自転車」カテゴリーアーカイブ

半過岩鼻の県道開通記念碑

上田 道と川の駅の隣にある半過岩鼻は千曲川沿いに奇岩がそびえ立つ名所です。現在は国道18号のバイパスがトンネルで岩山を貫通しており交通は便利になっていますが、このトンネルができたのは2010年の話で、それまでは岩山の直下を道路が通っていたそうです。

この道路は廃道となったものの、近くに立派な石碑があって気になっていたので見て来ました。

石碑の内容は半過岩鼻直下の県道が開通したことを記念するものでした。石碑によれば当時は千曲川左岸側の道路はこの道しかなく、河川の氾濫などで交通が寸断されることも多く地域住民は困っていたそうです。

そこで周辺の町村から郡当局に寄付行為の許可を申請し、周辺市町村の協力も得て1914年から1933年という約20年に及ぶ工期を経てついにこの道路が開通したとのことです。

碑文の説明文がありました。

当時の道路はロックシェッドが残るのみとなっています。道路の変遷はこういった背景が後から追えることが多いので、調べてみると面白いものです。

大望峠公衆トイレ

鬼無里と戸隠の境にある大望峠にも公衆トイレがあります。

写真から右手の道路に入ると大望峠の展望台です。左手の建物が菅谷地というバス停で、バス停と併設の公衆トイレがあります。

トイレの入口です。
男女別×
小便器×
個室和式1
多目的×

峠の頂上ながら公衆トイレがあるのはとても助かります。意外に戸隠-鬼無里周辺はお手洗い事情が良好です。

旧北国街道(小諸-東御)

現在小諸-東御間の移動においては国道18号がメインルートとなっていますが、この区間は国道に並行する形で旧北国街道の跡がきれいに残っています。

正味5kmくらいの区間です。当時の宿場で言うと小諸の次は東御になるので道路沿いに宿場の跡はありませんが、ところどころ歴史を感じさせる立派な建物も見られます。

雰囲気は良い感じの道路なのですが、写真の通り道路幅が狭く、左右からの交通のケアがかなり難しい道路です。

東御市辺りから千曲川上流方向に移動する際の自転車向きルートとしてどうかと思っていたところでしたが、常用するには危険が多そうなルートです。

鬼無里のe-bike

鬼無里の中心部にある旅の駅鬼無里に立ち寄ったところ、最近よく見かけるe-bikeの貸し出しが開始されていました。

パナソニックのXU1というモデルが2台配備されているようです。調べてみるとこの形式はアシスト状態で60kmくらいの航続能力があるようなので、鬼無里周辺の散策には十分なスペックと言えそうです。

さすがに白沢洞門や大望峠まで行くかと言われると微妙なところかもしれませんが、鬼無里の湯や奥裾花ダムあたりまでなら行ってみると面白そうな感じです。

ヘルメットの貸し出しもしているとのことなので、手ぶらで行っても問題ないようです。

鬼無里に限らずですが、最近長野県内では貸し自転車、特にe-bikeの整備が各地で行われているような感じがします。

戸隠バードラインの横の道

長野市街から戸隠神社方面に向かうときに利用する戸隠バードライン(県道506号)を走っていると、一部区間で車道と並行して1車線分くらいの幅の道が並行しています。

何の道路なのか気になっていたのですが、調べてみたところこれは戸隠道と称する昔の道路なんだそうです。

戸隠道は大ざっぱには善光寺から飯綱高原(大座法師池)、一の鳥居(長野カントリークラブ付近)を経て戸隠神社に向かうルートだったということです。

現在でも善光寺からバードライン入口までの区間は車道として利用されているほか、一の鳥居から奥社まで続いている古道はトレッキングコースとしても人気があるとのことです。

自転車向きではないように思えますが、一の鳥居からのルートはスタート地点までバス移動もできますし、なかなか楽しそうに思えます。

ルート上には古い道標が残っている場合もあります。
右は”ざい○○みち(?)”左は”戸隠山 きなさ”と読めます。

CATEYE RAPID5が勝手に消えるトラブルの対処

自転車のテールライトとしてCATEYEのRAPID5を使っています。赤いLEDが5個ついており、点灯状態でも15時間持続するという非常に頼もしいスペックのテールライトです。

使っているうちに点けていたはずのライトがいつの間にか消えていることが多くなってきたので、異常な点がないかチェックしてみました。

電池ホルダーを確認したところ、電池の+極と接するバネ状の電極が潰れてしまっており、電池ホルダーに多少の隙間があることが分かりました。

青い部分が問題の電極です。本来であれば下のようになっていなければならないところ、上のような状態になっているのではないかと推測しました。

RAPID5は物理的なスイッチで電源ON状態を維持できないので、1回電源を入れた後に走行中の振動などで電池ホルダーに隙間が空いて電源がOFFになってしまったものと思われます。

電極のバネを元に戻してあげれば電池にしっかりテンションがかかり、振動にあっても隙間が開かなくなると思ったので先の細いドライバーで電極を曲げてみました。

作業前後はこのような形です。

作業後に電池を入れてみるとかなりしっかりとした抵抗があるので、これであれば簡単には電源がOFFにはならないと思います。これで様子を見てみたいと思います。

白馬長野有料道路を自転車で通る

長野市と大町・白馬方面を結んでいる県道31号には白馬長野有料道路という有料のバイパス路線があります。この道路は軽車両でも通行できます。

ここしばらく国道19号篠ノ井小松原の通行止めで県道31号と国道19号で大町・白馬方面と長野市街が行き来しづらくなってしまいました。

この有料道路を使うと長野市中条から比較的信州新町寄りの地点に出られるので、ここから県道384号(安庭→茶臼山)か、多少南下して県道70号(久米路峡→信更町)で行き来できないかというのが今回のもくろみです。

道路の状況

白馬長野有料道路はほとんどの区間が日高トンネルという約1.1kmのトンネルで占められています。トンネルは自転車の苦手分野ですが、幸いこの日高トンネルは片側にだけある程度の幅の歩道(?)があります。

中条側の坑口です。

この手のトンネルの歩道部はガラス片が散らばっていたり、砂が浮いていたりして歩道とは言え自転車で通行するには難があることが多いです。しかしながらこの日高トンネルの歩道部は非常にきれいで、自転車でも安心して通ることができます。

明らかに掃き掃除をしてくれているのではないかと思います。

中条側から見て安庭方面へはトンネル全体が-2%程度の下り勾配なので、通行する場合はスピード超過に注意が必要です。当然ながら前後のライト点灯も必要です。

車道通行もルール上不可ではないと思いますが、上の写真の通り中央線上にポールがあるのでやめておいた方が良いと思います。

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奥裾花大橋 (2021/10/16)

鬼無里も紅葉の季節が近づいているので、奥裾花大橋まで様子を見に行ってみました。

まず谷の辺りはこんな感じで、色づきはじめというにもまだ早いくらいの感じでした。

100mくらい標高の高い奥裾花大橋ではこんな感じで、一応色はついていますが鮮やかな感じではありませんでした。今年の紅葉は平年よりは少し遅めらしいです。

奥裾花大橋ではいつも奥裾花自然園の状況を看板で確認することができます。春先はミズバショウの開花状況、秋は紅葉の状況といった具合です。

今年の奥裾花自然園は11/7まで開園しているそうです。

麻績IC前の国道案内標識

麻績村にある長野自動車道麻績ICの前には両方向とも国道403号の案内標識があるのですが、珍しいフォントが使われているようで毎回通る度に気になっています。

数字部分が全体的に角張っているような印象を受けます。特にゼロは四角形に近い形状で、特徴があります。

通り過ぎるのは毎回一瞬なので、一つ先に出現する案内標識の写真も撮影してみました。

こちらはよく見かける雰囲気のフォントです。麻績IC前の標識は特に古いわけでもなく、何ならかなり新しい部類に見えるので、なぜあまり見かけないフォントを採用しているのか気になります。

白沢洞門付近の矢羽根表示

国道406号を鬼無里から白馬方面に走っていたところ、以前はなかった道路端の矢羽根表示が施工されていることに気がつきました。

最初見たときは安全確保目的かと思いましたが、交通量の多い道路ではないのでちょっと違う気もしました。

気になったので帰ってきてから色々調べ物をしていたところ、国土交通省が指定する”ナショナルサイクルルート”の指定要件の一つにこういった分かりやすいルート表示があることが分かりました。

この国道406号の鬼無里-白馬間は長野県が定めている”Japan Alps Cycling Road”の一部を構成しています。 ”Japan Alps Cycling Road” の設備面を充実させ、将来的にはナショナルサイクルルートに指定されることを目指しての取り組みなのかもしれません。

旅行で訪問した時などもこういったハード面の整備を見ると「ここは自転車活用に力を入れているな」という印象が伝わるので、アピールとしても良いのではないかと思います。