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ロードバイク車載映像(千曲川CR・道の駅上田-古舟橋)

千曲川サイクリングロードを道の駅上田から終点の古舟橋まで走行した際のロードバイク車載映像です。特に動画の尺を考えて撮影してきたわけではないので、今回の動画は7分少々と短めです。

半過岩鼻付近で川沿いからは一旦離れますが、道の駅を過ぎてから先は再び川沿いに戻るルートとなります。川に出るまでの路面が良くないので少々気が滅入る区間です。

撮影後に動画を編集していたら路面の割に画面が揺れていないのが意外に思いました。Insta360 ONE Rの手ぶれ補正がファームウェアのアップデートでかなり強力になっているのかもしれません。

須坂駅の跨線橋

長野電鉄の須坂駅に寄りました。須坂駅は長野電鉄の基地的な役割を果たしている駅です。

東口と西口を結んでいる跨線橋があるのですが、気の利いた作りになっています。

西口方から東口方を見ている様子です。
駅名標のような”○番線まど”という看板もしゃれています。

それがこの窓です。跨線橋は転落事故や物の投げ入れ防止のためにフェンスがあるのが一般的で、この跨線橋も例外ではありません。しかし、フェンスに一部樹脂製の窓が装着されており、窓から須坂駅や車両基地の様子をよく見ることができます。

長野方、湯田中方とも広範囲を見通すことができます。須坂にお越しの際はかなりオススメできるスポットです。

クイックリンク式のチェーン交換

今回のチェーン交換では初めてクイックリンク式のチェーンを使用しました。

クイックリンク式とは

従来シマノのロードバイク用チェーンはピン式という接続方式がとられていました。これはチェーンのコマ同士を重ねて金属製のピンを差し込んで止めるという方式でした。

これに代わって近年出てきたのがクイックリンク式で、組み合わせるとチェーンのコマと同じ形状になるリンクを使ってチェーンを接続するという方式です。

これがクイックリンクです。はめ合わせるとチェーン1コマと同じ形状になります。

クイックリンク式のメリット

従来のピン式ではピンの押し込み加減が非常に重要で、適切な押し込み量で接続しないと動きが渋くなったり、最悪チェーンが切れる恐れもありました。クイックリンク式は接続に際して押し込み量のような加減すべきポイントがないので、接続が安定するのがメリットです。

またピン式では一度つないだチェーンを切る際に、ピンで接続した箇所を改めて切り直すことはできませんでした(毎回切る場所を変えなければなりませんでした)。一方でクイックリンク式はクイックリンクパーツさえ交換すれば同じ場所で切断→再接続できるというメリットがあります。

実際の交換

クイックリンク式のチェーンには1個クイックリンクが入っているので、別途クイックリンクの購入は必要ありません。

まず、既存のチェーンを切断します。これはチェーン切り工具で行えますが、既存のチェーンが既にクイックリンク式の場合は、クイックリンク工具でリンク部を外すことでも切断できます。

次に、新品のチェーンを適切な長さに切ります。クイックリンク式のチェーンは工具無しでも接続できるのですが、ここで必ずチェーン切り工具が必要になるので、クイックリンク式にしたからといってチェーン切り工具が不要になるわけではありません。

この時、チェーンの両端にクイックリンクをつける関係上、両端に内プレートが出るようにしないといけないので注意が必要です。説明書に分かりやすい図があるので要チェックです。

最後にチェーンを車体にセットし、クイックリンクをつけてチェーンを仮接続します。この時点でチェーンは完全に接続されていません。

続いてクランクを回してクイックリンク部分をチェーンの上側に移動させた上で、ブレーキをかけてペダルを踏み込むと踏み込んだトルクでクイックリンクが完全にはまって固定されます。

適当な図ですが、クイックリンクの部分を図の緑で囲ったあたりに移動して、クランクを踏み込んでトルクをかけてあげるとはまります。

クイックリンク用工具について

今回の交換に当たってシマノ製のクイックリンク用工具(R20RTL0095X)を用意していたのですが、取り外しはともかく取り付けはどれだけ力を込めてもできなかったので、結局上述の通りチェーンに引っ張りをかける方式で接続しました。今後も取り外し専用で運用する予定です。

力を込めすぎたのかちょっと工具自体が歪んでしまいました。

交換してみての感想

ピン式と異なる注意点はあるものの、覚えてしまえば確かにピン式よりメンテナンスは楽に感じました。もう少しクイックリンクが安価ならよりありがたいところです。

プーリーとチェーン交換

かねてから不調だった自転車のプーリーを交換することにしました。交換に使用したのはBBBのローラーボーイズという製品です。

この製品はいくつかグレードがあるのですが、ローエンドの製品が非常に安価です。ローエンドでもNSK製のベアリングが入っていて、ブッシュ式のプーリーからの交換であれば良い製品だと思います。

交換はそれほど難しくありませんが、コンポーネントのメーカーによって使うスペーサーが違うほか、プーリーは上下および回転方向の指定があるので注意が必要です。添付のマニュアルに明記されています。

交換できました。

ちょっと試運転もしてみましたが、チェーンも含めての交換になったので走行感はすこぶる快適です。交換する価値は十分にあったように思います。

ちなみに旧プーリーの内部はドロドロに錆びていました。これは異音もするはずです。

長野県道414号の工事

以前中野市赤岩の県道414号で道路工事が行われているのを確認しました。高架になるような様子で気になっていたところ、最近通りがかったらかなり工事が進んでいました。

高架の橋桁と思われる部分がかなりできあがってきました。
逆方向からはこんな感じです。

とても分かりやすい完成予想イメージの看板が出ていました。

夜間瀬川の右岸側に沿うような形で飯山方面に向かうのかと思っていたのですが、この図を見ると現道から左に大きくカーブした後、そのまま直線的に夜間瀬川を渡る形になっています。もしかするとそのまま国道292号に合流するのかもしれません。

こちらは現在かかっている折橋という橋です。上の図とは明らかに向きが違うので、道路完成の暁にはなくなってしまうのかもしれません。

ちょっと予想していたのと違う形になっているので、引き続き注目していきたいと思います。

信更町田野口の水田

篠ノ井と姨捨のちょうど中間に長野市信更町というエリアがあります。かつては信更村として独立した地方自治体だった一帯です。

中でも信更町田野口という場所は山を登った先にありながらまとまった水田が広がっており、ちょっと珍しく感じます。

聖山から流れ出る聖川に沿って水田が広がります。写真の場所で標高は500-600mあるので、平野部の稲荷山あたりからは標高差にして150m程度は登ってこなくてはいけません。

私は特に夏の終わりくらいの稲が密生している感じが好きなのですが、年間通してきれいな景観が見られる場所だと思います。

自転車走行中のスキール音

先日自転車に乗っている時に、わずかながらスキール音がする事に気づきました。

周囲がうるさいとほとんど気にならないのですが、静かなところを走っていると「キュル…キュルキュル…」という音が聞こえてきて非常に気になります。

原因の切り分けのために音の発生条件を調べながら帰路につきました。

  • ペダルを回していると鳴る→ホイールやハブではない
  • ダンシングしても鳴る→サドルやシートポストではない
  • フロントギアどちらでも鳴る→フロントディレイラーの可能性は低い
  • スプロケットどの段数でも鳴る→リアディレイラーの可能性は低い

力行している時だけ鳴るので、その時に動いている部品が原因とすればチェーンかプーリーとなります。

帰宅して自転車の後輪を浮かし、クランクを回転させてみたところプーリーあたりから音が出ていることが確認できました。

私の自転車についているRD-5800のプーリーは回転部分がブッシュ式なので、ブッシュ部分にちょっとだけ潤滑油をさしてみました。

黄色でマーキングした溝部分にワコーズのメンテルーブをごく少量さしました。

すると音は全くしなくなりました。とりあえずはこれでOKというところです。

とはいえ、音がするくらいですから消耗しているのは間違いなさそうです。近日中にチェーン交換ついでにプーリーもベアリングの入った物に交換してしまおうかと思います。

浅川の油井跡

ループ橋があることで知られている長野県道506号ですが、ちょうどそのループ橋のあたりがかつては石油を産する土地だったそうです。今でもその痕跡が保存されています。

長野市街側から見て1つ目のループの途中に遺構があります。道路側からは小屋のように見えます。

中に入ってみると当時使われていたというくみ上げ用のポンプと、説明板が保存されています。

当時の石油ポンプが保存されています。
詳しい情報が書いてある説明板です。

明治時代頃には本格的な産業として開発が進んでいたということらしいのですが、そもそもの油田としてのポテンシャルが低く、うまく行かなかったようです。

長野県北部にはこういった小規模な石油産地が点在していたらしく、長野市茂菅あたりでも未だに石油臭がする場所があるとのことです。

小屋へはループ橋の途中からアクセスできるので、気軽に見られるところが良いと思います。

分かりにくいですが、写真左側に左折できる交差点があるのでそこからアクセスできます。

新型Wahoo KICKRとKICKR AXIS Feet

Wahoo KICKRがモデルチェンジし、製品名自体に変更はありませんが今回の製品で5世代目となりました。

今回発売された2020年版はパワー計測精度が+-2%から+-1%に向上し、最大負荷も2,200Wまで引き上げられています。

これだけだと細かい変更のみという感じがしますが、大きな変更点としてKICKR AXIS Feetという弾力のある足パーツが装備された点が挙げられます。

従来型のKICKRは調整式の硬いゴム足が装備されており、KICKR自体はトレーニング中もほぼ動かないようになっていました。

今回のKICKR AXIS Feetは同じようなゴム足ですが非常に弾力があり、トレーニング中も実走と同じように自転車がある程度左右に振れるようになっています。これによりより実走感が高く、なおかつ無駄な疲れを軽減できるというメリットが謳われています。

このKICKR AXIS Feetは既存のKICKRに後付けできるらしいので、単体販売が始まったらチェックしてみたいと思います。

リアルな実走感という部分はそれほど興味を引かれないのですが、疲れにくいらしいという点、それとフレームにかかるたわみを軽減できそうな感じがするので、その点が気になっています。

北信濃ふるさと文化公園と高丘丘陵

前からちょっと気になっていた中野市の高丘丘陵に行ってみました。

北信濃ふるさとの森文化公園

中野市の中心部から西側に進むと、突然ちょっとした山のような地形が見えてきます。これが高丘丘陵です。中野市の中心部は傾斜がついているとは言え比較的平坦ですが、突然山が出現するのでちょっと不思議な感じがします。

幹線道路ではないですが、一応丘の上に至る立派な道路がつながっており、登っていくと住宅地や大規模な公園があります。

公園は北信濃ふるさとの森文化公園という名前で、公園のほかに博物館があり、アトラクションとしてサマーボブスレーという遊具も整備されています。

サマーボブスレーは金属製のコースをボブスレーで走行するというもので結構本格的な感じです。

市街地から突然山になるのでちょっとした自転車の名所になっているらしく、私が訪問した時も丘陵から降りてくる方を見かけました。

高丘丘陵について

それにしてもなぜ平地に突然丘陵が現れるのかが不思議だったので、この地形について少し調べてみました。

国土地理院の陰影起伏図で見ると中野市の中心部はこのような感じになります。

突然丘陵地形になるのが良く分かります。

高丘丘陵に大ざっぱに色塗りをするとこんな感じになります。

緑色の部分が高丘丘陵です。

調べてみると長野市を含む長野盆地(善光寺平)には信濃川断層帯という断層が南西-北東方向に延びており、高丘丘陵はちょうどこの境目に存在するそうです。信濃川断層帯は1847年の善光寺地震の原因になったと考えられている大規模な断層帯です。

断層帯の西側(左側)は隆起し続けており、東側(右側)は沈降し続けているので、このように特定の線を境に全く異なる地形になるんだそうです。

高丘丘陵は東側に断層帯があり、西側に関しては千曲川が削り続けているので、結果として高丘丘陵が孤立しているかのような見た目になっているようです。

大ざっぱに断層帯と千曲川の河道を色塗りしてみました。

青点線が断層帯、水色の線が千曲川です。

変わった地形という認識はありましたが、できあがった原理が何となく分かったので合点がいきました。信濃川断層帯に由来するあれこれも県内でたくさん観察できるようなので、面白そうなものがあればピックアップしていきたいです。