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松本方面への輪行サイクリング

久々にメンテナンス以外の目的で輪行をしました。松本周辺の道路についてはまだ走行実績のない道路が多かったので、松本-塩尻周辺の気になるスポットを結んでルートを設計しました。

しなの2号は明科駅に停車するので、明科からスタートできるのがメリットです。

全体としては初見の道ばかりで楽しかったのですが、少々想定外の事態で困ったこともありました。

始発の特急しなのの混雑

ちょっと想定外だったのは行きの列車が思いのほか混んでいたことです。長野駅から松本方面に行く一番早い列車は特急しなの2号(6:09長野駅発)です。

かなり時間が早いのでそれほど混まないだろうと思っていましたが、自由席についてはデッキや通路に人があふれるくらいの混雑でした。3連休の初日ということもありますが予想と違ったので今後気をつけておきたいと思います。

松本市街地の混雑

これは想定外ではなくて私がすっかり忘れていただけなのですが、松本市街地は道路の混雑が激しくなりがちなので移動には少々苦労しました。恐らく城下町由来の道路構造に起因するもので、行政側もそれを織り込んで早い段階から自転車レーンの整備などに取り組んでいるようでした。

しかしながら道路が混雑していると走行中のイレギュラーも起きがちで危険ではあるので、輪行する場合の目的地は松本駅以外の方が無難そうに感じました。

道中見つけたものなどについてはまた別途個別のエントリにまとめてみたいと思います。

明神池

自転車ツーリング中、東御市にある明神池に立ち寄りました。

東御市は上田と小諸の間にある自治体で、北部には湯の丸高原という観光地があります。千曲川を挟んで南部は台地の地形になっており、上田側が八重原台地、小諸側が御牧ヶ原台地というそうです。

台地を横断する形で千曲ビューラインという広域農道が通っているので、こちらを自転車で走行することが多いです。

もともと東御市周辺は長野県としては少雨な地域だったため、江戸時代から台地の上ではかんがい工事が進み、農業用水のためのため池も多数作られたそうです。そんなため池の一つが今回ご紹介する明神池です。

江戸時代から使われている現役のため池ながら、周辺は芸術むら公園として整備されており、憩いの場となっています。池の周辺には梅野記念絵画館・ふれあい館のほか、アートヴィレッジ明神館(宿泊施設)などもあります。梅野記念絵画館では現在東御にちなんだ刀剣の展覧会が開催中で、ゲーム刀剣乱舞とのコラボ企画もあり盛況という話を聞きました。

左奥に見えるのが梅野記念絵画館・ふれあい館です。
運が良ければ浅間山が見えると思いますが、この日は雲に隠れていました。

千曲ビューラインからちょっと脇の道に入るだけで来られるので、休憩ポイントとして覚えておこうと思います。

しなの鉄道(北しなの線)でのサイクルトレイン実施

最近長野県内の鉄道事業者では自転車を袋に入れずにそのまま車内に持ち込めるサイクルトレインの実施が増えてきていますが、しなの鉄道の北しなの線区間でも期間限定ながら実施されているそうです。

【北しなの線】サイクルトレイン運行のお知らせ

[しなの鉄道株式会社] 

実施されている区間は北しなの線の豊野-妙高高原間です。妙高高原から先、えちごトキめき鉄道でもサイクルトレインが実施されているので、双方をサイクルトレイン利用で行き来できるとしています。事前の申し込みや手回り品切符は不要のようです。

利用可能な列車には指定があり、妙高高原方面へは豊野駅発9時台から14時台の合計5本、長野方面へは妙高高原駅発10時台から16時台の合計5本となっているようです。長野側から見ると朝早い時間帯の設定がないので、直江津方面に自走した上で帰りをサイクルトレイン利用にすれば直江津周辺での行動半径が広く取れて面白いかもしれません。

千曲川サイクリングロード篠ノ井横田地区の通行止め(2024年10月)

千曲川サイクリングロードを走行していたところ工事の予告を見つけました。

篠ノ井橋の下流側が歩行者も含めて全面通行止めになるということです。代わりに国道18号バイパスへのう回が案内されています。

篠ノ井橋周辺に関して言えば上流側の塩崎地区も工事中で、こちらは2025年8月末までが工期となっているのでしばらく通行できません。

これから寒くなって千曲川サイクリングロードの走行機会は増えると思うので、篠ノ井橋前後のう回プランを考えておく必要がありそうです。看板の通りでも良さそうに思いますが、国道18号バイパスはあまり積極的に選択したくはないので、何か別の案がないかを検討したいところです。

女沢公園に自転車用空気入れがあることを確認

久々に千曲川サイクリングロード沿いの女沢公園に立ち寄ったところ、公衆トイレ前のベンチ付近に木製のゴミ箱のような箱があることに気がつきました。

箱の上に”自転車用空気入れ”と書かれたプレートが取り付けてあります。のぞき込んでみるとこんな感じになっていました。

ちゃんと圧力計のついた仏式対応のポンプが入っていました。盗難防止のために箱に鎖で連結されているようでした。

今まで利用したことはないですが長野県内には観光案内所などを中心に、自転車用空気入れを貸し出してくれるところが結構たくさんあります。ほとんどのサイクリストの方はパンク対策で携帯ポンプを持っているものと思いますが、携帯ポンプでは必要な空気圧に達しているか不安などという場合もあると思います。こういった場合にフロアポンプが気軽に利用できると安心だと思います。

サーモス FJF-580

今年の夏期の自転車ツーリングでは表題の真空断熱ボトルを利用しました。

真空断熱ボトルではおなじみのサーモスの製品です。この製品は自転車用に設計されていて、一般的なスポーツバイク用のボトルケージに収まる寸法になっています。

本体にはくびれている部分がありますが、ここにボトルケージの出っ張っているところが引っかかり、保持されるようになっています。この部分は表面にシリコンゴムのような素材が貼ってあり、走行中の振動で音が鳴らないように配慮されています。

容量は580mlで冷・温両方の温度に対応します。飲み口はワンタッチで開放できますが、ロック機構もあるので走行中には飲まずに止まって飲んだ方が安全だと思います。

本体重量は280gと通常の樹脂製ボトルに比べるとかさむものの、暑い日の走行では冷たい飲み物が飲めるのがとてもありがたいです。何かで計測をしたわけではありませんが、水分の吸収も何だか良く感じるくらいです。

少しでも軽量を求める方にはオススメしづらい製品ですが、そういった部分にこだわりのない方には是非オススメです。温かい飲み物も入れられるそうなので、シーズン終わりには白湯などを入れる実験もしてみたいと思っています。

長野電鉄木島線 赤岩駅跡

よく自転車で通過する長電木島線・赤岩駅の跡をせっかくなのでゆっくり見てみることにしました。

駅跡地付近は県道414号という道路が通っています。この区間は木島線の線路跡を利用して道路が敷設されているため、線形が非常に良いのが特徴です。

中野市北部公民館が道路沿いにあり、信号機のある赤岩という交差点になっています。

長電バスのバス停もあります。長電バスは中野木島線というバス路線を運行しており、この路線が木島線の代替交通という形になっています。平日であればお昼前後を除いて1時間に1本運行されているので、まあまあの頻度と言って良いと思います。

線路跡が道路に転用されていることもあって、あまり鉄道駅らしい痕跡を発見することはできません。強いて言うなら変な向きで設置されている高社山の登山案内看板が挙げられます。

写真右奥のものなのですが、道路と逆向きに設置されています。現在は何もないですが、恐らく看板の向いている方に駅舎の出入り口があったのではないかと思います。

CR2032と同じ寸法の自立型給電モジュール

コイン電池CR2032と同じスペックを持った自らが給電できるモジュールということです。

太陽光発電パネルとBluetooth LEを搭載したコイン電池型モジュール

[PC Watch]

寸法や出力電圧はCR2032に準拠し、バッテリーではなく太陽電池を搭載することで自らが発電して給電を行えるということです。あわせてBluetoothの低電力消費規格にも準拠し、通信を行うこともできるそうです。

面白いのは想定用途に”自転車アクセサリー”がうたわれていることです。確かに趣味で自転車に乗っているとCR2032を何かとよく使います。

用途としては回転センサーやライトなどが代表的です。この装置は太陽電池を使うので適用する機器のCR2032が収まる場所に太陽光が当たる必要がありますが、機器側が対応できればバッテリーの交換が不要なスピードセンサーやライトなどが実現することになります。結構電池交換はわずらわしい作業なので、期待したくなる装置です。

花上トンネル

先日エントリに書いた長野市道飯森新橋線の途中にあるトンネルです。

竣工1984年ということで、竣工以前の状況を国土地理院のサイトで1975年の空中写真を入手して見てみました。

[国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスを基にheboDJ.netが作成]

確かに1975年時点ではトンネルは存在せず、道路は川に沿っているように見えます。トンネルのちょっと右側には土砂崩れのような痕跡がありますが、これは2024年時点でも同じように崩壊しています。ただし、現在では道路に面した部分だけ擁壁でガードされています。

山のかげになってしまっていて分かりにくいですが1975年時点では犬戻トンネルもなく、国道19号も川に沿うような線形になっています。犬戻トンネルができるのは1994年のことです。

長野市道飯森新橋線が通行可能に(2024年)

長期間通行止めとなっていた長野市道の飯森新橋線が通行可能になっていました。

飯森新橋線は犀川沿いの道路で、長野市の中心市街から見ると安茂里から小田切を経て七二会につながっている道路です。

通常この経路であれば国道19号を通れば済むのですが、自転車の場合は途中にある犬戻トンネルが少々難所ということもあって、私はこちらの市道で行き来するのが好きです。

川沿いギリギリを通る道路なのですが、一方で崖も道路のすぐ近くまで迫っており、土砂災害の影響を受けやすい道路のようです。今回通りがかったところ、路肩が犀川方面に崩れていかないように補強されていました。

引き続き斜面の変動は自動観測中です。
少し道路が狭められて、路肩に荷重がかからないようになっているようです。

興味深かったのが2枚目の写真にあるように道路幅員をあえて狭めることで車の荷重が路肩にかからないようにする処置がされていたことです。元々この区間は茶色いガードレールギリギリまで道路だったように思います。