自転車」カテゴリーアーカイブ

控えめな県道の表示

自転車に乗っていると道路の案内標識をたくさん見かけるので、時々変わった配置やバランスのものがあると気になってしまいます。

最近発見したのはこれです。

長野市篠ノ井小松原の県道381号と県道383号の交差点です。こういう標識の場合は矢印からはみ出る形で県道の六角形が重なって表示されることが大半だと思うのですが、なぜかこの標識は矢印に六角形が収まっているというバランスになっています。

こういうパターンがスタンダードだと思います。

地名の表記を優先した結果矢印が短くなり、県道の表示を大きくする余地がなくなってしまったのかもしれません。

長野県道187号

先日上田市にある信州国際音楽村を訪問しました。この施設のある山を貫通するように県道187号という道路が通っています。幹線道路という感じの線形ではないものの、なぜ県道指定されているのか気になったので実際に通行してみました。

通った区間はこんな感じです。上田市の上田原と長瀬を隔てている山の上を通ります。

今回は長瀬側(東側)から通ってみました。山の上を通る関係上ちょっとした峠になります。標高差は約170m、距離にして3.8kmというところなので平均4-5%というところです。実際に走行してみると頂上付近に断続的に急勾配区間があり、数字ほど楽な感じはありません。

頂上には須川湖という湖があります。

また頂上付近は比較的平坦な土地が多く、住宅の他に農地としても利用されています。

道路は全体的に狭く、全体の1/3くらいは林道並みの規格という感じでした。その割には交通量が多く、思っていた雰囲気と結構違いました。県道指定されているのでカーナビが案内する場合があるのかもしれません。

最大の問題は路面状況で、至る所が荒れ気味です。単純に走行感が気持ち良くないというレベルではなく、走行に危険があるような箇所も数多くあります。

路肩側が沈み込んでいる場所も多いので少々心配です。

通っているところは面白い路線なのですが、さすがに路面状況が悪すぎるのであえて通行する理由はない路線だと思います。同じようなルートであれば南側の県道82号か、千曲川左岸側を通る新しい道路が便利だと思います。

千曲川水辺の楽校公衆トイレ

千曲川サイクリングロードに隣接した公衆トイレです。位置的には平和橋と冠着橋の中間地点付近になります。

堤防天端に面しており、トイレに困りやすいサイクリングロード沿いとしては非常に助かる立地となっています。

男女別
小便器1
個室洋式1
多目的
サイクリングロード向けとしては理想的な公衆トイレです。

とても有り難いトイレなのですが唯一の難点は冬季閉鎖があることです。明確に閉鎖期間が決まっているかは不明ですが、おおよそ毎年11月下旬-3月下旬頃まではシャッターが降りて一切利用できません。

2月末から3月頃ともなると千曲川サイクリングロードは走行可能な気象条件になっていることが多いので、特に春先はあまり当てにしない方が無難だと思います。

壁面にはサイクリングロードの案内地図があります。
バイクスタンドも木製のものが2台も完備されています。

フロントシングルについてのあれこれ

今回新しい自転車はフロントシングル仕様にしました。通常ロードバイクのフロントギアは大きいギアと小さいギアの2枚構成になっていることが多いですが、それが1枚のみという仕様です。

フロントシングルを検討したきっかけ

元々当初はいわゆるコンパクトクランク(アウター50T・インナー34T)のロードバイクに乗っていたのですが、軽い方はともかく重い方のギアは全く出番がなく、何となくもったいなさを感じていました。

そこでパーツが寿命を迎えたタイミングでチェーンリングを更に小さめ(アウター46T・インナー34T)とし、スプロケット(後輪のギア)も大きめのものに変更して全体的なギア比を小さめに設定していたところでした。

それでも大きい方のギアはそれほど出番がなく、この際ギア構成を本当に必要最低限にできないかということでフロントシングル仕様の検討に至りました。

ギア構成

直前まで使っていたギア構成と現在のギア構成を比較するとこのような形になります。

以前の構成(スギノOX901D Classic 46T/34T + CS-R8000 14-28)

R14R15R16R17R18R19R20R21R23R25R28
F463.293.072.882.712.562.422.302.192.001.841.64
F342.432.272.132.001.891.791.701.621.481.361.21

今回の構成(RIDEA Road Elliptic Ring38T + CS-R7000 11-32)

R11R12R13R14R16R18R20R22R25R28R32
F383.453.172.922.712.382.111.901.731.521.361.19

フロント側は1枚になりましたが、スプロケットのギア比がかなりワイドレンジになったので、ギア段数は実質半減ながら最小ギア比と最大ギア比は大体同じという構成になっています。

その分、途中のギアは1段変速するごとに以前よりギア比が大きく変わる設定になっています。折れ線グラフにしてみると分かりやすいです。

赤が以前のアウターの比率、黄色が以前のインナーの比率です。青が今回の構成ですがちょうど以前のギア比の間を結ぶような傾斜になっていることが分かります。5-8枚目の変速幅を大きくすることでつじつまを合わせている感じです。

フロントシングルに伴うトラブルはないのか

続きを読む

善光寺街道 麻績宿跡

西日本方面から松本市を経て長野市に至る善光寺街道の麻績宿跡を見て来ました。現在の麻績村にあります。麻績村は”おみむら”と読み、長野県の難読地名クイズなどでは良く出題される地名です。

位置的には篠ノ井線の聖高原駅、長野自動車道の麻績ICのすぐ近くです。県道12号沿いに宿場が広がっていたようです。

麻績宿の中心部です。
案内看板です。

一つ松本寄りの青柳宿同様、宿場としては比較的コンパクトだったことが分かります。それでも要人向けの宿泊施設である本陣や、宿場間の通信を担う機能、通行者の検問を行う機能など宿場としての一通りの機能が揃っていたことが見て取れます。

上の写真は本陣跡で、現在はコミュニティ施設のような形で使われているようです。

県道12号沿いに立ち並ぶ建物です。歴史を感じさせる構造の建物も残っています。

宿場と直接関係ないですが、宿場跡手前にあるかなり年季の入った道路案内看板です。フォントが独特のものに見えます。

中野陣屋前広場公園公衆トイレ

中野市の市街地はお手洗いの選択肢が豊富です。そのうち一番充実していると思われる中野陣屋前広場公園のお手洗いを紹介します。

中野市役所や信州中野郵便局などが面している中町通りという大通り沿いにあります。

男女別
小便器2
個室洋式1
多目的
新しめのきれいなお手洗いです。

ちなみにこの中野陣屋ですが、明治維新直後に発足した中野県という県の県庁所在地だったそうです。管轄する地域は現在”東北信”と呼ばれている地域だったとのことです。

陣屋跡は建物が復元され、郷土資料館となっています。

そんなわけで明治時代の初期は東北信における行政の中心地だったそうなのですが、江戸時代から明治時代の移行期に長野県内で頻発した世直し一揆の標的となり県庁は全焼し、結果県庁は善光寺門前に移設することになったとのことです。

以前明治維新直後に存在した”熊谷県”に関する調べ物をしましたが、廃藩置県前後の行政域の移り変わりは調べてみると結構面白いものです。

Ritchey ロードロジックの感想

新しいRitchey ロードロジックをさっそくある程度試運転できたので、感想が新鮮なうちにまとめておきたいと思います。完全に主観の感想です。

長野市大岡のENEOS大岡SSです。県道12号などを使ってできるだけ様々な場面での試験をしました。

発進・平坦区間の走行

発進からある程度の速度に乗るまでの加速の良さは非常に特徴的で、ほぼ同じギア比、同じ感覚で入力をしているのに予想外に大きい出力が引き出されてくる感覚があります。短時間である程度の速度まで加速できるのでなかなか気持ちが良いです。

一定速度で平坦区間を走行する場面でも発進時ほど印象的ではないですがスイスイ走ってくれる感触があります。

ハンドリング

前任のオニキスさんはフロントフォークがストレートタイプで、しかもステムを短くしていたのでかなりハンドリングがクイックでした。

今回はフォークが曲がっているタイプで、オフセットがついたのでハンドリングがマイルドになるのではないかと予想していました。しかし実際に下りのつづら折りなどを走ってみると感覚的にはそれほど大きな変化は感じませんでした。

予想していた性能とは少し違いましたが、ほぼ同じような感覚で操作できるのでまずまずというところです。

登り・下り

鉄製でどうしても重量はかさむので、登り坂のパフォーマンスは気になるところです。実際に試してみたところ、意外に6%くらいまでの勾配なら推進力の大きさもあってかそれほど違和感なく走行することができました。

しかしながら7-8%以上になるとやはり少々重量感は感じました。前任と比べると登りは少々苦手分野かもしれません。

ちょっと宿題になっているのがギアの選択で、急勾配の区間で軽いギアを使ってダンシングすると少々空回りするような印象を受けました。多少重めのギアを使った方が効率良く走れるのかもしれません。

下りについては特筆するほど良い点・悪い点は見当たりませんでした。後述しますが振動吸収性が実は良いので、その点において多少の安心感を持って走行できる感覚はありました。

振動吸収性

カーボンフレーム比で厳しくなるかと思いきや、予想外に良かったのが振動吸収性です。確かに振動自体は若干大きく感じるのですが、振動が鋭くなく鈍い感じになるので身体にやさしく感じます。

ロードロジックはフロントフォークのみカーボン製なので、フレームの設計もさることながらフォークも振動吸収に役立っているのではないかと思います。

まとめ

まとめると、入力した際の推進力が大きいことが一番印象に残る特徴です。私は非力なのもあってずっと回転力重視で出力を稼ぐスタイルで走っていたのですが、この推進力を活かすには乗る人が多少トルク重視にモデルチェンジしてみても良いかもしれません。

意外に優れた点は振動吸収性で、これはタイヤやチューブの組み合わせを工夫することで、更に快適なセッティングにすることができるのではないかと思います。

鉄製ということでちょっと今風ではないかもしれませんが、数値に表れない気持ちよさ・楽しさという点では優秀なフレームだと思います。大事にしたいと思います。

長野電鉄屋代線 雨宮駅跡

屋代-須坂間を結んでいた長野電鉄屋代線の雨宮駅跡を見て来ました。屋代線は長野電鉄の創業当時の路線とのことですが、2012年4月に廃止となってしまいました。

駅前には更地が残るのみでしたが、唯一駅の痕跡が感じられるのはこの”雨宮駅前駐輪場”でした。

駅至近の踏切跡です。レールは撤去されていますが縁石に踏切っぽさを感じます。

踏切横の柵も鉄道でよく見るスタイルの柵です。

少々寂しい雰囲気でしたが、所々にうっすら痕跡が感じられて興味深い探訪となりました。Googleストリートビューでこの付近を見ると偶然にも2012年6月時点の状況がアーカイブされているので、廃線直後の様子を見学することができます。

上田市・千曲市広域シェアサイクル社会実験

千曲市総合観光会館に立ち寄ったところ、ずらっとシェアサイクルが並んでいることに気がつきました。

これは上田市と千曲市が共同で行っているシェアサイクル社会実験なんだそうです。

上田市・千曲市広域シェアサイクルWebサイト

[docomoサイクル]

シェアサイクルの仕組みはdocomoサイクルのもので、上田市のポートと千曲市のポートを1エリアとした広域シェアサイクルとして設定されているのが特徴です。首都圏などでdocomoサイクルを既に利用している方は会員登録の必要がないので便利だと思います。

料金は1時間110円で、1日パスは1,650円と1日パスがお得な設定になっています。ポート位置は上田市側は市街地重視、千曲市側は駅前を重視という感じで配置されています。

駅で降りて自転車を借りて移動できるので観光に重宝しそうです。千曲市・上田市とも観光スポットが必ずしも駅に近いとは限らないので、自転車併用だと行動範囲が広がって楽しそうです。電動アシスト自転車なので多少の坂であれば楽に登れそうです。

あるいは広域展開のメリットを活かして千曲川サイクリングロードの上田市-千曲市区間を走ってみたいという場合にも便利な仕組みではないかと思います。上田市側で借りて千曲市側に返すという片道運用が可能なので、ルート設計は相当柔軟です。

まだ長野県内はシェアサイクルがそこまで普及していませんが、今後こういった取り組みが増えると良いと思います。

新型自転車

というわけで10年越しに自転車が交代になりました。今回は前任からパーツの一部が流用される関係上、全部のパーツをバラバラに購入して組み立ててもらう方式を採用しました。

制作のコンセプトとして、

  • 乗る人間・運用される環境と調和が取れていること
  • 構造が複雑すぎず、耐障害性が高いこと

を念頭に置いて構成を考えました。

新型コロナウイルスの影響なのか世界的に自転車本体や自転車パーツが不足しており、部材の入手には難儀しました。自転車屋さんと相談しつつ在庫のあるものやワケあり品などをうまく組み合わせて完成となりました。

フレームについて

フレームは今回アメリカのRitcheyというメーカーの”ロードロジック(2019-2020モデル)”となりました。前任のオニキスさんはカーボン製でしたが、今回の自転車は鉄製です。

素材的には新しい素材から古い素材に先祖返りしましたが、鉄製の自転車の性質に興味があったので選んでみました。歴史のある素材なので耐久性にも期待したいところです。

フロントシングル

今回の構成のポイントはチェーンリング(前側のギア)です。通常、ロードバイクには大きいギア(歯数50前後)と小さいギア(歯数)の2種類がついていることが多いですが、歯数38のギアを1枚だけ装着という設定にしてあります。

このイレギュラーな構成の理由としては単純に私が非力なので大きいギア比が必要ないというのと、長野県が山がちなので大きいギア比の出番が少なく感じたためです。

チェーンリングを1枚にするとチェーンリングの他、フロントディレイラー(前側の変速機)、変速用のワイヤー1本が不要になるので、多少の軽量化にも貢献しています。

コンポーネントについて

そのほかのコンポーネントはR7000シリーズのShimano105コンポーネントを中心に装備しています。ブレーキについてはリムブレーキにしました。ロードロジックにはディスクブレーキ仕様もあり、そちらも選択肢には入っていたのですが、構造の単純さや輪行のしやすさを重視して従来型のリムブレーキにしてあります。

ワケあり品

前任のオニキスさんにも謎のシクロクロス用フロントディレイラーがついていましたが、今回の自転車もクランクアーム・シートポスト・サドルはお店から提案のあったワケあり品です。クランクだけコンポーネントのグレードが違うのはそのためです。

ハンドル周辺の部品とホイールについては前任からの流用品です。

ちょっとキワモノですが

クランクとチェーンリングのバランスを筆頭に見た目のツッコミどころはまあまあありますが、利用スタイルに応じた適切な構成になったのではないかと思います。実際にツーリングに投入してみての感想などもまとめていきたいと思います。