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Ryzen Threadripperの箱

もう間もなく発売予定のRyzen Threadripperですが、製品を包装している箱も特殊なものとなっているようです。

AMD、16コア/32スレッドの「Ryzen Threadripper」パッケージを公開

[PC Watch]

石のような質感の発泡スチロール製?の外装にクリアの本体ケースが収まっており、CPU本体がクリアの外装を通して透けて見えるというなんとも凝ったパッケージです。

リサ・スーCEOがパッケージを持っている写真を見ると分かりますが、箱はかなり大きいです。小さめのスイカくらいの大きさはありそうな感じです。

AMDはAMD FXシリーズをリリースした時にも缶ケースに入れて販売をしていましたが、割と化粧箱にはこだわりがあるのかもしれません。

Ryzen Threadripperは999ドルで登場

16コア32スレッドというRyzenシリーズの最上位製品となるRyzen Threadripperの発売時期・価格の具体的な情報が公開になりました。

16コアのAMD Ryzen Threadripperは10コアCore i9と同じ999ドルで8月発売

[PC Watch]

AMDの歴代CPUの中ではかなり高額な部類に入るように思うのですが、競合製品を意識した戦略的な値付けになっているようです。

AMDがYoutubeに動画を公開していますが、Cinebenchの絵の埋まる勢いがただ事ではない速度でちょっと驚きます。こんなにすいすい埋まるとは思いませんでした。

AMDのCPUシェアに関する情報

PC Watchさんに面白い記事が載っていました。Ryzenの効果でAMDのCPUシェアが伸びたというものです。

AMDのCPUシェア、Ryzen効果で26%越えに~Passmark調べ

[PC Watch]

Passmark社という会社はPerformance Testというベンチマークソフトを提供しています。こちらはあまり聞いたことがないのですが、同社製の製品にはMemtest86があります。こちらはなじみのあるソフトです。

この手のシステム構成の統計と言えばSteamにも同様のものがあったと思ったので、試しに見てみました。すると、2017年2月のAMDCPUのシェアは21.89%のところ、6月のシェアは19.01%でした。なぜかPassmarkの調査結果とは逆の傾向になっています。

同じWindowsPCについての統計ですが、母集団によって結構結果が変わるものなんだなと思いました。

Ryzen PROシリーズが登場

Ryzenの業務用ラインナップであるPROシリーズが登場したそうです。AMDはAシリーズにもPROシリーズを用意していましたが、立ち位置的には同じとなります。

コンシューマー向けにも上位グレードであることを示すためにPROという名称を冠するPCパーツがありますが、このシリーズの場合は完全なお仕事用という意味合いでのPROです。

AMD、ビジネス向けのハイエンドデスクトップCPU「Ryzen PRO」

[PC Watch]

仕様はコンシューマー向けのRyzenと大きく変わらないようですが、長い保証期間やクライアント管理用ツールが提供される点が異なります。

また今回のAMD PROからはTPM(セキュリティチップ)がCPUに内蔵されるようになっています。TPMはマザーボード上に別付けすることもありますが、TPU自体に細工をされる点を考慮すると、CPUと一体化している方がより堅牢と言えそうです。

法人向けになるので価格は不明ですが、コンシューマー向けのRyzenのことを踏まえれば、かなり頑張った価格で市場に投入されてくるのではないかと予想します。法人市場での存在感にも期待したいところです。

Radeon Software 17.6.2が登場

リリースは6/14付けです。

Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.6.2 Release Notes

[AMD.com]

修正された問題として、 DiRT4を8倍マルチサンプルアンチエイリアシングの設定で動作させた場合にパフォーマンスが低下する問題が挙げられています。

既知の不具合の中で気になったのは、CS:GOとWorld of WarcraftをFreeSyncオンで起動した場合、画面のちらつきまたはパフォーマンスの問題が生じるというものです。これは既知の不具合には挙がっていますが、ゲームを再起動するか、またはAlt+Tabで一旦別のウィンドウを表示し、戻ってくると解消するんだそうです。応急対応策が示されている不具合は珍しいように思います。

システムドライブ内のAMDフォルダ

Radeonを使っていると、システムドライブ内に”AMD”という名前のフォルダが作成されます。

結構容量のあるフォルダで、中身を見てみると今までにインストールしたドライバスイートを展開したものが保存されているようです。

AMD公式の見解ではないですが、ユーザフォーラムにも同じようなトピックがあり、やはり過去インストールしたドライバスイートを展開したものではないかという回答がされていました。

Can I delete AMD folder located at C drive??

[community.amd.com]

ということで試しにAMDフォルダの中のファイルを全て消去してみました。特に問題は起きていないので、ディスク容量の節約にはなったかと思います。

※私の環境では問題がなかったですが、お試しになる場合は自己責任でお願い致します。

恐らくですが、ドライバの修復インストール用にダウンロード時点のデータを保持しているのではないかと思います。

 

 

Radeon Software 17.5.2が登場

Radeon-Software-Crimson-ReLive-Edition-17.5.2-Release-Notes

[AMD.com]

大きなトピックとして、RX580 8GBを使用した際のPreyのパフォーマンスが4.5%向上したことが挙げられています。

修正された問題の中には、RX550使用時にスリープやハイバネートに入ろうとするとハングアップする問題が挙げられています。どのくらいの頻度で発生していた問題なのか分かりませんが、発生していたら結構困る問題だったのではないでしょうか。

Ryzen搭載のNAS

最近はあまりバックアップの手段にNASを検討していないので、NAS関連にはそれほど関心がないのですが、今回QNAPが発表したRyzen搭載のNASというのはかなり興味深い製品でした。

QNAP、8コアRyzen搭載NASを年内投入

[PC Watch]

なんと最上位グレードはRyzen7 1700が搭載されているというNASです。NASなのでストレージの拡張性はもちろん非常に高いのですが、PCIexスロットや大容量電源を搭載しているので、ちょっとしたVGAなら増設できてしまいます。

もちろんNASなのでOSはQNAPのNAS用OSが入っていますが、別途WindowsのライセンスなりLinuxのディストリビューションなどを用意すれば、仮想マシンとして使い慣れたOSを使うこともできます。

しかも、仮想マシン管理ツールのVirtualization StationがGPUパススルーに対応しているため、条件さえ揃えば仮想マシンから直接VGAのリソースを使用することもできるそうです。

もちろん普通に自作機を1台組んだ方が安価で何かと簡単なのは間違いないと思いますが、ストレージやメモリの拡張性の高さ、やろうとすればNASで全部できてしまう、というのは非常に面白いです。

COMPUTEX2017内でのAMDの記者会見

既に発表済みの情報のおさらいというところではありますが、それぞれ現物のお披露目があったようです。

AMD、16コアCPU「Ryzen Threadripper」を今夏リリース

[PC Watch]

Ryzen Threadripperは16コア32スレッドという超ハイエンド製品です。専用のソケットを使用するため、マザーボードも専用品になります。CPU本体の写真が出ていますが、そもそものサイズが大きくて迫力があります。家庭用としては用途がないくらいのハイスペックなマシンが作れるものと思われます。どのくらいの価格帯での投入になるかが注目でしょう。

一方のRyzen Mobileの方は試作品の2in1PCが登場しています。既報の通りRyzen MobileはKaby Lake比で性能1.5倍、電力消費は半分をうたっています。当初発表時はさすがに盛り過ぎた数字なのではないかと思いましたが、デスクトップ版Ryzenを見る限り、本当にそのくらいの性能は実現してきそうに思います。1世代で大ざっぱに言って電力効率3倍になるわけですから、デスクトップ版Ryzen同様大手メーカーのモバイル機への採用も期待したいところです。

個人的には、Ryzen Mobile採用の超スリムタワーやNUC的な小型パソコンなどが出てくると面白いと思っているので、Ryzen Mobileには注目しています。

 

COMPUTEX2017のAMDの話題

台湾で恒例のCOMPUTEXが開催中ですが、AMD関連の話題の中でも気になったのは、DELLがいち早くInspironブランドでRyzen採用機を投入してきたことです。

Dell、VRも楽しめるRyzen 7-1700X搭載の27型液晶一体型PC

[PC Watch]

DELLはhpほどではないにしても、比較的AMD製品の採用が多いメーカーだったように思いますが、ここ数年はさすがにAMDプラットフォームの製品は少なかったように思います。

そんな中で、Inspironという看板ブランドのゲーミングを意識した製品にRyzenが採用されるとは驚きです。Ryzen7 1700XとRadeon RX500シリーズと4KUHD液晶の組み合わせで11~12万円ほどの価格帯ということですから、値ごろ感もあるのではないかと思います。

まずスペック対価格が気になってしまいますが、液晶一体型であるというのも見逃せない点です。かつてのFXシリーズなどに比べれば発熱は小さくなっていますが、ディスクリートGPUとともにオールインワンの筐体に入れてきたというのも驚きです。