各部品の値段も落ち着いて、マザーボードのBIOSも一段落したかな、と思っていたところだったので思い切って更新しました。
CPUはRyzen5 1600Xにしてみました。今日のところは組めただけというところなので、細かい設定の詰めや環境構築はこれからです。
まずは事故なく無事に組めたので、その点は非常に良かったです。
ロサンゼルスでSIGGRAPHというCG関連のカンファレンスが行われているそうなのですが、それにあわせてAMDが何点か発表をしたそうです。
[PC Watch]
カンファレンス自体がどちらかというとプロフェッショナル向けということもあってか、業務用製品の話題が中心だったようですが、一般消費者向けにはRyzen Threadripperの発売日の発表と、Radeon RX Vegaシリーズの正式発表、そして初公開となるRadeon RX VegaのNano版の披露があったそうです。
Radeon RX Vegaは3つのグレードでの展開となるそうです。
最上位の製品はオールインワン型の水冷システムを装着しての販売になるようです。価格はRadeon RX Vega56が399ドルからということで、国内だと5万円台~くらいになるでしょうか。CPUに続いての久々のGPUアーキテクチャ刷新なので楽しみです。
7/27付けリリースの17.7.2は、かなり盛りだくさんの内容になっています。
[AMD.com]
従来、”追加設定”という別のウィンドウで設定していた色深度などの設定項目がRadeon Settingsに統合されました。
Radeon Reliveについては100Mbpsの記録に対応したほか、メモリ使用量の最適化などもなされています。
ゲーム中にGPU使用量を削減するRadeon ChillはDirectX12とVulcanに対応し、新たなサポートソフトウェアも追加されました。
また、DirectX9とDirectX11のゲームタイトルにおいて、全般的にレスポンシビリティが向上しているそうです。
この他にもいろいろ追加要素・修正要素が加わっています。特に最後に挙げたDX9・DX11タイトルのレスポンシビリティ向上は恩恵を受けられる方も多いのではないでしょうか。
Ryzenファミリーの中でもエントリークラスのRyzen 3が登場しました。
発売に先んじてPC Watchさんにベンチマーク記事が載っていました。
[PC Watch]
Ryzen 3はエントリークラスらしく4コア製品なのですが、1コアあたり1スレッドが実行されます。そのため、4コア4スレッドとなっています。
スレッド数こそ少ないですが、クロックスピードは1300Xでブースト3.7Gまで伸びるので、シングルスレッド重視で行くならなかなか魅力があると思います。これで初登場価格1万円中盤というのはかなりお買い得感があると思います。
ちなみにCinebench R15で比較すると、我が家のFX-8120は全コアで466でしたのでRyzen 3 1200にすら若干負けています。シングルスレッドで言うとざっくり2倍くらい性能が違うということなので、ずいぶん進化しているんだなということが分かります。
もう間もなく発売予定のRyzen Threadripperですが、製品を包装している箱も特殊なものとなっているようです。
[PC Watch]
石のような質感の発泡スチロール製?の外装にクリアの本体ケースが収まっており、CPU本体がクリアの外装を通して透けて見えるというなんとも凝ったパッケージです。
リサ・スーCEOがパッケージを持っている写真を見ると分かりますが、箱はかなり大きいです。小さめのスイカくらいの大きさはありそうな感じです。
AMDはAMD FXシリーズをリリースした時にも缶ケースに入れて販売をしていましたが、割と化粧箱にはこだわりがあるのかもしれません。
16コア32スレッドというRyzenシリーズの最上位製品となるRyzen Threadripperの発売時期・価格の具体的な情報が公開になりました。
[PC Watch]
AMDの歴代CPUの中ではかなり高額な部類に入るように思うのですが、競合製品を意識した戦略的な値付けになっているようです。
AMDがYoutubeに動画を公開していますが、Cinebenchの絵の埋まる勢いがただ事ではない速度でちょっと驚きます。こんなにすいすい埋まるとは思いませんでした。
PC Watchさんに面白い記事が載っていました。Ryzenの効果でAMDのCPUシェアが伸びたというものです。
[PC Watch]
Passmark社という会社はPerformance Testというベンチマークソフトを提供しています。こちらはあまり聞いたことがないのですが、同社製の製品にはMemtest86があります。こちらはなじみのあるソフトです。
この手のシステム構成の統計と言えばSteamにも同様のものがあったと思ったので、試しに見てみました。すると、2017年2月のAMDCPUのシェアは21.89%のところ、6月のシェアは19.01%でした。なぜかPassmarkの調査結果とは逆の傾向になっています。
同じWindowsPCについての統計ですが、母集団によって結構結果が変わるものなんだなと思いました。
Ryzenの業務用ラインナップであるPROシリーズが登場したそうです。AMDはAシリーズにもPROシリーズを用意していましたが、立ち位置的には同じとなります。
コンシューマー向けにも上位グレードであることを示すためにPROという名称を冠するPCパーツがありますが、このシリーズの場合は完全なお仕事用という意味合いでのPROです。
[PC Watch]
仕様はコンシューマー向けのRyzenと大きく変わらないようですが、長い保証期間やクライアント管理用ツールが提供される点が異なります。
また今回のAMD PROからはTPM(セキュリティチップ)がCPUに内蔵されるようになっています。TPMはマザーボード上に別付けすることもありますが、TPU自体に細工をされる点を考慮すると、CPUと一体化している方がより堅牢と言えそうです。
法人向けになるので価格は不明ですが、コンシューマー向けのRyzenのことを踏まえれば、かなり頑張った価格で市場に投入されてくるのではないかと予想します。法人市場での存在感にも期待したいところです。
リリースは6/14付けです。
修正された問題として、 DiRT4を8倍マルチサンプルアンチエイリアシングの設定で動作させた場合にパフォーマンスが低下する問題が挙げられています。
既知の不具合の中で気になったのは、CS:GOとWorld of WarcraftをFreeSyncオンで起動した場合、画面のちらつきまたはパフォーマンスの問題が生じるというものです。これは既知の不具合には挙がっていますが、ゲームを再起動するか、またはAlt+Tabで一旦別のウィンドウを表示し、戻ってくると解消するんだそうです。応急対応策が示されている不具合は珍しいように思います。
Radeonを使っていると、システムドライブ内に”AMD”という名前のフォルダが作成されます。
結構容量のあるフォルダで、中身を見てみると今までにインストールしたドライバスイートを展開したものが保存されているようです。
AMD公式の見解ではないですが、ユーザフォーラムにも同じようなトピックがあり、やはり過去インストールしたドライバスイートを展開したものではないかという回答がされていました。
[community.amd.com]
ということで試しにAMDフォルダの中のファイルを全て消去してみました。特に問題は起きていないので、ディスク容量の節約にはなったかと思います。
※私の環境では問題がなかったですが、お試しになる場合は自己責任でお願い致します。
恐らくですが、ドライバの修復インストール用にダウンロード時点のデータを保持しているのではないかと思います。