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篠ノ井橋-平久保橋間の堤防工事は2026年2月末まで

2019年の台風災害で千曲川沿いでは大きな被害が出ました。その後各所で復旧工事やより水害に強い堤防を作る工事が行われています。工事の多くは完了していますが、今でも千曲川右岸側の篠ノ井橋-平久保橋間では堤防工事が続いています。工事に伴って歩行者や自転車も含めて堤防上は全面通行止めとなっています。

この区間は右岸側が千曲川サイクリングロードの一部なので、サイクリングロードを走る場合は並行する長野県道77号にう回する必要があります。長らく工事をしているのでう回をするのが常態のような感覚です。

久々に現地の様子を見に行ってみたところ、工事の工期は2026年の2月27日までとの看板が立っていました。今シーズンは引き続き全面通行止めが続きますが、2026年の自転車シーズンには改めてサイクリングロードを通行できる環境が整いそうです。

Garmin Venu3で自転車の走行を記録する

普段使っているサイクルコンピューターがファームウェアの不具合で一時的に使えなくなってしまったので、代わりにライフログ用に使っているGarminのVenu3で自転車ツーリング時の走行ログをとってみました。

Venu3は単独でGPSログを取得できるほかに心拍計も備えています。これに加えて、Ant+に対応したセンサーとペアリングすることでセンサー情報も記録できるので、走行ログをとるだけであればサイクルコンピューターと同様の機能を持っていることになります。

センサーの追加方法

センサーをVenu3とペアリングする場合は設定画面の”アクセサリー”を開き、”追加”を押します。その上で周囲に動作中のセンサーがあれば自動的にペアリング候補に挙がってくるので、センサーを指定してペアリングを確定するだけです。センサーが動いていないと認識してくれないので、スピードセンサーやケイデンスセンサーは手で回すなどして動作させておく必要があります。

アクティビティを開始するときには各線サーの動作状況もアイコンで示されるので、センサーの動作開始を確認した上でアクティビティを開始すればOKという流れになっています。

実際にとってみた記録の一部がこちらです。GPSの精度も良く、利用には何ら問題ないという印象です。

ただあくまでも記録という意味で問題ないだけであって、やはり走行中にセンサー情報が見られるサイクルコンピューターがあったに越したことはありません。

wahooの対応は近日中に完了の見込み

今回Venu3でログをとることになった原因であるwahoo製サイクルコンピューターのファームウェアに関わる問題ですが、情報がアップデートされていました。

ELEMNT, BOLT 1, and ROAM 1 GPS data and ride recording issues — August 17 and later

[wahoo fitness]

ファームウェアの問題については特定され、現在修正版のテスト作業に入っているということです。3日程度でテストが完了し、修正版がリリースされるということなので次の週末には改めてwahooのサイクルコンピューターが使えるようになっているのではないかと思います。

wahooの第1世代サイクルコンピューターでGPSの問題が発生中

先日珍しくwahooからファームウェア更新によるトラブルを伝えるメールが届いていました。どうも直近のファームウェアアップデートにより第1世代のサイクルコンピューター(Elemnt・Elemnt BOLT・Elemnt ROAM)でGPSの軌跡が正しく記録されない問題が起きたようです。

ELEMNT, BOLT 1, and ROAM 1 GPS data and ride recording issues — August 17 and later

[wahoo Fitness]

上の記事が今後随時アップデートされていくようです。

この問題は実際に私のElemnt BOLT(第1世代)でも発生しており、直近のツーリングでも一部GPSのログが直線的に飛んだような記録になっているところがありました。最初は太陽風等々でGPSが不調だったのかと思いましたが、サイクルコンピューター自身のトラブルでした。

トラブルの緩和策としてスマートフォン用のwahooアプリで記録を行う方法が案内されています。

問題が起きているのはGPSだけのようなので、GPSの記録はスマートフォンのアプリか、あるいはGarminのVenu3で行ってみようかと思っています。Elemnt BOLT自体は自転車に搭載し、センサー情報を見るためだけに使おうと思っています。

真夏の(元)白馬長野有料道路

大町方面に自転車で出かけたので、2025年の2月に無料化された白馬長野有料道路の歩道部を通っていきました。無料化された直後は料金所の撤去など変化があったのでしばしば通っていたのですが、久しぶりの通行となりました。

歩道部は結構背丈の高い雑草が茂っており、少々通行に難ありな感じでした。完全に放置されているわけではなさそうに思いましたが、かつてに比べるとメンテナンスの頻度が下がっているのかもしれません。

左の方に避けないと草に突っ込んでしまいそうな状況です。

今回エントリを書いていて思いましたが、今後この(元)長野白馬有料道路をどう呼んだらいいのか少々悩みました。現在は長野県道路公社ではなく、長野県の管理になっていて路線としては県道31号のバイパス路線という取り扱いになると思います。かといって県道31号バイパスというのもちょっとしっくりこない感じがするので悩みます。

自転車のリムを手動工具で切断する

古くなった自転車のリム(アルミ製)を廃棄することにしました。そのままだと輪っか状でサイズの都合上廃棄できないので、4分割にしました。

切断するのに工具が必要になりますが、電動工具のような強力なものは持ち合わせていません。そこで今回はホームセンターで以前購入したパイプカッターを使用して切断しました。

自転車のリムの断面は真円ではないので、通常のパイプ切断のようにパイプカッターをかけた状態でパイプカッターを回転させることはできません。しかし、リムの面に対してパイプカッターを小刻みに往復させることでも切断ができました。

というわけで一気に全周を切断しようとせずに、下の断面図画像の赤の辺と青の辺を別のセクションとして考え、左右それぞれで4つの辺に分けて切っていくとやりやすいと思います。

パイプカッターが通らないところもあるので、そこは補助的にノコギリを使用するか、またはリム自体をひねるなどして金属疲労で切り離してしまいます。

上の写真で言うと赤の辺部分を切断した様子です。

アルミ材なので最初から金属も切断できるノコギリで切る方法もあるとは思いますが、結構な騒音が発生するのと切りくずの処理が大変です。パイプカッターを使うと多少の破片は出るものの、音の問題はかなり軽減できるのではないかと思います。

タルタルーガの後輪ブレーキの効きが悪い問題

最近タルタルーガの後輪ブレーキの効きが今ひとつだったので気になっていました。掃除がてら車輪を外して点検してみると、ブレーキのアーチがしっかりとフレームに固定されていませんでした。

走行する過程で徐々に緩んでしまったか、または輪行の時に横方向の力が加わってネジが緩んでしまったのではないかと思います。

5mmの六角レンチで増し締めして解決となりました。車体の微妙な異常に注意を払っておくこと、また自分でできる範囲の点検やメンテナンスをしておくのは大切だなと思いました。

飯綱湖

暑いのでもっぱら自転車で出かける先が戸隠や飯綱高原になっています。県道404号でバードライン方面に上っていく途中に飯綱湖という湖があります。

パッと見は自然湖のような雰囲気もありますが人工のため池なのだそうで、元々は上一ノ倉池という名前だったそうです。いつ頃からあるかは定かでないですが、軽く調べてみた感じでは戦前から存在するようでした。

ため池ながらヘラブナ釣りができることで有名なのだそうで、北側の湖岸には釣り師が腰掛けるへら台が多数設置されていました。ここは標高が1,000m以上あるので、真夏であっても比較的快適に釣りができるのではないかと思います。

飯綱高原の道路補修

2-3週間前に通ってずいぶん路面が痛んでいる感じのした飯綱高原の道路ですが、つい先日通りがかったところ特にダメージの大きいところについては応急補修がされていました。

ヒビや穴だけなんとなく埋めるのではなく、痛んだところを丸ごと覆うような補修になっていたので状況は大分良くなったのではないかと思います。

旧戸隠バードラインの寸断区間

地附山の土砂災害

毎年7月になると長野県北部では1985年に発生した地附山土砂災害のニュースが報道されています。地附山は長野市中心部から北方向にちょっと離れた場所にあります。地理的には善光寺の裏の山くらいのイメージです。

この山では1985年に大規模な土砂災害が発生して、山の麓にあった老人ホームでは死者が出るなど、非常に大きな被害が発生したそうです。

災害前、地附山の山腹には戸隠バードラインという長野県が建設した有料道路があったそうです。飯綱高原や戸隠方面への短絡路として活用されていたそうですが、この道路の建設と建設後の管理不備が土砂災害の原因になったということです。

結局、災害後も戸隠バードラインは再建されることなく、土砂災害の跡地は防災メモリアル公園という砂防について学べる公園になっています。

[国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスを基に作成]

上の2枚の空中写真は1976年と2010年時点で地附山のほとんど同じ箇所を撮影したものです。1976年のものはつづら折りに下から左上方向に道路が延びているのが分かります。右は道路の痕跡のようなものは見えますが、跡地が公園になっているので道路は確認できません。

戸隠バードラインのその後

道路の方はというと自動車の場合は通称”七曲がり”という難所を含む古道の戸隠道を利用するか、または長野オリンピックに合わせて整備された県道506号(浅川ループライン)を利用するのがポピュラーです。

地附山部分の戸隠バードラインは不通になっていますが、地附山の頂上付近以降の区間については県が無料開放し、前述の戸隠道と接続する形で今でも利用されています。今でも通称はバードラインと呼ばれており、地元の方にも”バードライン経由で戸隠に行った”などと言えば通じます。

今回はこの戸隠バードラインの無料開放区間の終わりを訪問してみました。

戸隠バードラインの寸断地点

こちらが戸隠バードラインが昔の戸隠道方面に分岐する地点です。この写真の位置から右折すると問題の七曲がりという難所を経て善光寺の付近に降りることができます。

旧バードラインの区間を進んでいくとゲートが見えてきます。徒歩でトレッキングコースとしての利用は可能らしいのですが、自転車含めて車両の通行は禁止されています。

このゲートのところから右折すると長野市営の斎場があります。また、大峰城というお城の跡があるということです。

蝶の博物館の古い看板があります。帰ってきてから調べて判明したのですが、どうも大峰城趾の復元天守閣の内部が蝶の博物館として利用されていたようです。建物自体は現存するそうですが、現在は営業しておらず中に入ることはできないらしいです。

元有料道路とは言っても開通は1964年のことなので、2025年の基準からすると道路は少々手狭に感じます。

リムブレーキ用ホイールが市場に出回っていない問題

今年初めの定期点検で自転車屋さんから「リムが摩耗しているのでそろそろホイールを組み直すか交換が必要」という話を聞いていました。その時はどうするか決めないといけないな、と思った程度でしたが、最近そのことを思い出してネットのECショップなどを調べてみました。

するとリムブレーキ用のホイールがもうあまり販売されていないことに気がつきました。

ロードバイクのホイールは現在ディスクブレーキという車輪の回転軸に取り付けた円盤を挟んで制動力を得るものが主体になっています。自動車・オートバイや電車の台車などでも使われている方式です。

一方で私の自転車はリムブレーキという車輪の外周部分を挟んで制動力を得る方式です。一般的な自転車の前輪でよく使われている方式です。

リムブレーキです。よく見る車輪そのものを左右から挟む方式です。

双方には互換性がないので、車体がリムブレーキ用の車体の場合はホイールもリムブレーキ用のものを選択する必要があります。

取れる選択肢

  1. リムブレーキ用の完組ホイールをなんとか探してきて交換する
  2. ホイール用の部品をバラバラに新規調達し、自転車店で組み立ててもらう
  3. 既存ホイールの回転体部品を流用し、自転車店で組み直してもらう

一般的にロードバイクのホイールはすでに組み上がっているものを購入することが多くなっています。こういうタイプは完組といいます。私の自転車は自転車店で製作してもらったもので、こちらは手組と言われています。

簡単なのは選択肢1の既製品の新品で交換することですが、パッと見た感じ全然リムブレーキ用のホイールがないので、難しいかもしれません。自転車屋さんから問屋さんに当たってもらえば発見できるかもという期待は持てます。

選択肢2は実現可能性としては問題なさそうですが、部品選定が少々難しそうに感じます。全体的に割高になりそうな予感もあります。

手組の場合分解して組み直しができるので、選択肢3は手組ならではの解決策です。一番安上がりにリニューアルできそうですが、流用される回転体部分は10年使用しているので大丈夫なのかという不安はあります。

しっかりしたものに入れ替えたい

今後リムブレーキが再度見直されるようなことがあるかが不透明なので、ここで導入するホイールは耐用年数を重視してしっかりしたものにしておきたいところです。

それにしても今のロードロジックに乗り始めたのが2021年のことでまだまだつい最近と思っていましたが、規格の主流が移り変わったせいで気がついたら旧車を大事に乗っているような情勢になってしまい少々困っています。

夏の大望峠

少々久しぶりに戸隠と鬼無里をへだてている長野県道36号の大望峠を訪問しました。気に入っている場所なのですが、県道36号の鬼無里側で工事が行われていることが多いために最近足が遠のいていました。2025年7月時点でも要所で工事はしていますが、大型車両通行止めなどの規制なので自転車で走行する分には問題ありません。

峠の頂上です。展望台は本線からちょっと道を入った先にあります。公衆トイレとダイドーの自販機が健在なのがありがたいです。

こちらが展望台です。いつも賑わっていますが訪問したときは時間がちょっと早めだったこともあり私だけでした。

こちらが正面の鬼無里方面です。夏なので少々空気がもやっとしています。とはいえ夏特有の緑の鮮やかさはなかなかのものです。

対照的なのがこちらの戸隠山方面です。戸隠山方面は結構な高確率で雲がかかっており、山容が見られることがそんなに多くない印象です。

久々に走ってみた感じとしては、戸隠宝光社から大望峠間の路面が相当荒れていて以前より走行するのが大変に感じました。徐々に改良や舗装の修繕も行われている様子ではありますが、場所によっては未舗装路に戻りつつあるような場所もあって心配です。

このルートはJapan Alps Cycling Routeに含まれているルートでもあるので、もう少し自転車でも走行しやすい路面状況になると良いと思います。