自転車」カテゴリーアーカイブ

須坂市野辺町のラウンドアバウトを訪問

長野県警察のWebサイトによると、長野県内のラウンドアバウトは5つあるそうです。有名なのはかなり初期に整備された飯田市街のものですが、今回は須坂市のラウンドアバウトを見に行きました。

場所は須坂市野辺町です。臥竜公園のちょっと南にあります。交差点名称は”沼目町”となっています。今まで見てきたラウンドアバウトには交差点名がありませんでしたが、ここは中央島に交差点名の標示があるのがユニークです。

接続している道路の横断歩道部です。「自転車も時計回り」という看板が立っています。

歩行者向けの注意喚起標示です。

接続している道路の様子です。「ゆずれ」の標示があります。海外のラウンドアバウトでは「yield」という標示で環道内の車が優先であることが示されているそうなのですが、これに準ずる標示です。

というわけで、なかなかユニークな点も多いラウンドアバウトでした。この交差点は元々5差路だったようなので、ラウンドアバウトにする効果は高いのではないかと思います。

周辺は果樹園で比較的交通量も少なめなので、この点でもラウンドアバウトに向いています。農地の中の十字路でも、出合い頭事故が多く、なおかつスペースに余裕があるのであればラウンドアバウト化すると事故抑制に一役買うのではないかと思います。

ラッセルテープの経年変化

最近のパールイズミのウェアには、滑り止めに”ラッセルテープ”という素材が使われています。これは極細い化学繊維を生地上に並べることで滑り止めの機能を発揮するものです。化学繊維で作った畳表のような感じです。

従来、レーサーパンツやレッグカバーの滑り止めはシリコンゴムのテープが使われていましたが、装着時間や体質によってはミミズ腫れのようにかぶれてしまう場合がありました。ラッセルテープはこのような心配が無い優れた素材と言えます。

そのラッセルテープを使ったレッグカバーを今シーズンずっと使っていたのですが、最近レッグカバーが徐々にずり落ちてくる現象が発生するようになりました。ラッセルテープの経年変化が疑われたので、最近買ったばかりのレーサーパンツのものと比較してみることにしました。

まず約1シーズン使ったレッグカバーのものです。こんな感じで生地の表面に細かい繊維が植えてあるような構造になっています。

続いてほぼ新品のレーサーパンツのものです。

比べてみるとレーサーパンツの方が繊維が太い(密度が高い?)ように見えます。もしかすると洗濯の過程で繊維が切れたり、あるいは痩せたりしてしまうのかもしれません。

単純に自分の足が細くなっただけという可能性もあるので、この辺りは追って検証しようと思います。

埼玉県自転車見どころスポットを巡るルート100#91(後編)

後編(24番-34番水潜寺)

音楽寺から再びミューズパークへの坂を下り、秩父ミューズパーク(北口)交差点に出ます。ここで右折し、再び県道72号を走っていきます。

24番法泉寺です。県道沿いにありアクセスは良いのですが、本堂までに長い石段があります。

引き続き県道72号を走っていくと、久那小学校の少し先に25番久昌寺があります。

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埼玉県自転車見どころスポットを巡るルート100#91(中編)

中編(13番慈眼寺-23番音楽寺)

中編は13番慈眼寺から23番音楽寺までの、比較的秩父の中心に近いお寺を回った様子です。

13番慈眼寺です。このお寺は御花畑駅に近いので、駅を目標物として走れば迷わずたどり着けます。

14番今宮坊です。ここは住宅街の真ん中にあるので難しい札所ですが、周辺の広い道路に曲がるポイントが案内されているので、案内に従って走ります。

15番少林寺です。この札所には番場通りという商店街の途中を曲がることでたどり着けます。この商店街は休日に大変混雑するので、自転車で通行する際は注意が必要です。

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埼玉県自転車見どころスポットを巡るルート100#91(前編)

今回は91番の 秩父札所34カ所を回るルート を走りました。

秩父34所観音霊場を自転車で巡るという厳しいルートです。

最初に簡単に秩父34所についてご紹介しておきます。

秩父34所は1,234年に開かれたとされる歴史のある霊場です。江戸時代に入り、信仰を目的とした旅行が庶民にも解禁されると秩父34所は大変な賑わいを見せたそうです。

各霊場は皆野から秩父市街を経て、三峰口付近や両神まで広がっており、現代でもなお秩父地域の自然を感じながら巡礼をすることができます。

レギュレーション

今回は巡礼サイクリングなので、各札所では必ず本堂にお参りするようにしました。

本来であれば納経などもしないといけないと思うのですが、自転車巡礼者向けにはQRコードを使ったデジタルスタンプラリーのようなシステムもあるそうです。事前登録が要るようですが、自転車巡礼の場合は役立ちそうです。

写真については境内撮影禁止としている札所も多かったので、原則として入口の看板をもって代えることにしました。

前編(1番四萬部寺-12番野坂寺)

ルートは環状になっており、県道37号の大淵交差点でループが閉じています。最寄りの駅は秩父鉄道の皆野駅になるので、こちらをスタートにすると良いと思います。私は2回に分けて調査しましたが、両日ともスタートは寄居駅に設定しました。

皆野駅スタートがオススメです。

しばらくは県道44号、国道140号と幹線道路が続きます。このルートは案内看板も充実しているほか、そもそもの巡礼者用の道案内も豊富なので、ルートの複雑さに対して迷いにくいルートになっています。

まず1番の四萬部寺です。お寺の前には旅館もあります。

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オニキスさん点検を受ける(2018)

毎年秋頃に実施している全体点検を実施しました。今年は偶数年なので消耗品の交換と各種調整、異常箇所がないかのチェックのみです。

バーテープの交換

これによって何かが劇的に変わることはないのですが、バーテープを普段とちょっと違うものにしてもらいました。ハンドル周りでは有名なDedaのミストラルという製品です。

私は手が小さいのでバーテープは薄手のものをいつも希望しています。ここ最近はLizardskinsの最薄モデル(1.8mm)が定番だったのですが、こちらの商品があいにく店頭に在庫していないということで、気分転換で他メーカーのものにしたというわけです。

厚さは2.4mmということで比較的薄い部類に入りますが、わずかにクッション材も入っており、握るとクッション感はあります。表面はサラサラ系で、テニスラケットのグリップ部のような感触に感じます。

メーカーロゴの主張が激しいですが、数時間握っていただけでもかすれてきてしまいました。かすれている方がウェザリング的なかっこよさもあるかと思うので、これはこれで良しとしたいです。

ワイヤー類

シフトワイヤーとブレーキワイヤーは元々昨年のコンポーネント交換時に部品に付属していたものを使っていましたが、今回の交換でオプティスリックというコーティングが施されたものに変更してもらいました。グレード的には松竹梅の”竹”に当たります。

コーティングにより、引く時に軽い力で引けるようになるということです。クリアブルーで塗装したような見た目も地味にかっこいいと思います。

店主のこだわり

毎回作業後に受け取りに行くと店主氏が色々説明をしてくれるのですが、今回はワイヤーのルーティング(取り回し)にこだわったとのことでした。

ロードバイクのハンドルからはシフト2本とブレーキ2本の合計4本のワイヤーが出ますが、これが長すぎると引く際に力が必要になってしまいますし、かといって短すぎるとハンドルが切れなくなってしまいます。しかも、ハンドルにはライトなどを装着するので、ベストな長さを維持しつつも邪魔にならないように取り回す必要があるわけです。

伺った話では私のオニキス2011年型はワイヤーを受ける部分がヘッドパーツのほぼ真下なので、どうしても取り回しを妥協せざるを得ない部分があるとのことでした。確かに同じオルベアでも最近のモデルはワイヤー受けがダウンチューブのサドルに近い部分に寄っているように思えます。

そんなわけで、「最善は尽くしているのだが後ろブレーキはちょっと重めの調整になっている」というお話でした。毎回のことですが、こんな競技要素のかけらもない自転車にここまで詰めたセッティングをして下さってありがたいことだと思います。

都市計画道路環状1号線(小川町)の南側

先日東秩父方面を走っている時に、環状1号線の南側の建設が結構進んでいるように感じました。ここで言う環状1号線というのは都市計画道路環状1号線という埼玉県小川町の道路です。

小川町の市街地は道路が比較的狭く、何かと混雑しているので市街地を取り巻くような道路が建設中です。

[出典:国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス よりheboDJ.netが作成]

画像は環状1号線の中でも小川町駅の南側エリアの航空写真です。

ピンク色の線が県道11号です。古くからの道路で小川-東秩父-秩父(または寄居)を結んでいますが、歴史のある道ゆえにあまり規格が良くなく、街道筋に建物もたくさんあるので拡幅余地はなさそうです。

しかし、写真右下からは県道30号が北進してくるため、県道30号からやってくる中長距離の交通を何とか捌かなくてはなりません。ここで環状1号線が役に立つというわけです。

現状では県道30号を北進してきた車は

  • 直進して県道11号(小川町中心部)に入る
  • 右折して国道254号バイパスに向かう

という2つの選択肢があります。分かりやすいのは直進ルートですが、写真上、赤で示している槻川の橋が非常に狭く、ボトルネックになっています。右折すれば国道254号BPに向かえますが、寄居方面に行きたい場合は遠回りになってしまいます。

現在、青線部分の環状1号線が部分的ながら完成し始めており、割と近いうちに県道11号の交差点まではつながりそうに思えます。

県道11号と交差した先の緑色線部分は、用地が確保されている様子もないので完全に私の予想する線形ですが、県道274号に接続してそのまま国道254号BPに連絡できるものと思われます。

まだまだ環状線が完成するまでには時間がかかりそうですが、できあがれば県道30号の利便性がかなり向上しそうな道路です。自転車目線で言えば、新しい道路の完成であまり使われなくなったかつての県道などは走りやすい道路になっていくのではないかという期待が持てます。

秩父三四所巡拝(27/34)

埼玉県自転車見どころスポットをめぐるルート100の中でも、最高クラスの過酷さと思われる91番の 秩父札所34ヵ所を回るルート の実走調査に行ってきました。

天気予報では曇りということで、多少ひんやりした感じもありつつ各霊場を巡拝していたところだったのですが、昼前くらいから雨が降り始め、最終的には路面に水が浮くほどになってしまいました。

出だしは良かったのですが…

最終的にはこんな感じになってしまいました。

このまま続行してもせっかくの自転車ルートが楽しくないですし、安全面でも心配があるので27番まで巡拝したところで一旦打ち切ることにしました。

行く先もこんな感じで、好転が期待できそうになかったというわけです。

残念ではありますが、残り7つのお寺は日を改めて巡拝して行きたいと思います。

埼玉県自転車見どころスポットを巡るルート100#2

今回は2番の 三大河川巡りでぐるり埼玉づくしルート を走ってみました。全ルート中でもトップクラスの約150kmの長さを誇るルートです。

ルートは平行四辺形のような形状で、国道298号→江戸川サイクリングロード→利根川サイクリングロード→武蔵水路→荒川サイクリングロードという構成になっています。長いですがサイクリングロードが多いので、右左折は少ないです。

ルート図では三郷からスタートのようなのですが、今回は荒川サイクリングロード左岸側の羽根倉橋(東)交差点よりスタートとしました。ゴールもここになります。

このエントリを書いている2018年10月時点では補強工事で上流側の歩道が通れません。橋そのものも車線が減少して渋滞しているのでご注意下さい。

国道17号を戸田方向に走り、美女木八幡交差点で左折すると国道298号です。東京外環自動車道の下を走っている道になります。

美女木ジャンクションの下と言った方がわかりやすいかもしれません。

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