冷蔵庫にごぼうが余っていたので材料を買い足して筑前煮にしてみました。

一般的には具材を炒めた上で煮る製法がポピュラーだと思うのですが、ネットでレシピを見ているといきなり煮るところから始まるものも結構見つかります。今回は煮る調理のみのものを試してみました。
具材に練り物系のものを入れると味が出るので最終的な味が決めやすくなりおすすめです。こんかいはスギヨの加賀揚げをちぎって入れました。
味噌汁の浮き実として三つ葉を買ったのですがちょっと余ってしまいました。使い道がすぐ思いつかなかったので醤油・練りごまと合わせてブレンダーにかけてソースのようにしてみました。
ブレンダーはミキサーではないので三つ葉がちゃんと細かくなるか心配でしたが、かなり細かく刻んでソースにすることができました。どちらかというと作った量が少なかったためにブレンダーの刃がかかりにくかったことのほうが問題でした。
チキンピカタを作ったのでそれ用のソースとしておいしくいただけました。柔らかいものであればブレンダーで刻んでペースト状にすることができるようです。ある程度まとまった量がないとブレンダーが機能しないので、その点は注意が必要そうです。
重曹で鶏肉を柔らかくして煮物を作ってみたところ、肉がとても柔らかくなったのでいい方法だなと感心していました。
調理した当日は何も異常がなかったのですが、残りを冷蔵庫に入れて1晩置いたところゴボウの色がとんでもないことになっていました。
青黒いというか青緑というかなんとも食欲がなくなる色合いです。作って1日で全体が完全にカビたり腐敗したわけではなく、ゴボウのクロロゲン酸という抗酸化物質が鶏肉に残存していた重曹のアルカリ成分と反応して変色したもののようです。
クロロゲン酸はほかにもサツマイモなどに多く含まれているそうです。もちろん味には何の問題もないのですが、さすがにこの見た目はどうかなと思うので、ゴボウやサツマイモと合わせる食材を重曹で処理するのはあまりよくなさそうです。
肉を柔らかくするときに酢などを使って酸で柔らかくする方法がありますが、逆に極端なアルカリでも柔らかくすることができるそうです。試しに鶏の胸肉を重曹水に浸けてみました。重曹水の濃度は水200mlに対して重曹小さじ1としました。
その後通常通り調理しました。ゴボウとこんにゃくが余っていたので甘辛い炒め煮にしてみました。
食べてみると確かに鶏肉の繊維がほぐれやすく、重曹の力で柔らかくなったことが感じられます。アルカリ性が強いのでえぐみのようなものが残るかと思いましたが、割としっかり味付けする料理にしたせいかその点も気になりませんでした。酸の場合は後に味が残りそうな気がするので、自由に味付けをするならアルカリを使うのも手かと思いました。
おしゃれなさくら茶の素をいただきました。
さくらの花がまるごと塩漬けになっているもので、お茶に浮かべるとさくら風味になるという風情のある商品です。
ご覧の通り結構塩がしっかりついているので、そのままお茶に投入するのではなく、塩は払って使うのがいいようです。
ただ、この塩をあえて活用する使い方もありました。それが炊き込みご飯の具材として使うという方法です。真鯛の刺身を買ってきて、酒をまぶして下ごしらえをします。
その後、このさくら茶の素とだし昆布とともに炊飯すれば春らしい雰囲気の鯛飯になります。
ちょっとぜいたくではありますが、たまにはこういう季節感のあるメニューも良いものだと思いました。お菓子のアクセントなんかに使うのも良さそうな感じがします。
普段オートミールのおかゆを常食しているのですが、保温容器で一晩お湯に浸したオートミールを電子レンジで再度加熱するという製法が果たして妥当なのか疑問に感じたので、Youtubeで本場スコットランドっぽいレシピ動画がないか探してみました。
探してみたところ、ハムリンズというオートミールメーカーのレシピ動画が見つかりました。
この中で登場する見慣れない調理器具がスパートル(Spurtle)というものです。装飾のついた木の棒といった感じの調理器具です。オートミールの調理には本来このスパートルを使用し、ない場合は木のスプーンでもいいと動画内で紹介されています。
また動画の中では「かき混ぜることが重要である」と言及されています。私の製法だとかき混ぜる要素がないのでこれは収穫でした。しかし、混ぜることが重要であるなら木の棒よりもへらのようなものの方が混ざりそうな気もします。
我が家にも木のしゃもじはありますがスパートルに似たようなものはありません。細身の麺棒のようなもので代用できそうな気もするので、棒で混ぜるとどうなるか実験してみるのも面白そうです。