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野沢温泉村

もう積雪があるので自転車で行くのは無理だと思いますが、先日野沢温泉村まで行きました。

かつては交通アクセスがあまり良くなかったらしいのですが、今は千曲川沿いに国道117号があるので、新潟方面からも長野方面からもアクセスは良好です。

公共の交通機関を利用する場合、鉄道の最寄り駅は上境駅になりますが、実際には飯山駅から直通バスで移動することが多いようです。

今回は国道117号で上境駅付近まで向かい、県道353号→県道38号とつないでぐるっと回ってきました。

コンパクトな宿が多い温泉街になっています。
県道38号から野沢温泉村の中心部を遠望した様子です。写真中央奥が温泉街になっています。

県道353号は7%×3.4kmというほどほどのボリュームの坂で、国道から入ると登り始め、登り切ると温泉街に着くという分かりやすいプロフィールになっています。道路も広くて走りやすく、県道38号とつなぐと行き帰りの道を変えつつ往復できるのでとても楽しいです。このルートはリピートすると思います。

布引電気鉄道跡ツーリング

長野県にはいくつか廃線跡がありますが、そのうちの1つである小諸から東御にかけての布引電気鉄道跡を自転車で見てみました。

布引電気鉄道は1920年代に千曲川の左岸地域の発展を目的として敷設された鉄道だそうです。沿線には集客力のある布引観音もあり、期待された路線だったらしいのですが、想定より利用者が伸びず、わずか数年で休止、廃止に追い込まれてしまったそうです。

戦前に敗戦になってしまった路線なのですが、いくつか痕跡が確認できました。

まずはしなの鉄道の小諸駅からスタートです。当時は国鉄の信越本線で、布引電気鉄道は小諸駅の一部を借りて運行していたらしいです。

少し走ると懐古園入口交差点に出ます。ここで左折すると県道40号なのですが、当時の線路はまっすぐ延びていたようです。現在はかなり規格の良い道路になっています。

ここからは緩やかですがかなり長い下りです。小諸が周辺に比べて標高の高いところにあるので仕方ないのですが、坂が苦手な鉄道には不向きな条件だったろうと思います。

右手に芦原中学校を見ながら左の住宅地に入ります。

このように住宅地の中に当時の線形がそのまま道路になって残っています。引き続き緩い下りが千曲川に向かって続きます。

千曲川に出ました。行き止まりなので右折し、写真奥に見えている布引大橋で左岸側に渡ります。渡った反対側は県道40号です。

先ほどの行き止まりの先に橋脚が見えます。

写真のように橋脚がそのまま残されています。ここが今回の行程のハイライトその1といったところです。

当事は写真奥から手前に向けて線路が延びており、そのまま現在の県道40号に合流するような形だっただろうと推測します。

県道を走っていくと左手に断崖絶壁が見えてきます。その断崖の途中にあるのが布引観音です。

トイレがあるのでサイクリング用途では押さえておきたいスポットです。

県道沿いにプラットホームらしき構造物が残っています。

端っこが斜めになっており、やはりプラットホームであろうことが分かります。ここがハイライトその2といったところです。

当時の線路も現在はこんな感じの快走路になっています。ここから線路はほとんど現在の県道40号と重複するような線形だったようです。

終点だった島河原には東京電力の発電所があります。この発電所の建設にも布引電気鉄道は一役買ったそうです。

しかしながらここから先への延伸はかなわなかったとのことです。

というわけでわずかに10km弱で遺構らしい遺構もそれほどたくさんあるわけではないですが、1920年代の鉄道の痕跡が100年近く経ってもまだたどれるというのは魅力のあるルートです。

単純に県道40号が走りやすいので、小諸へのアクセス路としては国道18号や浅間サンラインより良さそうに思います。サイクリング以外にもオートバイのツーリングなどにも向いた道だと思います。

県道393号

長野県の県道393号です。国道19号沿いの長野市大岡付近と木崎湖左岸の稲尾駅付近を結んでいる狭い県道です。

県道31号を小川方面から美麻に向けて走ってくると、途中の交差点で県道393号に合流できます。

県道31号です。とても規格が良くて走りやすい道路です。便利なのですが、そのまま走って行くと北大町駅付近に出るので木崎湖に行く場合は少々遠回りになります。

ここで右折します。看板もあるので心配要りません。

道の方は狭小かつ路面状態も良くないので、正直快適に走れる感じではありません。とにかく無駄に距離を走りたくないのであれば選択肢に入るかな、というところです。

木崎湖手前です。道路的にはやや難ありですが、いきなり稲尾に出られるのは一定の価値があるように思います。

晩秋の木崎湖

今年の5月頃、まだ雪の残る峠を越えて訪問しましたが冬を前にして再度訪問してみました。

Q-S1のフィルタ”あでみやび”で彩度を少々こってりめにしていますが、残った紅葉は鮮やかでした。上の写真だと分かりやすいですが、小熊山の頂上付近は完全に冬の風景で、麓付近は紅葉が残っているのが季節の変わり目を感じさせてくれます。

しばらく自転車では行けなくなると思いますが、春になったらまた訪れたいと思います。

茶臼山

茶臼山は篠ノ井の西側にある山です。頂上付近に動物園があることで知られています。

道路としては県道86号が通っており、これは緩めのつづら折れになっています。平均勾配5.5%×園長5.5kmと、比較的勾配も緩めです。通る度に自転車やランニングの方を見かけるので、お手軽さは広く知られているように思います。

沿道はほぼリンゴ畑で、頂上付近では眺望も良いのでオススメできます。

松代PAを一般道から利用する

北信では唯一?一般道から利用できる松代PAに行ってみました。

松代PAへは国道403号からアクセスすることになります。SAやPAへの一般道からの入口はひっそりしていることが多いですが、並行しているのが国道ということもあってか看板は大きめです。

”(大型車は…” のフォントが高速道路フォントなのが面白いです。

一般道からだと上り線・下り線どちらのPAにもアクセス可能です。どちらかと言えば下り線の施設の方が近いです。

SAやPAはトイレの規模が大きいので、トイレとしての信頼度が圧倒的に高いのが特徴です。是非押さえておきたいスポットです。

下り線施設には食堂があるほか、売店では地元松代のお店が出しているお弁当やサンドイッチも売られています。補給ポイントとしても盤石の安定感です。

東部湯の丸SA

上信越自動車道の東部湯の丸SAです。一見して一般道から入れる入口があるように思えるのですが、入口はあくまで高速バス利用のためのもののようです。

長野県内の高速道路は上信越自動車道・長野自動車道・中央自動車道とありますが、上信越道と長野道はNEXCO東日本の管轄なので限られたSA・PAしか一般道からは入れません。

逆に中央道はNEXCO中日本の管轄なので、ほとんどのSA・PAが一般道から利用可能となっています。

上信越道だと松代PAは一般道から入れるようなので、そのうち調査に行きたいと思っています。

パールイズミの女性用レッグカバー

この前からレッグカバーがずり落ちてくる原因を検証していたのですが、改めて脚の各部のサイズを計測してみると、男性用のSサイズでも私にはなお大きいのがそもそもの原因ではないかという説にたどり着きました。そこで、W411という型番の女性用レッグカバーを購入してみました。

女性用のシールが貼ってあって少々複雑な心境ではあるのですが、試してみたところ女性用のSサイズがサイズ的にはぴったりでした。特に男性用とパターンが違う様子も感じられないので、今後極端に脚のボリュームが変化しない限りはこれ一択なのではないかと思います。

ちなみに2018年モデルのW411は滑り止めがラッセルテープからシリコンゴムのような素材に変わっていたので、もしかするとラッセルテープはレッグカバー用には向いていない滑り止めだったのかもしれません。

新地蔵峠

松代と真田の境にある新地蔵峠に行ってきました。頂上付近にスポーツランド信州というオフロードの自動車競技場があります。

道路としては県道35号に指定されています。この峠は登る方向で大分勾配に差があり、松代側から登ると3.5% x 3km + 7.8% x 5.8km + 5% x 2km で全体で10kmくらいの坂道になります。

真田側からだと3.5% x 10km といったところです。真田の方が標高が高いのもあって、緩勾配になっています。

実際に走ってみると、割と道路規格が良いので勾配が一定になっており、ペースさえ作れてしまえば何とかなると感じました。やはり途中の8%近い区間が辛いのですが、10%区間と6%前後の区間がある程度交互に出てくる感じで、勾配が緩くなったところで多少負荷が下がるので助かりました。

峠のセオリーに反して頂上付近が最急部分ではないので、その点も助かりました。

頂上はちょっと木がかぶってしまいますが、遠くに小さく長野の市街地が見えます。小ささで標高の高さが実感できます。

何と市営の公衆トイレがあります。

峠の頂上付近にオフロードの競技場があります。

真田側に下っていく道です。かつては頂上付近にDydoの自販機があったようです。自販機が残っていれば間違いなくパーフェクトな峠でしたが、少々残念です。

路面もきれいですし、ほどほどキツいのが気に入ったので再訪すると思います。

自転車用ヘルメットのリプレイス

使っている自転車のヘルメットがさすがに老朽化してきたので、買い換えました。

従来品はKOOFU(OGKカブトのサブブランド)WG-1でした。ひきつづきこれでも良かったのですが、WG-1は生産が終了してしまったので、OGKカブト本体のSteairというモデルにしました。

このモデルは割と軽量で、ハイエンド品ほど価格も高くないのでちょうど良く感じました。OGKカブトの”L/XL”というサイズ設定が私にはベストなのですが、L/XLの設定があったのも加点要因になりました。

色は何となく山手線っぽいラインマットグリーンです。つや消し黒になっています。かぶった感じは安心のOGKカブトで、アジア人特有の頭のでかい私でもきつさを感じずにかぶれます。

WG-1比で見てみると、Steairは頭頂部が比較的高く設計されています。頭の形との組み合わせにもよりますが、これにより前から見た時にシュッとした感じに見える効果があります。

まだ実走には投入していないので、早く試してみたいです。