信濃町にある国道18号の跨線橋です。新旧の跨線橋が並んでいる珍しい構造です。

旧橋の方は現在は歩行者専用道路となっています。橋の上から北しなの線の線路がよく見えることから、鉄道の撮影スポットとして人気があるようです。


旧橋はいつ竣工したものか分かりませんが、雰囲気から見てかなり古そうな印象です。形式としてはトラス橋の中でも曲弦プラットトラスという形式に属するようです。旧橋の方は何となく意図的に残してあるように見えるので、細かいスペックが気になる橋りょうです。
今年度の長野県の観光キャンペーンは”アウトドアカルチャー”に照準を合わせての展開ということで、先日行われた県の記者会見では長野県を一周する自転車ルートであるJapan Alps Cycling Roadの完成発表会が合わせて行われたということです。
[Japan Alps Cycling公式サイト]
この長野県一周のモデルコースは2019年頃には原型はできていたそうなのですが、細部について試走や地元の有識者との協議を重ねて、今回完成版として発表されたものだそうです。
ルートは一周すると全長900km、長野県らしく獲得標高は15,000mにもなりますが、ルート図を見る限り非常に自転車に配慮されたルート設計になっているように感じます。実際に普段私が走行している路線も大部分がルートに組み込まれています。
北信地域については千曲川サイクリングロードや白馬-鬼無里間の国道406号などがセレクトされています。松本地域では松本平の西の端を走るサイクリストに人気の山麓線、伊那谷は車の多い国道を回避して天竜川左岸側を走るようになっています。旅行などで初めて来る方でも戸惑わず安全に走れるルートになっていると思います。
以前から部分的にルートを案内する看板が設置されていましたが、また最近整備が進んだように感じます。長野を訪問する観光客も増加傾向と聞いているので、自転車旅の方も増えてくれると良いなと思っています。
いわゆる趣味のサイクリングではなく朝から自転車で出かける予定があったのですが、いざ出発の時に後輪がパンクしていることに気がつきました。
調べてみるとホチキスの針が刺さっていました。帰宅寸前のどこかで刺さり、帰宅後に徐々に空気が抜けてしまったようでした。
趣味のサイクリング中であれば修理道具でゆっくり修理して再出発となるところですが、今回はすぐにでも出発しなくてはいけません。以前こういった緊急用にパンク修理と空気入れが同時にできるアイテムを購入していたことを思い出したので、使ってみることにしました。
マルニのクイックショットという製品です。スプレー缶のような形状で、缶の中にはLPガスと穴を塞ぐシーラント材が入っています。
刺さった異物を除去した上で付属のバルブアダプターをチューブのバルブに取り付け、スプレーの中身を吹き込むと、シーラント材で穴が塞がると同時に、スプレー内のガスである程度空気の充填もできるというものです。
今まで1回も使ったことがなかったので一か八かで使ってみましたが、製品の狙い通り空気穴は塞がり、空気も最大とは言わないまでも走行に十分な量は充填されたようでした。
今回のように、取り急ぎ直ちに走行性能を回復して再出発したいという場合にはとても助かるアイテムに感じました。通勤や通学に自転車を使う方は、1本持ち歩いても良いのではないかと思います。パンクの状況次第という部分もありますが、一般的な貫通パンクであれば5分とかからずに復活が可能です。
ただし説明書にもあくまで一時的な走行性能の回復を狙った製品で、早い段階で本修理を行ってほしい旨が記載されています。その後も長距離の行程が控えている場合などにはあまり向いていないアイテムだと思います。
使う場面が製品の想定に合致すればとても頼もしい製品だと感じました。
久々に上田市の塩田と言われる地区を東西に横切る、県道82号を自転車で走ってみました。この路線は以前Youtube動画としても投稿しましたが、動画撮影当時に供用されていなかった柳沢バイパスというバイパス路線が通行できるようになっていました。
北側に飛び出しているのが柳沢バイパスです。道路線形のことだけを考えると現道の方が優れているように見えますが、現道は幅がそれほど広くなく、道路沿いに人家も多いので拡幅の余地がないようです。
そのため人家の密集地を大きく避ける形で柳沢バイパスが計画されたようです。
若干の勾配も付いていて、さながら自動車のCMで使われるような美しいカーブを描く道路が開通していました。バイパスの延長自体は1.3kmほどですがおすすめの快走路となっています。
千曲川左岸側の国道117号(旧道)側を自転車で走っていたところ、気になる工事の案内を見つけました。
笠倉壁田橋という橋の工事のようです。結構立派な道路が既にあったので、先を見に行ってみました。
道路の先は斎場で、橋の工事現場まで行くことはできないようでした。
位置関係で言えば千曲川に架かる橋になりそうですが、右岸側は急な崖のような地形だったはずです。本当に橋が架かるのか気になったので写真だけ撮影して帰宅後に調べてみました。
工事中の橋は確かに千曲川に架かる橋で、右岸側の県道500号(豊田中野線)の延長線上にあるようです。
今時新規に架橋というのも珍しく感じますが、この近くの橋は上流側が県道505号(上今井橋)、下流側が国道292号(古牧橋)で、橋の間は7-8kmほど離れています。千曲川左岸側の中野市豊田地区(2005年まで豊田村)から見ると、どっちに行っても橋が遠いために右岸側にある中野市中心部へのアクセスがあまり良くなく、県道500号の延伸は長年の懸案事項だったようです。
恐らくこの赤線のようなイメージで川を渡る道路が開通するものと思われます。
工事自体は2023/10/31までということで、最終的にどんな感じになるか要注目と言えそうです。国道117号の旧道は現状ではほとんど車が通らないのでツーリングに重宝していたのですが、橋が供用開始になると車の流れに変化がある可能性があります。この点も気をつけておきたいと思います。