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茂菅大橋の旧道

国道406号で長野市街から鬼無里に向かう際に、まず最初に通るトンネルが頼朝山トンネルです。手前に茂菅大橋という橋があり、これで裾花川を渡りつつトンネルに入ります。

この橋とトンネルが完成したのは2007年頃だそうで、比較的最近の話です。それ以前はどうなっていたのかを調べてみました。

[国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスを基にheboDJ.netが作成]

青い線が現在の線形で、紫色の線が古い道路です。現在も茂菅大橋の西側から先の道路は使用されていますが、茂菅大橋の東側(線が交差している部分より右側)は廃道化し、閉鎖されています。

空中写真右側の起点で撮影した写真がこちらです。フェンスで厳重に閉鎖されています。

写真から見るだけでもかなりの改良になったことが良く分かります。

妙高高原駅

北しなの線と妙高はねうまラインの境界の駅である妙高高原駅です。

その名の通り妙高高原のほか、斑尾高原へのアクセスに利用されることもあるそうです。

駅の東側には今は営業していないホテルの建物がそのまま残っています。

空中写真を見るに、どうも駅東側には昔スキー場があったようです。現在の空中写真でもゲレンデ頂上の建物やスキージャンプ台がそのまま残っていることが判読できます。

古い空中写真で営業当時の様子を判読できないかと思いましたが、国土地理院のサービスに登録されているのは1976年当時のもののみで、この時点だとリフトが敷設されておらず、工事中のようでした。

しかし、国土地理院の1/25,000地形図には索道が表示されていたので、1976年の空中写真にフリーハンドでリフトの線を入れてみました。

[国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスを基にheboDJ.netが作成]

どうもY字型のリフトになっていたようです。片側はホテルの目の前から乗れるという仕組みになっていたようです。

今後ホテルとスキー場跡がどうなっていくのか、少々気になるところです。

携帯ポンプの換装

ロードバイクに乗り始めて以来ずっと使っていた、LezyneのPressure Driveを退役させ、後継にGIYOのGP-61Sを選定しました。

Pressure Driveは特に性能面では何の問題もないポンプなのですが、構造上ポンプ内部にホースを収納しているので、走行中に振動を拾ってポンプから常にカタカタ音がするのが難点でした。

もちろんホースがついていた方が空気は入れやすいと思うのですが、使い続けてある程度年数が経ったこともあり、今回ホースなしの比較的コンパクトなモデルに換装となりました。

GP-61Sは全長21cm程度なので、ちょっと長めのツールケースであれば内部に格納することが可能です。ツールケースに入れておくとダウンチューブに取り付ける必要が無く、自転車が全体的にすっきりとした見た目になるのでオススメです。

実際に空気を抜いたタイヤで訓練をしてみましたが、90psi前後までなら非力な私でも空気が入ったので、ポンプとしての能力も悪くないと思います。

桑名川駅

飯山線の桑名川駅です。木を使った建物デザインが印象的な駅舎です。

改札外にきれいなトイレがあるのでいつも休憩スポットに利用させてもらっています。

桑名川駅がある飯山市の北部から栄村にかけてはコンビニ密度が薄く、補給が難しい区間です。森宮野原駅付近まで行けばコンビニがありますが、戸狩野沢温泉駅からは20kmほどの距離があるので少々心細いです。

私は大体戸狩野沢温泉駅手前にあるローソン飯山瑞穂豊店で食料中心に調達を行い、桑名川駅で買ったものを食べるというパターンでルート設計することが多いです。

この区間は固形物の調達は難しいですが、水分に関してはそこそこ自販機があるので困りません。桑名川駅も駅にこそ自販機はないですが、駅前の酒屋さんに自販機があるので助かります。オアシス的なオススメのスポットです。

伏野峠(国道403号)

善光寺平から上越方面に行くためにはどこかしらの峠を越える必要があります。今回は飯山市北部の伏野峠の頂上まで行ってみました。

伏野峠は国道403号の峠です。国道403号は非常に長い国道で、松本から聖高原を経て須坂を経由、志賀高原を経て飯山市北部から新潟に入り小千谷に至ります。

国道403号は飯山駅付近で国道117号と合流し、しばらく重複しますが桑名川駅の手前で千曲川左岸に分岐します。

左岸側に分岐するところの様子です。

しばらく県道408号と重複し、国道403号が左に分岐します。登り始めるとすぐに清掃センターがあり、そこまでは道が良いのですがそこから先は国道ながらほぼ林道並みの規格になります。

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北国街道四ツ谷一里塚

北しなの線の牟礼駅近くに北国街道の史跡があります。

県道60号の三本松交差点を目印にすると訪問しやすいです。

三本松交差点には実際に松があります。昔からあるものなのか、近年復元されたものなのかは不明です。

三本松交差点から県道60号を下っていくと、県道60号の旧道と思われる道路が右手に分岐します。そこを右に入るとすぐに四ツ谷一里塚があります。

こちらがその一里塚です。石碑のようなものを想像しましたが、本当に土を盛った塚になっています。ちなみに道路を挟んで反対側にも同様の塚があり、2つでワンセットになっているものなんだそうです。

一里塚の目印としてよく植えられていたというエノキの巨木があります。これは相当昔からありそうな雰囲気です。

解説の看板もあって親切です。

古い街道沿いによくある歴史的な町並みなどに比べると少々地味ですが、現代におけるキロポストに相当する重要な史跡だと思います。道路好きな方であれば興味を引かれるスポットではないかと思います。

wahoo KICKRを使ったルートのリライド

wahoo KICKRと同社製のELEMNTサイクルコンピュータを組み合わせることで、ルートのリライドが可能です。これはGPSデータに基づいてKICKRが対応した負荷をかけてくれるというもので、単調になりがちなローラー台トレーニングを楽しくしてくれる機能です。

まず、スマートフォン用のコンパニオンアプリであるwahoo ELEMNTで”屋内”を選択します。この上でルートを選択すると、リライド用の情報としてサイクルコンピュータにGPSデータが転送されます。

ライドタイプを屋内にしておくところがポイントです。
ルートラボで作ったサンプルの連光寺坂(聖蹟側)が入っているデータです。

ルートを選択 ボタンを押すとサイクルコンピュータにデータが読み込まれるので、後はサイクルコンピュータ側で開始ボタンを押すと、ルートのリライドが始まります。

刻一刻と負荷が変化するので、これだけでかなり面白さが違います。ただ、ルートラボやStravaで作成したデータだと勾配の変化が細かすぎる感じもするので、何らかの方法でスムージングしてあげるとより良さそうです。

絵の出ないZwiftといった感じでどこでも走れるので、冬場の活躍に期待したいです。

自転車特有の手の日焼け

私は暑い季節でも極力皮膚を露出しないようにして自転車に乗っています。もちろん腕や足が露出していた方が涼しいとは思うのですが、日焼け止めを塗ってもある程度の日焼けはしてしまいます。

日焼けをするとヒリヒリして寝付きが悪くなったり、数日間熱感が残って気分が悪いので、春から夏にかけては足にはレッグカバー、上半身は長袖ベースレイヤーで紫外線をしのいでいます。

顔は仕方ないので強力な日焼け止めを塗っているのですが、最後に残るのが手の先端です。自転車用の春夏グローブは指の先端部分が露出するようになっているので、指先と手首の部分が日焼けします。

こういう形状のグローブが春夏用としてはポピュラーな形状です。

これは明らかに変な焼け方なので、割と会話のきっかけになります。私の趣味を知っている人は「今年もやってますねえ!」と言いますし、知らない人は「それどうしたんですか?」と聞いてくるのでちょっとした雑談ができます。

しかし雑談以外のメリットが今のところないので、できれば手も焼きたくないところです。調べてみたところ夏用のロングフィンガーグローブという製品も存在するようです。来シーズンに試験的に導入してみるのも有りかもしれません。

佐久北ICの交差処理

高速道路のインターチェンジは分岐と合流があるので自転車にとっては難所です。インターチェンジによって交差方法は様々ですが、今回は中部横断自動車道の佐久北ICがどうなっているかを見て来ました。

このような形で一般道(国道141号)と完全に平面で交差しています。歩道に移って歩道走行で交差するのが安全だと思います。手前に縁石の切れ目があるので、車道から歩道へのスイッチもかなりやりやすい構造です。

交差部分は歩行者用信号がある横断帯とそうでない横断帯が混在しています(写真奥側は信号あり)。現状ではそこまで高速に出入りする車も多くはないので、横断はそれほど難しくは感じませんでした。

中部横断道は対面通行ですし一見高規格な一般道路にも見えますが、もちろんれっきとした高速道路なので自転車は入れません。誤進入防止のための歩行者・自転車進入禁止の標示はかなり入念に行われているように感じました。

完全な平面交差ですがそれほど遠回りをする必要もなく、安全に通行できる処理になっていると思いました。難所としてマークしておく必要はなさそうな感じです。

長野県道303号

長野県道303号は篠ノ井線の西条駅付近から旧四賀村を結んでいる道路です。途中に峠越えが一つあります。今回は聖高原方面から青木峠経由で上田方面に抜けるために走行しました。

国道403号の西条駅を過ぎた後に登りがありますが、それをこなした後が分岐点となります。標識では県道303号が本線のように見えますが、ちゃんと左折分岐になっているので明科方面に行きたい方は心配要りません。

県道に入りました。道路はかなりきれいな部類で、片側1車線ずつが十分に確保できています。

勾配の方は平均7%前後で延長3kmとコンパクトにまとまっていますが、聖高原まで来た後だと結構身体にはダメージが蓄積します。急勾配区間があまりないのがせめてもの救いです。

頂上は風越トンネルというトンネルで通過することになります。長野県に限った話ではありませんが、峠は外の世界との連絡路なので、外の世界から色々なものを運んでくる”風”という漢字が入っていることが多いように思います。

峠が筑北村と松本市の行政界になっています。

旧道も残っていますが、徒歩であっても通行は困難そうな状況でした。

青木峠と聖高原の連絡路としてなかなか良いルートだと感じました。青木峠と聖高原を結ぶ道路は県道12号と県道277号があるので、

  • 軽め:県道12号(まあまあ登ってまあまあ下る)
  • 普通:県道277号(かなり登ってかなり下る)
  • 大盛り:県道303号(かなり登って下った上でまた登ってかなり下る)

と使い分けが楽しそうです。気分や体調に合わせて選べるのが良いと思います。