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wahoo ELEMNT BOLTの日本語表示

ELEMNT BOLTは日本語表示に完全対応しているので、安心して使えます。しかしやはり日本語は特殊なのか、不具合とまでは行きませんが所々表示が怪しい箇所があります。

特に気になるのがこの画面なのですが、ライドを終了するときの確認画面です。終了しても良いか念押しでこの画面が出るのですが、パッと見で終了するのか再開するのかが分かりにくく感じます。

ちなみに、”はい”を選択すると本当に終了、”いいえ”を選択するとライド再開、”削除する”を選ぶとライドを保存せずにライドを終了することになります。

写真の例は一番極端ですが、他にも一昔前の日本語BIOSのようなちょっと怪しい日本語が表示される画面があります。

この際英語表示で使っても良いかと思いましたが、Andoroidのコンパニオンアプリの言語設定の影響を受けるようで、bluetoothでスマートフォンと接続すると言語が日本語に戻ってしまいます。

各言語の表示を直していくのは大変だと思うので、コンパニオンアプリで言語設定が上書きされる仕様だけでも修正を加えてもらえると、より良くなるのではないかと思います。

鳥居峠

ここから先は群馬県です。

先日菅平高原に行った時に、せっかくなので群馬県境の鳥居峠にも行ってみました。ルート的には国道144号で菅平口まで登り、菅平口からは国道406号で鳥居峠まで行くという形になります。

国道144号の登りは上信越自動車道の菅平ICから13km弱ありますが、平均勾配は3%台とおとなしめなので、頑張りすぎなければこなせると思います。

問題は菅平口からで、距離にして5kmほどですが平均勾配は7%台となっています。特に途中にあるおやき屋さんから県道182号との交差点までの2kmほどは平均勾配が8%に達し、連続して10%近い勾配になる区間もあるので注意が必要です。極力ここまで足を溜めておくのが良いと思います。

立派な峠の石碑があります。
鳥居峠から長野県側の様子です。最後の方は多少ですが勾配が緩くなるので助かります。
菅平口です。ここまで慎重に来るのが良いと思います。

今度は峠まで登ってそのまま引き返し、帰りにおやき屋さんに寄って上田方面へ戻る…等々違ったプランでも楽しみたい道路です。

菅平高原

猛暑を受けて標高の高い菅平高原に避難するサイクリングを実施しました。菅平高原はラグビーに代表されるスポーツ合宿でよく知られる場所です。

中心部はこんな感じで土産物屋とスポーツ用品店が数多くあります。

国道406号がメインの道路となります。国道406号と言えば鬼無里へのメインルートですが、道路自体は大町市から菅平を越えて高崎に至るとても長い道路です。

中心部はさすがに合宿のハイシーズンで、様々なチームの合宿で賑わっている様子でした。

中心部からちょっと離れると、このように高原野菜の畑が一面に広がっている光景も見られます。

今回、登りは国道144号、下りは国道406号という組み合わせで出かけましたが、国道406号の下りはあまり路面の状況が良くなく、時折ヒヤッとする区間もありました。

今回はほとんど通過に近い形で訪問してしまったので、次回以降はもうちょっと菅平の一帯を見て回りたいところです。

長野電鉄屋代線跡の遊歩道調査

以前綿内駅跡付近で見かけた長野電鉄屋代線跡の遊歩道がどこまで延びているか調べてみました。

まず、一番長い区間は綿内駅跡から県道378号と上信越自動車道が交差するあたりまでの約2kmとなっています。

綿内方面を撮影した様子です。
行く先はこの通り軌道敷跡のままです。

真新しい遊歩道ですが、案内によるとこの4月に整備されたばかりのようです。

この写真の場所が旧若穂駅で、正満寺は旧綿内駅のちょっと手前にあるお寺です。

他にも遊歩道として整備されている箇所がないか、断続的に軌道敷跡の様子を見ながら松代方面に向かってみました。

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長野県道277号

国道143号明通トンネルの先から麻績方面に分岐する県道277号を走ってみました。

メジャーな地名ということで麻績が出てきていますが、まずは筑北村の中心部に向かう道です。

明通トンネルからだと5%前後の下りを7km下るだけなので、特に足も使わずに国道403号に接続できます。ここまでの登りが長いのでごほうび感の強い下りです。

途中に東条ダムというダムがあります。道路沿いの記念碑の揮毫は1950年当時の建設大臣(当時)だった増田甲子七(ますだかねしち)氏によるものです。氏はなんと旧坂北村の出身ということで、郷土の偉人による揮毫となっています。

ダム湖はなかなか美しいです。日によっては水が本当に澄んだ青に見えることもあるらしいです。

ダム湖沿いの道は崖が切り立っていて少々スリリングな感じです。路面はきれいなのでこの点安心です。

だんだん人家が増えてきます。

ダムから流れ出る東条川に沿って進んでいきます。カーブらしいカーブもなく、爽快な道路です。

篠ノ井線の西条駅付近で国道403号に合流します。

ルート的には聖高原と明通トンネルを連絡する道路なので、ルートのパーツに使える道路だと思います。平均勾配もそこまで厳しくないので、聖高原に登った後筑北まで下り、この道を登って国道143号を下って上田方面へ、というルート設計も楽しそうです。

wahoo ELEMNT BOLTを導入

ローラー台に続いて、wahoo社製のサイクルコンピュータを導入しました。ELEMNT BOLTはミドルレンジの製品です。

背面はピンク色です。自転車の世界ではピンクは神聖な色のひとつですが、自転車がモノクロカラーなので差し色的に選んでみました。

ELEMENT BOLTの特長

売りはたくさんあるのですが、中でも優れていると感じた点をピックアップしてみます。

スマートフォンとの連携が簡単

ELEMNTシリーズはスマートフォンの専用アプリと連携することで、アプリ側から様々な制御を行うことができます。例えば以下のようなことが可能です。

  • サイクリング結果の自動同期
  • STRAVAに登録しているルートの自動同期
  • ナビゲーション用地図のダウンロード
  • 自分の現在位置を表示できるリンクの生成
  • サイクルコンピュータ本体設定の変更

通信についてもスマートフォンを経由してbluetoothで行うので、PCとUSBケーブルで接続して云々…というような手間がかかりません。

KICKR導入の時にも感じましたが、wahoo製品は使うときのわずらわしさがないところに非常に好感が持てます。

画面の情報量を調節できる

サイクルコンピュータは複数の画面モードを持っていて、必要に応じて画面を切り替えられる仕様になっていることが多いと思います。例えば当日の走行距離が出る画面や時計が出る画面、オドメーターが出る画面などです。

ELEMNTシリーズではこれらは”ページ”と呼ばれ、最大で画面内に9項目の表示が可能です。表示する項目には優先順位をつけられ、本体横の拡大縮小ボタンで情報量を調節できます。拡大すればするほど優先順位の高い情報のみが大きく表示され、縮小すると個々の表示は小さくなりますが、表示される項目数は多くなります。

ページはスマートフォンのアプリで任意に作成することもできます。

多くの位置情報衛星に対応

全世界で使用されることを想定して、GPS以外にもGLONASS、BEIDOU、Galileo、QZSSに対応しています。重要なのはQZSS(日本の準天頂衛星システム)で、これに対応していることにより信号ロストの可能性はかなり軽減されると思われます。

まとめると

試験的にデータ取りをしていますが、結果はなかなか良好です。本格派過ぎる製品なので自分には不要と思っていましたが、使ってみるととても便利ですし、自転車の楽しみが広がる製品だと思います。

今までサイクルコンピュータ用のマグネット、マグネットの通過を検知するセンサー、棒状気泡管式の勾配計と色々なものを取り付けていましたが、それらを全てまとめることができました。しかも、気温や標高センサー、地図までデバイスに内蔵されているわけです。

スポーツ自転車に乗り始めるとサイクルコンピュータも欲しくなってくると思いますが、いきなりこれを買っても良いのではないかと思えるほどの優れた製品だと思います。

ある程度慣れたらGPSデータを使ったエントリなどにも挑戦してみたいと思います。

明通トンネル

国道143号の明通(あけどおし)トンネルに行きました。前回訪問したのは2016年の6月なので、ずいぶん久しぶりです。

国道143号は上田方面から青木村を経由して松本へ至る道路です。この情報だけ文字にすると非常に便利で重要な幹線道路のように思えますが、そもそも高低差500m近いワインディングの山道を越えていかなくてはならない上、明通トンネルは高さ3.5mの制限がかかっているため幹線道路としては使いづらい道路です。そのため交通量が少なく、逆に自転車で走るには結構楽しい道になっています。

登り口からの延長は11kmほどと長いのですが、平均勾配は5%前後であまり急勾配になるところはありません。後半登り10%の注意看板が2-3個出るのですが、そのような急勾配の区間は出てこないので肩すかしを食らいます。

以前エントリに書いたときにも触れていますが、現役最古の国道トンネルというタイトルホルダーです。もうちょっとこの点をアピールしてもいいように思います。

古い設計のトンネル故に大きい車は通れません。この国道143号は明通トンネルまでほぼ一本道なので、もし高さ制限があることに気づかずここまで来てしまうと大変です。そのため、このトンネルの存在はかなり手前の青木村内から複数回注意喚起されています。

パノラマというわけではないですが、トンネル前からの眺めはなかなかです。

Wahoo KICKRを導入(雑多な事柄)

使ってみた感じなどに含まれないことをこちらのエントリにまとめます。

KICKRの購入方法

今回私はWAHOOのWebサイトから直販で購入しました。台湾からの発送で、およそ5日程度で到着します。海外サイトからの通販をしたことがある方なら特に問題なく購入できると思います。別途関税も7,000円ちょっとかかるので国内で購入するより多少安いですが、それほど大きな差にはなりません。

KICKRと自転車の適合

KICKRは130mm・135mmクイックリリースに両対応しているので、スポーツタイプの自転車であればほとんど何にでも対応しています。本体にスプロケットの高さを調整する機能がついており、ロードバイクなら700c・650c・24″、マウンテンバイクなら29″・650b・26″・24″と対応しています。本体側で調整すれば前輪をライザーブロックなどで調整しなくても車体が水平になるので便利です。

ただし、まれにKICKRに装着できない自転車があるようです。恐らくチェーンステイかシートステイが本体に干渉するという話だと思います。一応wahooのWebサイトで適合自転車リストも公開されていますが、本当に心配な場合は試走ができる店に自分の自転車を持ち込んでチェックするのが確実だと思います。

最近の一般的なロードバイクであればまず問題ないと思います。

スルーアクスルとの適合

ロードバイクへのディスクブレーキの広がりとともにホイールをスルーアクスルで固定する自転車も増えてきました。KICKRはこれらスルーアクスルの自転車であっても問題なく装着可能です。142mmと148mmのスルーアクスルに対応しており、専用のアダプターが付属します。

wahoo ELEMNTを利用したリライド

期待しているのが、同社製のサイクルコンピュータとの連携でできるという”リライド”です。これはサイクルコンピュータで取得したGPSログをKICKRに送り、室内トレーニングでありながら現実のGPSログに対応した負荷を再生してくれるというものです。

もちろんKICKRはZwiftに対応しているので、よりリアルなトレーニングであればそれが最善手ではないかと思うのですが、私は普段走っている自転車ルートにかなり愛着があるので、この機能はかなり期待しています。長野県にいながら埼玉県ルート100を地形だけ再現するなど試してみたいです。

実現のためにはwahoo ELEMNTシリーズが必要になりますが、サイクルコンピュータもロードバイクに乗り始めて以来のものですし、直近でGPSのログが切れる問題も発生していたところなので、サイクルコンピュータのリプレースはかなり前向きに検討中です。

Wahoo KICKRを導入(本編)

オルベア オニキス2011年式での装着状況です。

冬場の自転車に乗れない時期対策として、Wahoo KICKRを導入しました。KICKRはローラー台の中でも”スマートトレーナー”に分類されるもので、スマートフォンのアプリと連携して様々なトレーニングが可能です。

動作方式はダイレクトドライブ方式という後輪を外してローラー台のスプロケットに自転車を接続する方式です。負荷はフライホイールと電磁式の併用となっています。電源無しでもフライホイールが重いのでまあまあの負荷になりますが、電源を供給することで最大2000Wもの入力に対応できるプロユースの製品です。

KICKRの良いところ

静粛性

何と言ってもダイレクトドライブ方式から来る静粛性が最大の魅力だと思います。100W前後の負荷であればほぼチェーンの駆動音のみしか聞こえてきません。従来モデルのKICKRは回転時に独特の甲高いうなり音がしていたらしいのですが、現行の2018年バージョンでは改善されているようです。

アプリとの連携

KICKRは純正のアプリの他、様々なトレーニング系のアプリと連携することが可能です。KICKR自体にパワー測定機能があるため、パワーメーターがなくてもパワートレーニングが可能になります。本体にケイデンスセンサーが付属するので、高回転で出力を出していくトレーニングにもすぐに対応できます。

自然な負荷

フライホイールで負荷をかけているために、ペダリングした感触は実際に走っているときに近いものが得られます。もちろんより高負荷を希望する方には坂道のシミュレーションモードや、ケイデンスに応じて一定の出力を要求されるモードなど負荷がかかる運転モードがあります。

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STRAVAの走行ログで抜けが生じる問題

STRAVAで走行の記録を取り始めてみたところ、意外にも記録を後から見るのが面白いことが分かりました。さっそく記録取り自体も楽しんでいるところですが、時々走行ログに抜けが生じて直線区間が記録されてしまうので困っています。

走行ログの抜けが起きる可能性はいくつか考えられます。

STRAVAのアプリ自体の不具合

何らかの原因でアプリが落ちてしまった場合、走行ログは残らなくなってしまいます。走行ログ記録時は他のアプリを閉じてSTRAVAだけにすれば、多少の対策にはなりそうです。

また、端末の設定で節電のために自動で終了させるアプリからSTRAVAを除外しておくことも必要になると思われます。

GPS信号のロスト

アメリカのGPSに代表される衛星測位システムは、アンテナと衛星の間に視線が通っていないと信号を受信することができません。

例えば高いビルの谷間や山の陰、場合によっては木陰でも信号を受信できなくなる場合があります。私は割と山間部を走ることが多いので、山の陰の影響を受けている可能性は高いと思います。

また、ログ取りに使用しているP9 liteはお買い得なモデルなので、衛星測位システムのうちGPS(アメリカ)とGLONASS(ロシア)だけの対応となっています。対応する衛星の数が少ないとそれだけ見失うリスクは高くなります。

対策としては、複数種類の衛星測位システムに対応したサイクルコンピュータやスマートフォンでログを取るという方法があります。

ログに抜けが生じるのがまあまあストレスなので、ログ取りの方法は近いうちに見直してみようと思いますが、手段がいくつかあるので迷うところです。サイクルコンピュータが自転車に乗り始めて以来のものなので、これを機にGPS付きのものに買い換えようか検討中です。