自転車」カテゴリーアーカイブ

Vittoria Corsa G2.0

年末にタイヤがパンクしたのでチューブと同時にタイヤも交換しました。VittoriaのCorsa G2.0というタイヤです。Gというのはグラフェンという素材の名称で、カーボンブラックよりも優れた性質を示すという新素材だそうです。

前輪にはめてみた様子です。それほど硬くなく、非力な私でも簡単にはめることができました。横から見た感じもそこまで派手でなく、好みです。

このタイヤはいつもお世話になっている自転車店の店主殿が勧めてくれたのですが、「ほどほどの剛性感で、ツーリング派にこそオススメしたい」ということでした。ツーリング用途だと耐久性が優先されて硬い頑丈なタイヤが好まれやすいですが、このタイヤは走行感が気持ち良く疲れにくいとのことです。

重量は700x23cで255gと結構重めですが、走行感覚が良いのでよく走る感触があるとのことでした。

トレッドパターンは珍しい走行方向と並行のパターンです。

新素材が使われているタイヤということでさっそく試してみたいのですが、さすがに寒すぎて実際にツーリングに投入できるのはもう少し先になりそうなのが残念です。

wahoo ELEMNTのリライド用GPXデータの作成方法

wahoo ELEMNTにはありがたいことにGPSのデータを元にwahoo KICKRで道路の勾配を再現してくれる”リライド機能”があります。室内トレーニングでありながらバーチャルに道路の勾配(負荷)を体感することができる機能です。

ELEMNTが読み込むデータとしては汎用的なGPSログデータであるGPX形式のデータが使えます。GPXデータは例えばGarmin ConnectやStravaなどのサイクリングルート計画アプリからも出力することができますが、実際の生データとアプリから取得したデータには結構な差があることがあります。

下の2枚の写真は長野県道406号入山小市線の登り口のルートデータをELEMNTに読み込んだところです。

実際の走行で取得したデータです。
Stravaで作成したデータです。

長野県道406号の登り口はつづら折れになっているので、アプリで取得すると標高データの取得がうまくいかないのか、このように絶壁のようなデータになってしまいます。このデータをそのまま使ってトレーニングしたら恐らく大変なことになると思います。

標高データは恐らくメッシュ(格子状)データになっているものと思われるので、線形がくねくねしていればしているほどデータの精度に問題が生じるのではないかと推測できます。また、地域によってもメッシュの粒度に差異があることも考えられます。

可能であればリライド用のデータは自分で取得した生データを使うのがオススメと言えそうです。

国道19号の生坂トンネルをう回する

国道19号にはいくつかトンネルや洞門がありますが、いずれも歩道がないため自転車にとっては難所です。特に生坂村付近の生坂トンネルは1km近い延長があるので最大の難所と言えます。

しかし、トンネル坑口手前で旧道に入ることで距離は延びてしまいますがトンネルを回避することができます。

信州新町方面から走ってきたところです。トンネル手前で右に分岐する道路があります。信号や横断歩道がないのでよく確認して横断する必要があります。

そのまま犀川に沿って進むと生坂村の中心部に出ます。途中からは県道275号に指定されています。

思いのほか規格が良い感じがしますが、どうやらこれがかつての国道19号だったようです。

道路沿いの標識の柱が旧建設省設置のものなので、これは国道だったのだろうという推測ができます。せっかくなのでいつもの古い空中写真でもチェックしてみます。

1977年当時の写真です。

[国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスを基にheboDJ.netが作成]

現在のトンネル線形をお絵かきで入れてみましたが、1977年当時は本線が生坂村中心部に大きくカーブし(写真左手方向)、かなりの距離を走っていたことが判読できます。国道19号周辺は今でも変化の激しい路線ですが、現在に至るまででも様々な改良が施されてきたことが分かります。

新山清路橋の工事

国道19号と県道55号が交差する山清路という名勝があるのですが、近くで新しい橋の工事が行われていました。

県道55号を麻績方面から走ってくると、犀川を渡る際に山清路橋という橋を渡ります。この橋は1931年竣工で規格が古く、制限重量2.0tまでという厳しい制限がかかっています。

これをクリアすると同時に線形を良くするため、新たに橋を架けているようです。

これが現在の山清路橋です。

ルート的には現在の山清路橋より手前で犀川を渡り、左に曲がって鷺の平という場所で国道19号に合流するようです。

合流する部分もかなりできあがってきています。

かなり詳しいできあがり状況に関する情報が掲示されていました。

赤い線が現在の線形、青い線が新山清路橋完成後の線形です。手描きなので全く正確ではありません。
[国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスを基にheboDJ.netが作成]

掲示されていた情報を元に空中写真上に予想される線形を描いてみました。

制限重量が緩和されるのはかなりの改良になりそうですが、手前の差切峡に狭いトンネルがあるので、今後その辺りをどのように改良する予定なのかは気になります。長野県としては結構力を入れて整備している路線のように思えます。

スローパンク

ツーリングの終盤に曲がり角で回頭したときに思った通りに自転車が動いていないように感じました。信号待ちの時に確認してみたところ、前輪の空気がわずかに抜けているようでした。

恐らくパンクしているものと思われましたが、残りわずかだったのでそのまま走りきり、帰宅後に点検してみました。

確認してみたところ、1mm少々の大きさのガラス片が刺さっていました。これが原因でパンクしたものと思われます。タイヤの内部にチューブが入っているクリンチャータイヤの場合、パンクすると一気に空気圧がなくなるのがほとんどです。

ただし、穴の開き方や大きさによっては今回のようにわずかずつ空気が抜けることもあります。パンクしたのがツーリング終盤だったのは不幸中の幸いでした。

千曲市総合観光会館のサイクルスタンド

戸倉上山田温泉の中心部にある千曲市総合観光会館にサイクルスタンドが設置されていました。

固定こそされていませんが、頑丈な地面に打ち込むタイプです。

ステッカーが貼ってありました。このロゴマークは千曲川サイクリングロード沿いで時折目にするものです。

設置団体は”科野さらしなの里サイクリング推進委員会”となっていました。ざっと調べてみると長野県の千曲建設事務所が主体となって組織している委員会のようです。サイクリングコースの設定なども行っているようなので、今後もう少し詳しく調査してみたいと思います。

栂池高原

白馬から少し小谷寄りの栂池高原へ行ってみました。

アクセスとしては白馬方面からだと国道148号の岩岳入口交差点から登っていくことになります。交差点から平均4%程度の緩い坂が3kmほど続き、落倉高原という高原を経て栂池高原に到着します。

栂池パノラマ橋という橋で谷を渡った先が栂池高原です。

その名の通り橋の上からはスキー場やペンション街の風景が望めます。

本当は栂池高原の観光地的な部分を見に行ってみたかったのですが、残念ながらこの後すぐ雨に降られてしまったので引き返しました。詳しい調査は来シーズンになりそうです。

wahoo KICKRのERGモード

wahoo KICKRにはいくつかのトレーニングモードがありますが、最近便利に感じているのがERGモードです。

このモードは事前に目標出力を設定しておくと、常にその動力が必要になるようトレーナーの負荷を変更してくれるというモードです。同じ出力を要求するので、低回転時には重く、高回転時には軽くなります。

結果として、だんだん疲れてきて回転数が落ちてもその分ペダルが重くなるので、負荷からは逃げられないという恐ろしいモードとなっています。

wahooアプリで設定ができるほか、ELEMNTがある場合はそちらからも設定ができます。

千曲川サイクリングロードとJapan Alps Cycling Road

長野県自転車活用推進計画には、”Japan Alps Cycling Road”という長野県内を一周する自転車通行空間の計画が出てきます。先行整備区間としていくつかの区間が挙げられており、その中によく走る千曲川サイクリングロードが掲載されています。

区間としては下流側がエムウェーブ脇の屋島橋、上流側が坂城駅に近い坂城大橋となっています。上流側は道の駅上田付近までは快適に走行可能ですが、紙面の都合なのか掲載されていません。

面白いのは県管理区間と県管理外区間が混在していることです。

県管理区間

  • 篠ノ井橋-大正橋
  • 女沢公園-坂城グラウンド

県管理区間外

  • 屋島橋-篠ノ井橋間
  • 大正橋-女沢公園間

先日走ったときに舗装がリニューアルされている区間がありましたが、これと照らし合わせると県管理区間がリニューアル対象になっているようです。県管理区間は相対的に路面のいい区間が良いように思います。県管理区間外も一体的に整備がなされることに期待したいです。

長野県自転車活用推進計画について

2019年の3月に長野県自転車活用推進計画という計画書が県から発表されています。長野県内の自転車活用に関する取り組みをまとめたもので、計画期間は2022年度までとなっています。

直接リンクが張れませんが、県のWebサイトで検索するとすぐ見つかります。

計画は

  1. 自転車事故の減少
  2. 自転車通行区間の整備
  3. 道の駅のサイクルステーション化
  4. 自転車活用を政策に取り入れる市町村増加

の4本柱で構成されています。

読んでみると、”目標が達成された結果、こういう状態になっている”という具体的な姿が明言されており、私のような素人が読んでもどういったことを県が行っていくのか分かりやすい内容になっています。興味深い内容も多々載っているので、もう少し読み込んでみたいと思います。