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Ritchey ロードロジックの感想

新しいRitchey ロードロジックをさっそくある程度試運転できたので、感想が新鮮なうちにまとめておきたいと思います。完全に主観の感想です。

長野市大岡のENEOS大岡SSです。県道12号などを使ってできるだけ様々な場面での試験をしました。

発進・平坦区間の走行

発進からある程度の速度に乗るまでの加速の良さは非常に特徴的で、ほぼ同じギア比、同じ感覚で入力をしているのに予想外に大きい出力が引き出されてくる感覚があります。短時間である程度の速度まで加速できるのでなかなか気持ちが良いです。

一定速度で平坦区間を走行する場面でも発進時ほど印象的ではないですがスイスイ走ってくれる感触があります。

ハンドリング

前任のオニキスさんはフロントフォークがストレートタイプで、しかもステムを短くしていたのでかなりハンドリングがクイックでした。

今回はフォークが曲がっているタイプで、オフセットがついたのでハンドリングがマイルドになるのではないかと予想していました。しかし実際に下りのつづら折りなどを走ってみると感覚的にはそれほど大きな変化は感じませんでした。

予想していた性能とは少し違いましたが、ほぼ同じような感覚で操作できるのでまずまずというところです。

登り・下り

鉄製でどうしても重量はかさむので、登り坂のパフォーマンスは気になるところです。実際に試してみたところ、意外に6%くらいまでの勾配なら推進力の大きさもあってかそれほど違和感なく走行することができました。

しかしながら7-8%以上になるとやはり少々重量感は感じました。前任と比べると登りは少々苦手分野かもしれません。

ちょっと宿題になっているのがギアの選択で、急勾配の区間で軽いギアを使ってダンシングすると少々空回りするような印象を受けました。多少重めのギアを使った方が効率良く走れるのかもしれません。

下りについては特筆するほど良い点・悪い点は見当たりませんでした。後述しますが振動吸収性が実は良いので、その点において多少の安心感を持って走行できる感覚はありました。

振動吸収性

カーボンフレーム比で厳しくなるかと思いきや、予想外に良かったのが振動吸収性です。確かに振動自体は若干大きく感じるのですが、振動が鋭くなく鈍い感じになるので身体にやさしく感じます。

ロードロジックはフロントフォークのみカーボン製なので、フレームの設計もさることながらフォークも振動吸収に役立っているのではないかと思います。

まとめ

まとめると、入力した際の推進力が大きいことが一番印象に残る特徴です。私は非力なのもあってずっと回転力重視で出力を稼ぐスタイルで走っていたのですが、この推進力を活かすには乗る人が多少トルク重視にモデルチェンジしてみても良いかもしれません。

意外に優れた点は振動吸収性で、これはタイヤやチューブの組み合わせを工夫することで、更に快適なセッティングにすることができるのではないかと思います。

鉄製ということでちょっと今風ではないかもしれませんが、数値に表れない気持ちよさ・楽しさという点では優秀なフレームだと思います。大事にしたいと思います。

長野電鉄屋代線 雨宮駅跡

屋代-須坂間を結んでいた長野電鉄屋代線の雨宮駅跡を見て来ました。屋代線は長野電鉄の創業当時の路線とのことですが、2012年4月に廃止となってしまいました。

駅前には更地が残るのみでしたが、唯一駅の痕跡が感じられるのはこの”雨宮駅前駐輪場”でした。

駅至近の踏切跡です。レールは撤去されていますが縁石に踏切っぽさを感じます。

踏切横の柵も鉄道でよく見るスタイルの柵です。

少々寂しい雰囲気でしたが、所々にうっすら痕跡が感じられて興味深い探訪となりました。Googleストリートビューでこの付近を見ると偶然にも2012年6月時点の状況がアーカイブされているので、廃線直後の様子を見学することができます。

上田市・千曲市広域シェアサイクル社会実験

千曲市総合観光会館に立ち寄ったところ、ずらっとシェアサイクルが並んでいることに気がつきました。

これは上田市と千曲市が共同で行っているシェアサイクル社会実験なんだそうです。

上田市・千曲市広域シェアサイクルWebサイト

[docomoサイクル]

シェアサイクルの仕組みはdocomoサイクルのもので、上田市のポートと千曲市のポートを1エリアとした広域シェアサイクルとして設定されているのが特徴です。首都圏などでdocomoサイクルを既に利用している方は会員登録の必要がないので便利だと思います。

料金は1時間110円で、1日パスは1,650円と1日パスがお得な設定になっています。ポート位置は上田市側は市街地重視、千曲市側は駅前を重視という感じで配置されています。

駅で降りて自転車を借りて移動できるので観光に重宝しそうです。千曲市・上田市とも観光スポットが必ずしも駅に近いとは限らないので、自転車併用だと行動範囲が広がって楽しそうです。電動アシスト自転車なので多少の坂であれば楽に登れそうです。

あるいは広域展開のメリットを活かして千曲川サイクリングロードの上田市-千曲市区間を走ってみたいという場合にも便利な仕組みではないかと思います。上田市側で借りて千曲市側に返すという片道運用が可能なので、ルート設計は相当柔軟です。

まだ長野県内はシェアサイクルがそこまで普及していませんが、今後こういった取り組みが増えると良いと思います。

新型自転車

というわけで10年越しに自転車が交代になりました。今回は前任からパーツの一部が流用される関係上、全部のパーツをバラバラに購入して組み立ててもらう方式を採用しました。

制作のコンセプトとして、

  • 乗る人間・運用される環境と調和が取れていること
  • 構造が複雑すぎず、耐障害性が高いこと

を念頭に置いて構成を考えました。

新型コロナウイルスの影響なのか世界的に自転車本体や自転車パーツが不足しており、部材の入手には難儀しました。自転車屋さんと相談しつつ在庫のあるものやワケあり品などをうまく組み合わせて完成となりました。

フレームについて

フレームは今回アメリカのRitcheyというメーカーの”ロードロジック(2019-2020モデル)”となりました。前任のオニキスさんはカーボン製でしたが、今回の自転車は鉄製です。

素材的には新しい素材から古い素材に先祖返りしましたが、鉄製の自転車の性質に興味があったので選んでみました。歴史のある素材なので耐久性にも期待したいところです。

フロントシングル

今回の構成のポイントはチェーンリング(前側のギア)です。通常、ロードバイクには大きいギア(歯数50前後)と小さいギア(歯数)の2種類がついていることが多いですが、歯数38のギアを1枚だけ装着という設定にしてあります。

このイレギュラーな構成の理由としては単純に私が非力なので大きいギア比が必要ないというのと、長野県が山がちなので大きいギア比の出番が少なく感じたためです。

チェーンリングを1枚にするとチェーンリングの他、フロントディレイラー(前側の変速機)、変速用のワイヤー1本が不要になるので、多少の軽量化にも貢献しています。

コンポーネントについて

そのほかのコンポーネントはR7000シリーズのShimano105コンポーネントを中心に装備しています。ブレーキについてはリムブレーキにしました。ロードロジックにはディスクブレーキ仕様もあり、そちらも選択肢には入っていたのですが、構造の単純さや輪行のしやすさを重視して従来型のリムブレーキにしてあります。

ワケあり品

前任のオニキスさんにも謎のシクロクロス用フロントディレイラーがついていましたが、今回の自転車もクランクアーム・シートポスト・サドルはお店から提案のあったワケあり品です。クランクだけコンポーネントのグレードが違うのはそのためです。

ハンドル周辺の部品とホイールについては前任からの流用品です。

ちょっとキワモノですが

クランクとチェーンリングのバランスを筆頭に見た目のツッコミどころはまあまあありますが、利用スタイルに応じた適切な構成になったのではないかと思います。実際にツーリングに投入してみての感想などもまとめていきたいと思います。

ロードバイク車載映像 千曲川サイクリングロード(平久保橋-御言橋)

千曲川サイクリングロードの車載動画を投稿しました。前回の続きで平久保橋から御言橋までの区間の動画です。

2019年から2020年にかけて千曲川サイクリングロードはかなりの区間で舗装のリニューアルが行われて走りやすくなりました。その中でまだちょっと古いままなのが今回の動画中の平久保橋から粟佐橋までの区間となります。路面のひび割れも動画で確認できますので、雰囲気をご覧いただければと思います。

動画の説明文でも触れていますが、粟佐橋の立体交差部分はコーナーがきつい上に幅員もそんなにないので、通行する際要注意です。カーブミラーがあるので活用すると安全です。

ブリヂストン Green Drive

自転車用チェーンルブのご紹介です。以前使っていたVipro’sのレイキッシュを使い切ってしまったので、それ以降標題のブリヂストン製Green Driveというチェーンルブを使っています。

こんな感じの50mlボトル入りです。スプレータイプではありません。

液体の粘性はサラダ油くらいで、硬すぎず柔らかすぎずでちょうど良いと思います。チェーンのコマに垂らす時の施工性も良いです。

ノズルがこんな形状なのでチェーンのコマに少しずつ垂らして使います。

ここ数ヶ月試していますが性能面は非常に良く、高い潤滑性能が長持ちします。私は300km-400kmくらい走ったら洗浄してさし直していますが、この使い方だとほとんど潤滑が落ちてきた感覚がありません。

雨中を走ることはないので耐水性は不明ですが、かなりしっかりした油膜が張るのである程度耐えてくれそうな期待感はあります。

また、水置換性があるので運悪く雨に当たってしまった時でも帰宅後にチェーン洗浄→注油でリカバリも可能です。

高い機能性がスタンダードにまとまっておりオススメのチェーンルブです。

北竜湖公衆トイレ

飯山市北部にある北竜湖に隣接した公衆トイレです。北竜湖にはキャンプ場があり、キャンプ場のトイレを兼ねているようです。

野沢温泉村の手前にあるので、木島平村から野沢温泉村へ抜ける時に立ち寄っていくと便利な場所です。

男女別
小便器3
個室洋式1
多目的

オニキスさん退役する

10年間頑張ってくれた自転車なのですが、とうとうフレームそのものが寿命を迎えつつあることが判明したため、この8月をもって退役することになりました。

最終仕様はこんな感じになりました。

購入した当初はカーボン製なので耐久性はどうかと思っていましたが、想定していたよりかなり長い期間活躍してくれてありがたい限りです。

フレーム以外のほとんどの部品は入れ替わってしまいましたが、実はペダルが購入当初のまま(PD-5700)です。

蹴りすぎて半分くらいシルバーになっていますが、元々は全面黒塗装でした。

こちらもほぼメンテナンスできるポイントがないにも関わらず素晴らしい耐久性を発揮してくれました。

何とも名残惜しいですが、このブログに記録を色々と残しておいて良かったと思います。

思い出の写真ということで2012年の中綱湖での写真です。長野に初めて自転車旅行で来たのがこの時でした。

史跡雨宮の渡し

千曲市内にある”雨宮の渡し”を訪ねてみました。雨宮の渡しは有名な”川中島の戦い”で上杉軍が武田軍を奇襲するため、音を立てずに千曲川を渡った地点と伝わっている場所です。

現代では千曲川の流路が変わっており、当時は川だった場所も住宅街となっています。小さいながら史跡公園が設置されています。

公園内には川中島の戦いの推移を説明した解説板があります。

もう一つ、この公園には川中島の戦いを詠んだ漢詩の石碑があります。「鞭声粛々…」で始まる有名な漢詩で、江戸時代の歴史家である頼山陽の作です。

この公園にある碑文は頼山陽自身が直筆した漢詩の写真を撮影し、そこから起こしたというものだそうです。

詩文の日英対訳もあります。

作者直筆の詩文ということで希少性があるのか、この背の高い石碑から拓本を取ろうと試みる者がいるそうです。そのため、石碑の横に拓本を取らないよう注意書きがされていました。ちなみにこの詩文のレプリカが近隣の森将軍塚古墳の博物館で販売されているとのことです。

ATOKクラウド推測に自転車用語が追加

ATOK Passportにはインターネット上の辞書を使って変換候補を表示する”クラウド推測”という機能があります。

8月のアップデートで自転車用語が拡充されたとのお知らせがあったので、簡単にチェックしてみました。

調べてみるとあまり一般的ではない自転車部品の名前なども推測で出すことができます。例えば、”チェーン”と入力してクラウド推測を行うとチェーンリング、チェーンステーガード、チェーンケースなどが候補に出てきます。

メーカーについても同様で、自転車本体の供給メーカーやウェアのメーカーも推測で出すことができます。例えば”キャノン”と入力してクラウド推測を行うとキャノンデールとCANNONDALEをそれぞれ変換することができます。

ウェアメーカーで言えば”パール”でパールイズミなどを推測変換することができます。元がアルファベットなので変換で出すメリットはあまりないものの、dhbやASSOSもカタカナから変換で出すことができます。

このようにかなり専門的な用語も網羅してくれているので、自転車趣味の人にとってはかなり利便性が向上しました。大変ありがたいです。