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花上トンネル

先日エントリに書いた長野市道飯森新橋線の途中にあるトンネルです。

竣工1984年ということで、竣工以前の状況を国土地理院のサイトで1975年の空中写真を入手して見てみました。

[国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスを基にheboDJ.netが作成]

確かに1975年時点ではトンネルは存在せず、道路は川に沿っているように見えます。トンネルのちょっと右側には土砂崩れのような痕跡がありますが、これは2024年時点でも同じように崩壊しています。ただし、現在では道路に面した部分だけ擁壁でガードされています。

山のかげになってしまっていて分かりにくいですが1975年時点では犬戻トンネルもなく、国道19号も川に沿うような線形になっています。犬戻トンネルができるのは1994年のことです。

長野市道飯森新橋線が通行可能に(2024年)

長期間通行止めとなっていた長野市道の飯森新橋線が通行可能になっていました。

飯森新橋線は犀川沿いの道路で、長野市の中心市街から見ると安茂里から小田切を経て七二会につながっている道路です。

通常この経路であれば国道19号を通れば済むのですが、自転車の場合は途中にある犬戻トンネルが少々難所ということもあって、私はこちらの市道で行き来するのが好きです。

川沿いギリギリを通る道路なのですが、一方で崖も道路のすぐ近くまで迫っており、土砂災害の影響を受けやすい道路のようです。今回通りがかったところ、路肩が犀川方面に崩れていかないように補強されていました。

引き続き斜面の変動は自動観測中です。
少し道路が狭められて、路肩に荷重がかからないようになっているようです。

興味深かったのが2枚目の写真にあるように道路幅員をあえて狭めることで車の荷重が路肩にかからないようにする処置がされていたことです。元々この区間は茶色いガードレールギリギリまで道路だったように思います。

サイクリング中の天候観察

最近はスマホアプリでも天気情報が充実しており、中にはGPSと連動して雨雲の接近をプッシュ通知で知らせてくれるようなものもあります。

とは言え、あくまでレーダー雨量はレーダーでの観測値で、実際に現場で降っている感じとは多少の食い違いがあることもあります。やはりこういう時に頼りになるのは実際に観測することです。

長野県は高い建物がそれほど多くはないので、空の状況が遠くまで観察しやすいというメリットがあります。そのため、向かっていく先の雲行きが文字通りに怪しい場合、早めに引き返す判断ができます。

この写真で言うと向かって右奥の方に進んでいくと雨に降られそうです。
この写真も進行方向前方~右奥は雨の可能性が高いと思います。
こちらは逆のパターンで、まっすぐ坂を下りた先の市街地は晴れていそうです。

こんな感じで素人なりに気象観測しながら移動した方がより安全だと思います。特に夏場は急に天気が変わることもあるので、何となく走行せずに空の様子も随時チェックするのは重要だと思います。

戸隠神社奥社

真夏のサイクリングルートとして重宝している戸隠神社奥社を通るルートを走行しました。戸隠神社周辺にアクセスする場合は県道404号(飯縄山の東側)・県道36号(飯縄山の北側・西側)・県道506号(飯縄山の南側)を組み合わせて走行することになります。

いずれの道路も木陰になっている上にそもそもの標高が高いので、各道路にアクセスするところまで登ってこられれば涼しいのがメリットです。反面、路面が濡れていると乾きにくいのでスリップには注意が必要です。

私が特に好きなのは一旦黒姫駅近くに出た上で県道36号で戸隠神社奥社を目指すルートです。今回も快適に通行することができました。

毎度のことですが夏場の戸隠周辺は混雑していました。

帰りは県道36号→県道506号で浅川のループ橋を通って降りるとすぐに長野市街地に出られ、道中の道も比較的走りやすいものになります。路線バスもこのルートがメインになっています。

ただ私はあんまり車の通らない道が好きなので、県道76号で芋井方面を経由して山を下りることが多いです。このルートは道中が完全に山道になってしまいますが、それほど車が通らないので快適なのが特徴です。実際、走っているとしばしばサイクリストの方に遭遇します。

こういったのんびりした風景を見ながら下っていきます。

北しなの線 つつじ山踏切

北しなの線の気になる踏切を見に行きました。

北しなの線で妙高高原方面に向かっていくと、豊野駅を出た後に線路は山の方に向かっていきます。

国道18号に並行するような形で山中を登っていくことになり、線路周辺に人家などは見られなくなっていくのですが、途中に1ヶ所踏切があるのが気になっていました。地図で場所を確認して自転車で見に行ってみることにしてみました。

つつじ山踏切という名前の踏切です。その名の通り踏切の背後につつじ山と呼ばれる山があります。山の斜面にはヤマツツジの群生する公園があるそうです。

踏切周辺はこのような感じで山の中です。

最後の写真はカメラのデジタル水準器で水平に近づけて撮影しましたが、かなり急な登りになっていることが良く分かります。

長野県道96号(永江の坂)

上信越自動車道の豊田飯山IC付近から野尻湖方面に登っていく県道96号という道路があります。時々通るのですが、いつも厳しい坂に感じるのでGPSのデータから勾配分布図を作ってデータを見てみることにしました。

瞬間的に急勾配になる区間が多くて難易度が高く感じるので、今回は勾配を計測するピッチを50m間隔にしてみました。

グラフにしてみると非常に分かりやすく、確かに全体の半分近くが勾配8%以上になっていることが分かりました。途中には250m近く10%を超えている区間もあります。

後半にかけて急勾配区間の割合が増えるので、疲労も相まって厳しく感じるであろうことが想像できました。

平野部から野尻湖方面に向かう場合はここを通らなくても国道18号や県道60号を使うとそれほど急勾配に遭遇することもなく走ることができます。この道路の良い点は途中で斑尾高原方面に分岐できることと、登った後に野尻湖に向かう途中の景色がきれいなことです。

IRC ASPITE PROの寿命

今シーズン初めて使ってみているIRCのASPITE PROなのですが、最近点検していると後輪側はかなり摩耗が進んでいることが分かりました。

トレッド部分に円形にくぼんだスリップサインがあり、これがなくなったら交換目安ということなのだと思いますが、かなり目立たなくなってきてしまっています。

現時点での走行距離は2,500kmくらいだと思いますが、この感じだと後輪は5,000kmまでに寿命になってしまいそうです。前後でローテーションをすればトータルで5,000kmくらい使えるかもしれません。

性能は良くて非常に気に入っているタイヤですが、寿命については今まで使っていたVittoria Corsa G2.0に比べて短めのようです。

サイクリング中の虫刺され

先日戸隠周辺の道路を走行していたところ、急に腰からお尻のあたりに刺すような痛みがありました。ちょうど急勾配の登坂中だったので最初は肉離れなどの外傷かと思って慌てましたが、どうもやはり何かに刺されたようでした。

とりあえずその日は無事に帰宅して刺されたと思われる場所をチェックしてみたところ、思いのほか広い面積がパンパンに硬く腫れていたので驚きました。蚊にしては刺されたときにかなり痛く、痛みも長く続いたと思ったのですが、どうも蚊ではなく違う虫のようでした。

結局背後だったこともあって何に刺されたのかは分からずじまいなのですが、山の中なのでアブかブヨといったところではないかと思います。特にアブは黒いものに集まってくるらしいので、黒いビブタイツに反応して刺しに来た可能性はあるように思います。

薬局等で売っている虫除けスプレーや、ハッカ油のようなものでもある程度防除できるということなので、夏場は虫対策も多少はしていった方が良いのかもしれません。

アメダス(信濃町)

野尻湖のある信濃町のアメダスです。信濃町は長野県内でも冷涼なことで知られており、2024年時点でも信濃町の住宅には冷房がないこともあるそうです。

アメダスの場所は北しなの線の黒姫駅近くにあります。盛土された土地の上にあるので道路からは目視しにくいですが、風力計を確認することができます。

工事中の土地の一角にあるのですが、何の施設の一角なのかが気になります。この辺は追って調べてみたいと思います。

旧畦田橋

長野県道153号を走行しているときに発見しました。本線上にはないのですが、近くに古そうなローゼ橋があったので見に行ってみたところ、県道153号の旧橋と思われる橋でした。

昭和34年8月竣工ということです。

面白かったのは橋のところどころにコンクリートを盛り上げるような独特の補修がなされていたことです。

風化のような形で剥落してしまったところを補修しているのかもしれませんが、他で見たことがないので面白い工法だと思いました。