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秋の差切峡

筑北村にある名勝・差切峡を訪ねました。この差切峡沿いに長野県道55号(大町麻績インター千曲線)が通っており、現状ではそれほど線形は良くないですが国道403号(聖高原方面)と国道19号(山清路方面)を結んでいます。

道路の規格が悪いだけであれば自転車はそれほど苦にしないので、私はルートのバリエーションを作るのにありがたく利用させていただいています。

訪問したタイミングでは紅葉というにはまだ少々早い感じがしました。

光の加減ではそれっぽく見えるタイミングもありました。

県道の旧道にある差切5号隧道が通行止めになっていました。ちょっと古そうなトンネルで通るのが楽しかったのですが、倒木のため通れないようです。写真左に写っている公衆トイレは利用可能でした。

紅葉サイクリング

長野県内も平地から見る山が大分色づいて見えるようになりました。平地から見てこんな感じですから、山深いところであればより気温差が大きいので色づきも美しいのだとは思います。

写真は中野市内の上信越道豊田飯山IC付近で撮影しました。やはりRAW撮影するようになってから木々の細部は一段シャープに描写されるようになったように思います。

本当なら斑尾高原や妙高高原などもギリギリ訪問可能な気象条件ですが、昨今のクマの出没が心配であまり幹線道路からは外れないようにしています。今年は9月以降週末の天候不順とクマ出没が相まって思ったよりも走れる機会が少なくなってしまっているのが残念です。

SHIMANO CS-HG700-11(11-34T)について

今回のメンテナンスでスプロケットについても交換をしてもらいました。直ちに交換が必要なほど痛んでいたわけではないですが、ホイールもリアディレイラーもチェーンリングも交換になるので、この機会に合わせて交換したものです。

歯数構成の変更

以前使っていたシマノのCS-R7000(11-32T)を継続しようと思っていたのですが、自転車屋さんからおすすめされたので標題の11-34Tという歯数構成のものにしました。同じ105シリーズのコンポーネントだとは思うのですが、なぜかこの歯数構成のものだけ型番が異なるという変わった製品です。自転車屋さんも「何でかは分からない」と言っていました。

特に最後の2枚(32Tと34T)が大きく感じます。

歯数の比較

最大歯数が34Tというロードバイクにしてはかなり大きなものなのですが、私の自転車の構成ではチェーンリングが38T固定ということも相まって、かなり軽めのギアが豊富に装備されるという形になります。

ギア比はこのようになります。

ギア段数1234567891011
ギア歯数1113151719212325273034
ギア比3.4552.9232.5332.2352.0001.8101.6521.5201.4071.2671.118

歯数が2Tずつ変わる区間が広いので、特に6-10段目においてはギア比が細かく変わっていくようになっています。直近で使っていた11-32Tは8-10段目が3Tずつ変わるようになっていたのでちょっとした変化です。

最終段の34Tは非常用の保険のようなものですが、10段目の30Tを実用上の最終段と見なすと1.267となり、これでもかなり心強い軽さです。

また、過去使っていたギア比と比較してみるとこのようになります。

青いラインが現行の構成、赤のラインが直前の構成、黄色のラインはオニキス時代のインナーギア+CS-6600ジュニアカセットの歯数グラフです。

こうしてみると、5段目までは変化が急ですが11段目まで一定の間隔でギアが軽くなるようになっていることが分かります。

使ってみての感想

平坦路

11-34Tを選ぶ時にちょっと悩んだのが平坦路で使うギアの選択肢がかなり狭くなることでした。従来は状況に応じて選べる感じでしたが、今回は軽めのギアの枚数が多いので平地で使いにくくなるのではないかと心配していました。

しかし、実際には長野県内を走行する分には平坦路と言ってもだいたい多少の勾配があるところが多く、完全な平坦路が長距離続くというシーン自体が少ないことに改めて気がつきました。

また、90rpmでクランクを回したとすると5段目で23.7km/h、4段目で26.5km/h、3段目で30.1km/hとなるので、少なくとも競技者でない私には十分に感じました。今のところは4段目が常用、ストップ&ゴーが多い場合は5段目、ある程度距離のある平坦路なら3段目も選択という感じでうまくやりくりできています。

登り坂

登り坂ではホイールが変更されたことによって「このくらいの坂ならこのギア比」という感覚がずいぶん変わってしまいました。正直まだこのあたりが完全に固まっておらず、あれこれ試しているところです。

そんな中で現時点での感想をまとめておくと、「無理せず軽いギアを選択できるようになって便利になった」という印象を受けました。ギア比2未満のギアが最終段も含めると6枚あるので、一番脚が回るギアを選んで回転数重視で走るという方法が採用しやすくなりました。このあたりはギアの選択と乗り方の再構築も含めて検証を進めていきたいところです。私自身が脚力のあるタイプではないので、いい方向への変化だとは思っています。

まとめ

最初は搭載を少々迷ったのですが、それほどデメリットを感じることもなく便利に使えています。単に全体的なギア比が軽めになるというだけでなく、登坂用のギアの選択肢が増えたという点が非常にメリットだと感じます。前述の通り以前より回転数を重視して走れるようになっているはずなので、身体に対する負荷軽減という点でも効果を期待したいところです。

千曲川流域下水道のカットモデル

道の駅小布施に近い小布施町の飯田という地域を走っていると、道路沿いに大きなリング状の構造物が飾ってあります。

気になりつつも素通りしていたのですが、さすがに気になりすぎたので足を止めて観察してみることにしました。どうも下水管のカットモデルのようです。

千曲川流域下水道というのだそうで、その名の通りに千曲川沿い、具体的には長野市の北部・須坂市・小布施町・高山村の下水処理を行う下水道網だそうです。下水はここに展示しているような大きな幹線下水道に集めて豊野の近くにある終末処理場に送り、下水の処理を行っているそうです。

確かに抜け道のような道でそれなりに車は通りますが、周囲は小布施名物の栗林でちょっと人気のない感じもあります。なぜこの場所に飾ってあるのかが少々不思議です。

補修布による自転車グローブ修理

自転車に乗る時、今の時期はまだ薄手のロングフィンガーグローブを使っています。先日右手人差し指の先端に小さい穴が開いているのに気がつきました。1cmあるかないかくらいの小ささではありますが、外気が入ってきますしブレーキレバーに触れると冷たいので気になります。

これは表から見た状況です。

裂けたわけではなくて穴が開いているので、何かを当てて補修する必要があります。近隣で手芸用品が調達しやすいのは100円ショップなのでまずは100円ショップで使えそうな素材を物色しました。

薄手のフェイクレザーが売られていてそれにしようかとも思ったのですが、今回はお手軽にアイロンで接着する補修布による修理を試してみました。

SDGsと書いてあるのが今風です。

こちらが購入した補修布です。いくつかバリエーションがあり、チノパン用やTシャツ用もありました。今回は一番強そうな作業着用にしてみました。

裏面から見た手袋の穴はこんな感じです。

指先に合わせて補修布をカットして仮置きした様子です。

写真のように今回は裏側から布を当てることにしました。表から布を当てた方が手袋としての装着感は良さそうですが、また簡単に剥がれそうなので裏からにしたものです。

アイロンで接着できました。特に接着に問題のある素材ではないようでした。

裏返してみるとこんな感じです。色が同じなのでパッと見では補修されているかどうかはほとんど分かりません。手を入れてみるとやはり指先部分には違う素材の布が入っている感じがありますが、許容範囲だと思いました。

後は耐久性がどのくらいかというところです。もっとも、ものの20分くらいで簡単に直せてしまったので損傷が拡大しない限りは剥がれてもまた同じように直してしまうと思います。

マルト スプロケットカバー

自転車の改修に伴ってスプロケットの最大ギア歯数が32Tから34Tになりました。これ自体はなんの問題もなかったのですが、輪行するときにスプロケットに被せているカバーが以前から使っているものだと小さくて装着しにくくなってしまいました。

そこで、新たに大きめのスプロケットカバーを購入しました。マルトというブランドで展開されている大久保製作所の製品です。

もうだいぶ使用感があります。

銀色のカバーになっていて、裏にはスポンジが入っています。このため、カバーを貫通してスプロケットのギアがフレームなどに傷をつけることを防いでいます。口の部分にはゴムが入っているので、カバー自体の伸縮力でスプロケットに固定できるようになっています。

カバー内部にはスポンジが入っています。

実際に何度か使ってみましたが、ゴムの硬さも適当で非常に使い勝手の良い製品だと思いました。以前使っていたネオプレン製の一枚物のカバーに比べると多少かさばりますが、その分しっかり緩衝材が入っているということでもあります。

34Tでも何ら問題なく装着できるので、歯数の大きいスプロケットを使っている方にはおすすめできる製品です。値段も1,000円しない安価な設定となっているのがありがたいです。

千曲川サイクリングロードの冠着橋周辺が立体交差になる模様

久々に千曲川サイクリングロードを走ってみたところ、冠着橋の周辺で工事が進んでいました。冠着橋のある県道338号と千曲川サイクリングロードの交差点は現状では平面交差となっており、自転車道側が一旦停止して安全を確認した上で通行するという形になっています。これが自転車が県道をくぐって反対側に出る構造になるようです。

右に見える茶色い柱は河川監視カメラです。

千曲川建設事務所の発注工事で”令和6年度 県単道路改築工事 (一)内川姨捨(停)線 千曲市 冠着橋”という名称で発注されています。

特記仕様書や平面図などの情報が公開されていたので、確認して出来上がりイメージを想像してみました。自転車道が若干堤内(川じゃない方)に緩く曲がった上で県道の下をくぐって再度自転車道に合流するという形になるようです。同じ千曲川サイクリングロード内だと松代大橋との交差とスタイルが近いかもしれません。

[国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスを基にheboDJ.netが作成]

※あくまでイメージで図面としての正確性は全くないのでその点ご了承ください。

自転車道の立体交差が通る先に元々河川監視用のカメラがあったので、カメラは冠着橋に近いところに移転してきていたようです。

千曲川サイクリングロードと橋の立体交差では、粟佐橋や鼠橋のように大きくコの字型にサイクリングロードが曲がる形式のものもあるのですが、このタイプは対向してくる自転車の運転によっては危険を感じることもあります。今回採用される緩やかに曲がるタイプの立体交差は全体の見通しも良いので安全に通行できそうです。

ちなみに粟佐橋の立体交差はこんな感じです。

小諸周辺まで試運転と宮沢橋訪問

ペダルが修理されたので気を取り直して試運転に出かけました。山の方はクマの出没が気になるのと、朝方は冷え込みが厳しくなりつつあるのもあったので東信方面に出かけることにしました。

今回は小諸市にある、千曲川に架かる宮沢橋を訪問しました。

千曲川に架かる橋の多くは幹線道路が通っていますが、この宮沢橋はどちらかと言えば近隣住民の方の利便性のためにある橋といった印象です。

確かにこの橋がないと上流側は約2km離れた浅科大橋、下流側は同じく約2kmほど離れた小諸大橋で渡るしかなくなるので、ちょっと地味ではありますが重要な役割を果たしていそうです。

今回初めて訪問したのですが千曲川沿いの景色がなかなか良く、山に見える岩肌の雰囲気も相まってちょっとした景勝地のような景観です。もう少しすると紅葉でさらにきれいなのではないでしょうか。

Googleストリートビューでは新緑の季節の様子を見ることができ、これもなかなかのものです。

自転車の試運転

自転車の試運転も当然ながら快調そのもので大変満足でした。小諸周辺までとなると結構な走行時間になるので、振動などがどれほど身体にダメージとして蓄積するかを検証したいと思っていました。今回特にホイールの剛性が高くなっているのでなおさらです。

しかし実際に走ってみると心配したほど振動も激しくなく、走行感が軽いせいか何なら前のホイールよりも疲れにくい感じがしました。ただ今回は後半が割と追い風基調で文字通りの追い風参考記録だとは思っているので、また別のシチュエーション設定で検証を進めていきたいと思います。

PD-R8000

先日故障してしまった自転車のペダルを交換しました。当初は全く同じ105グレードのPD-R7000に交換するつもりだったのですが、自転車屋さんからの提案もあり、1つ上のアルテグラグレードとなるPD-R8000にしました。

基本的にはPD-R7000と同じような踏み面の広いSPD-SLペダルです。シマノ製のペダルユーザーなら違和感なく使えると思います。ボディはPD-R7000と同様カーボン製となっていて、軽量化に貢献しています。軽いのはありがたいのですが、逆さまに踏んでしまうと滑ることが多いのが個人的には少々難だと思っています。

回転は新品ということもあって滑らかそのものです。正直に言えばPD-R7000と差異は感じられるほどではないと思いましたが、いずれにしても良い製品なのは間違いありません。

元々クランクがR8000系の中古品だったので、クランクとペダルでコンポーネントのシリーズが揃えられたのも良かったかなと思います。

余談ですが、今回問題になったペダルボディを固定しているボルトは専用工具が不要なタイプでした。上位グレードこそ専用工具が要る部品を使いそうなものですが…

修理後の試運転

ペダルが故障してしまった自転車ですが、改めて自転車店に持ち込んでペダルの交換により修理完了となりました。せっかくなので修理後の試運転も兼ねて熊谷駅まで走行してみました。

以前はよく走った埼玉県の中部・北部の道路を久々に走りました。区間によっては数年ぶりに走るところもありましたが、走ってみると割とすぐに道路の特徴や注意点が思い出せたので、どんな道路かは結構覚えているものだと思いました。

一時期よく行っていた八高線の明覚駅です。
滑川町で見た埼玉県らしい風景です。普段は山に囲まれているので山がないのが新鮮です。

国道407号の熊谷市街南部(万吉交差点-荒川大橋北)までは本線が自転車通行禁止になっています。

天気がもう一つだったのでちょっと急ぎ気味になってしまったのが少々残念です。本当はもうちょっと寄り道しつつ思い出のあるスポットや区間を走行したかったところです。

熊谷駅から北陸新幹線で撤収となりました。