう回が案内されています。

篠ノ井橋周辺に関して言えば上流側の塩崎地区も工事中で、こちらは2025年8月末までが工期となっているのでしばらく通行できません。

これから寒くなって千曲川サイクリングロードの走行機会は増えると思うので、篠ノ井橋前後のう回プランを考えておく必要がありそうです。看板の通りでも良さそうに思いますが、国道18号バイパスはあまり積極的に選択したくはないので、何か別の案がないかを検討したいところです。

女沢公園に自転車用空気入れがあることを確認

久々に千曲川サイクリングロード沿いの女沢公園に立ち寄ったところ、公衆トイレ前のベンチ付近に木製のゴミ箱のような箱があることに気がつきました。

箱の上に”自転車用空気入れ”と書かれたプレートが取り付けてあります。のぞき込んでみるとこんな感じになっていました。

ちゃんと圧力計のついた仏式対応のポンプが入っていました。盗難防止のために箱に鎖で連結されているようでした。

今まで利用したことはないですが長野県内には観光案内所などを中心に、自転車用空気入れを貸し出してくれるところが結構たくさんあります。ほとんどのサイクリストの方はパンク対策で携帯ポンプを持っているものと思いますが、携帯ポンプでは必要な空気圧に達しているか不安などという場合もあると思います。こういった場合にフロアポンプが気軽に利用できると安心だと思います。

サーモス FJF-580

今年の夏期の自転車ツーリングでは表題の真空断熱ボトルを利用しました。

真空断熱ボトルではおなじみのサーモスの製品です。この製品は自転車用に設計されていて、一般的なスポーツバイク用のボトルケージに収まる寸法になっています。

本体にはくびれている部分がありますが、ここにボトルケージの出っ張っているところが引っかかり、保持されるようになっています。この部分は表面にシリコンゴムのような素材が貼ってあり、走行中の振動で音が鳴らないように配慮されています。

容量は580mlで冷・温両方の温度に対応します。飲み口はワンタッチで開放できますが、ロック機構もあるので走行中には飲まずに止まって飲んだ方が安全だと思います。

本体重量は280gと通常の樹脂製ボトルに比べるとかさむものの、暑い日の走行では冷たい飲み物が飲めるのがとてもありがたいです。何かで計測をしたわけではありませんが、水分の吸収も何だか良く感じるくらいです。

少しでも軽量を求める方にはオススメしづらい製品ですが、そういった部分にこだわりのない方には是非オススメです。温かい飲み物も入れられるそうなので、シーズン終わりには白湯などを入れる実験もしてみたいと思っています。

長野電鉄木島線 赤岩駅跡

よく自転車で通過する長電木島線・赤岩駅の跡をせっかくなのでゆっくり見てみることにしました。

駅跡地付近は県道414号という道路が通っています。この区間は木島線の線路跡を利用して道路が敷設されているため、線形が非常に良いのが特徴です。

中野市北部公民館が道路沿いにあり、信号機のある赤岩という交差点になっています。

長電バスのバス停もあります。長電バスは中野木島線というバス路線を運行しており、この路線が木島線の代替交通という形になっています。平日であればお昼前後を除いて1時間に1本運行されているので、まあまあの頻度と言って良いと思います。

線路跡が道路に転用されていることもあって、あまり鉄道駅らしい痕跡を発見することはできません。強いて言うなら変な向きで設置されている高社山の登山案内看板が挙げられます。

写真右奥のものなのですが、道路と逆向きに設置されています。現在は何もないですが、恐らく看板の向いている方に駅舎の出入り口があったのではないかと思います。