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ATOK(tech ver.35 )の機能予告

2025年2月からATOK Passportでも利用可能になるというtech ver.35の新機能についての発表があったそうです。

ATOK、ユーザーの入力傾向に応じた変換がより高精度に。“変換強度”を学習する新エンジン

[PC Watch]

2024年版のtech ver.34ではハイパーハイブリッドエンジンと称するユーザーの入力傾向も含めて学習を行うエンジンが採用されていますが、うまく機能しない場合に直前の変換候補が提案される現象が発生していたそうです。

tech ver.35ではそれに加えて変換強度という要素もあわせて学習することにより、より日本語として自然な、精度良い変換が可能になっているということです。

確かに実際に使用している感触としては、短い単語を変換したときに過学習気味に感じることが時々あります。細かく辞書をメンテナンスしていけばいい話ではあるのですが、使いっぱなしでもより精度良く学習が進んでいくとすれば便利になりそうです。あと3ヶ月くらいで使えるようになるので楽しみです。

PCで特定のWebサイトにアクセスできないように設定する

様々な事情により閲覧したくないサイトにうっかりアクセスしないようにPCを設定する方法を検討してみました。手段としてはいくつか考えられるのですが、どれも一長一短があります。

ルーターで設定

一番良さそうなのはルーターでフィルタリングしてしまうことです。市販されている多くのルーターはコンテンツフィルタリング機能が付いているものが多いので、これが手動設定に対応していれば任意のサイトをブロックすることができると思います。

我が家の場合はフレッツ光回線のホームゲートウェイ(PR-500MI)なので、こういった設定はできなさそうでした。

ブラウザの拡張機能で設定

今回の要件で検索すると割と目立つのはブラウザの拡張機能を使ってブロックするという方法です。いくつか定番とされている拡張機能もあるようです。

お手軽でノウハウも多く流通していますが、これだけのために拡張機能を入れるのにちょっと抵抗があるのと、拡張機能自体の信頼性も気にする必要があるので今回はこの方法は採用しませんでした。

hostsファイルで設定

こちらは昔からある定番の方法です。Windowsにあるhostsファイルで、ブロックしたいドメインをlocalhostに転送する設定にすることでWebサイトが開かなくなるというものです。

追加で何かインストールする必要がなく、手順としては簡便なのですがWindowsをクリーンインストールしたときなどは以前の環境からhostsファイルを移植してくる必要があるのが少々難です。旧環境を消すときにhostsファイルのバックアップを忘れることがあります。

今回はhostsファイルで設定

結局、今回はhostsファイルによる設定を行いました。この方法はWindows限定なので、Androidの場合のことも考えると、汎用性が高いのは拡張機能を使う方法のような感じはします。

このコンピューターに最後に接続された USB デバイスが正しく機能していないため・・・というエラーの対処

普段使用しているマウスLogicool G703が、”このコンピューターに最後に接続されたUSBデバイスが正しく機能していないため、Windows によって認識されていません”というエラーメッセージの表示と共に認識されなくなってしまう事象が発生しました。

マウスに限らず時々あるエラーですが、マウスの場合マウス関連のユーティリティを複数導入すると発生することが多いように感じます。最近ちょうど動作チェックのために同じLogicoolのM650を一時的に接続し、関連ユーティリティのLogi Options+を入れていたところでした。Logi Options+を削除してPCを再起動したところ解消しました。

複数マウスを使うことは基本的にないはずなのでこういったケースはまれだと思いますが、このエラーに対する一般的な対処としては当該デバイスのデバイスドライバの入れ直しや、接続するUSBポートの変更あたりになろうかと思います。

中古PC(DELL Optiplex 7060 Micro)を購入

先日偶然通販サイトで表題のPCが14,000円くらいで販売されていたので購入しました。販売していたサイトはQualitというサイトで、横河レンタ・リースが運営している販売サイトです。

厳選した中古パソコン、中古PCのクオリット

[Qualit販売サイト]

横河レンタ・リースはその名の通り法人など大規模にPCのレンタル事業やリース事業をしていますが、PCの買い換え時期などにリースアップしたPCやレンタル終了になったPCが返却されてきます。中でも状態の良い物をリフレッシュして一般個人向けに販売しているということです。

今回私が購入したDELLのOptiplex 7060は2018年発売の製品で、CPUは第8世代Coreが入っています。ギリギリWindows11へのアップデート要件を満たしています。ストレージはSSDで256GB、メモリは4GBx2で8GBのスペックとなっています。

本体にこすれなどもなく、とてもきれいです。

本体はマイクロフォームファクタなのでハードカバーの本より少し大きいくらいです。

中古品で、しかも私が購入した商品はワケあり品という品質等級のないものでしたが、届いた商品を見るに非常にきれいでした。単に良い個体が送られてきたのか、あるいは横河レンタ・リースの選別基準がとても厳しいのではないかと思います。

とても安かったのでほとんどジャンク品のようなものかと思っていましたが、クリーニングの内容も含めて商品の品質はとても良いものでした。

本体やACアダプタには横河レンタ・リースのシールが貼ったままで届きます。
マウスやキーボードの梨地処理が剥げていなかったので、この個体はそれほど使われていなかったのではないかと思います。

起動してみたところWindows10の1809が入っていました。まだEdgeがBlink版だったりして懐かしいバージョンです。一応2024年9月時点では22H2にアップデートすればサポート期限内で使うことができます。

とりあえずそのままWindows10で使用していますが、将来的には多少メモリを増強してWindows11のサブ機にするか、または適当なLinuxのディストリビューションを入れて使ってみようかと思います。

他にも世代は古いものの格安な商品が色々あったので、何か実験用のPCが必要なときなどは重宝しそうなサイトです。軽量なノートPCを購入してChromeOS Flexで再生させるなども面白そうです。

MSペイントで画像に吹き出しを入れる

最近後継だったはずのペイント3Dの廃止が発表されたところですが、一方で元々あったMSペイントの機能は拡充されています。

ここ最近は画像の加工にgimpを使うことが多かったですが、アップデートの確認も兼ねてMSペイントの機能を確認してみました。

レイヤー機能が使えるようになっているので、上の画像のような吹き出し入り写真が比較的簡単に作れるようになりました。

吹き出し状の図形は以前から搭載されていましたが、描画や配置が一発勝負で実用的ではありませんでした。現在はレイヤーが使えるようになっているので配置後の移動などもしやすくなっています。

図形の曲線部などがちょっとギザギザしてしまうのが少々難ですが、OSにビルトインされているアプリケーションでここまでやってくれるなら十分という感じもします。

強化されたとはいっても相変わらず機能は必要最小限でシンプルなのは好感が持てます。

Bitlockerの回復キーのバックアップ方法を再確認

先日発生したCrowdStrikeの世界的な障害で話題に上っていたのが、「修復手順は分かったがPCのBitlocker回復キーが分からなくてWinPE(プレインストール環境)にアクセスできない」というものでした。

確かにいざという時にすぐにアクセスできないと手も足も出なくなってしまう可能性もあるので、改めてBitlocker回復キーのバックアップ方法をおさらいしておくことにしました。

BitLocker 回復キーをバックアップする

[Microsoft サポート]

バックアップ方法はマイクロソフトアカウント・USBフラッシュメモリ・ファイルに保存・紙に保存という4種類です。エンタープライズ環境では組織側で管理するパターンもあるようです。

マイクロソフトのおすすめはマイクロソフトアカウントに保存なんだろうと思いますが、緊急事態でマイクロソフトアカウントにログインできないような事態も想定できます。メインはマイクロソフトアカウントとしつつも、予備でもう1つバックアップ手法を用意しておいた方が良さそうに思いました。

Windowsのスタートメニューの中だけで勝手にカーソルが動くときの対処法

この前Windowsのスタートボタンを押したときに限ってカーソルが勝手に動くという現象が発生しました。

現象

  • Windowsのスタートボタンを押してスタートメニューを開くと、カーソルが勝手に右上の”すべてのアプリ”まで移動して止まる
  • メモ帳やドキュメントエディタなど、他のアプリケーションではカーソルは勝手に移動しない

最初は自作キーボードが何かおかしくなったのかと思ったのでRemapでキーが勝手に押されていないかを確認してみましたが、それらにおいては異常がありませんでした。

いずれにしても何かしらの入力デバイスがおかしくなったことは明白だと思ったので、マウスから一つ一つ抜き差しなどを試していたのですが原因が意外なところにありました。

原因はPCに接続されていたゲーム用のジョイスティックでした。どうもジョイスティックのアナログスティック部分がスタートメニュー内においては上下左右の操作に使えてしまうらしく、ジョイスティックが逆さまに置かれていたために常に上や下などの入力が発生していたのが原因でした。

抜き差しが面倒なので何となく接続しっぱなしにしてしまいがちですが、使い終わったらちゃんと片付けようと思いました。

PowerToysを使ってファイル名をファイルの作成日時にする

デジカメ写真の命名ルール

デジカメで写真を撮っていると、ファイル名は連番になることが多いと思います。今使っているPENTAX Q-S1ではIMGP****、以前使っていたSIGMA DP-1XはSDIM****という形式でした。

この命名ルールでは9999枚で番号があふれてしまうことと、ファイル名からいつ頃の写真かが判別できないのが少々難だと思っていました。

ファイルの作成日時をファイル名としてリネームすると解決できそうだと思ったので、当初はPowershellでスクリプトを書くつもりでしたが、調べてみたところPowerToysにちょうどいい機能がありました。

PowerRename

PowerToysに含まれるPowerRenameを使うと、このような要件に対応したリネームが可能です。

PowerRenameには”変数パターン”という変数が存在し、これを使ってファイル名を置き換えることでファイル名にファイルの作成日時を含めることができます。

PowerRenameは正規表現に対応しているため、置き換え対象を”.*”(任意の数の任意の文字)とし、置き換え結果を日付時刻等にすればOKです。

具体的には以下の画像のような感じになります。

黄色が置き換え対象、緑が置き換え結果です。今回の例ではファイル名全体を”年月日_日時秒”に置き換えています。

旅行の写真などは作成日時が分かると後から見返した時に結構面白いと思います。

PowerRename ユーティリティ

[Microsoft Learn]

Windowsに有料のCopilotが登場

マイクロソフトからCopilotに関する大きな発表がいくつかありました。

月額20ドルの個人向け「Copilot Pro」が発表、Microsoft 365 Personal/FamilyにもAIを

[窓の杜]

個人向けにも有料のCopilotプランが登場しました。月額は20ドルで、これはOpenAIのChatGPT Plusと同じ額です。利用できる機能も似ているところが多いですが、Copilotの場合はOffice製品と組み合わせて利用できるところが大きな違いになると思います。既に家庭でもOfficeを使っている場合は機能をフルに活かすことができそうです。

また、法人向けのCopilot for Microsoft 365も導入要件が緩和されて導入しやすくなりました。従来はMicrosoft 365 E3またはE5が必須で、最低数量が300からでした。そのため最低でも1組織あたり月額240万円くらいが必要でしたが、今回の変更で最低数量の制限がなくなったほか、安価なBusiness Standardプランなどと組み合わせても契約可能になりました。

PCのキーボードにCopilotキーを搭載するという話もありましたし、MicrosoftがかなりAIに軸足を置いて取り組みを進めている感が伝わってきます。

KB5034441の更新失敗対策スクリプト公開

2024年1月のWindows Updateに、Bitlockerの脆弱性に対処するためのKB5034441という更新プログラムが含まれています。

これはWindowsのシステムドライブに含まれる回復パーティション内にあるWinRE(Windows回復環境)を更新するものだそうです。この回復パーティションが機器によっては容量小さめに設定されていることがあり、容量が足りない場合はこの更新プログラムの適用が失敗してしまうそうです。

そこで当初はコマンドプロンプトでWinREをアンマウントし、パーティションを拡張した上でWinREをマウントし直すという手順が紹介されていました。しかしパーティション操作を伴うものでそれなりに危険も伴うためか、今回必要な作業が自動化されたスクリプトが公開になったようです。

KB5034957: CVE-2024-20666 のセキュリティの脆弱性に対処するために、展開されたデバイスの WinRE パーティションを更新する

[Microsoft サポート]

スクリプトはps1ファイルの形式で提供されているわけではないので、何らかの方法でファイルにコピーして使用することになります。最初から用意されているものだと、今後引退予定とは言われていますがPowershell ISEが良いのではないかと思います。これは貼り付け後に保存するとps1ファイルで保存する挙動になるので使いやすいと思います。既に慣れている方ならVS Codeあたりでも大丈夫そうです。