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A10-7890Kが発表

2016年中には久々のアーキテクチャの刷新も予定されていますが、現行製品のマイナーチェンジ版もまだ出てきています。

AMD、ベースで4GHz超えの最速デスクトップAPU「A10-7890K」

~静音/イルミネーション搭載のWraith Coolerが付属。GPUなしのAthlon X4 880Kも

[PC Watch]

性能よりもまず気になるのはリテール品にしては高性能になっているというCPUクーラーでしょう。リテール品ながらメーカーロゴのLEDまで搭載されているという凝りようです。

APU単品での想定価格は$164.99 USDとのことなので、CPUクーラーを買わずに済むと考えればさらにAPUのお買い得感が増したと言えるのではないでしょうか。

ちなみにAMDはわざわざこのCPUクーラーのPR動画を作成してくれています。

 

Windows10がスリープ後一瞬だけ復帰する問題

発生した現象

先日、就寝中にスリープ中のPCが一瞬起動してまたすぐスリープ状態に戻るという動作をしました。例によってイベントログで原因究明をしたところ、スリープにした後にイベントID1の

システム時刻は○○から××‎に変更されました。

変更の理由: システム時刻がハードウェア クロックと同期されました。

が記録されるとともに一旦起動し、正味6秒ほどで再度スリープしていることが分かりました。気づくまでにも複数回この現象が発生していたようなのですが、完全に熟睡していて気が付かないこともあったようです。

原因

POST時のファンフル回転はびっくりするので原因を探ってみたところ、AMDのAdaptiveSleepServiceというサービスが原因だということが分かりました。

このサービスはAMDのStart Nowテクノロジに関連するもののようで、ユーザのPCの利用状況を学習して、普段PCを使わない時間帯になるとハイバネートに、PCを使う時間帯になるとスリープに、と切り替えてくれるようです。

普段寝るときや外出時にはPCをスリープにしていますが、上記のサービスが動いていたのでスリープ後に勝手にハイバネートに切り替わっていたようです。その境目で一瞬だけ起動するような挙動をしていた様子です。

対策

デスクトップ機ですしハイブリッドスリープを有効にしているので、”サービス”でAdaptiveSleepServiceは無効にしてしまいました。その後イベントログに一瞬起動のログは残っていないので、これで解決したと思います。

Radeon Software 16.1.1 hotfix

12月にRadeon Software Crimson Editionとして生まれ変わったRadeonのドライバスイートにhotfixが出ていたので入れてみました。リリースは2/4付です。

リリースノートはこちらです。

AMD Radeon Software Crimson Edition 16.1.1 Hotfix Release Notes

[AMD.com]

ハイライトとしてはRise of the Tomb Raiderのパフォーマンス向上とCrossfire Profileが使用可能になっている点、Fallout4でCrossfire Profileが使用可能になっている点が挙げられています。

その他、個別のゲームタイトルでのクラッシュ対応や、特定環境で起きる不具合の修正など、結構多数入っています。

 

AMDの次期CPUとAPUではソケットが共通化

CESの話題ですが、次期ソケットとなるAM4では、CPUとAPUそれぞれに対応するそうです。

AMD、最大4.3GHz駆動の「A10-7890K」をまもなく投入 ~次世代デスクトップ向けCPUには静音になった新リテールクーラーをバンドル
[PC Watch]

ソケットが共通化されると製品のラインナップを少なくできるので、マザーボードベンダーにしてみればいい話ではないかと思います。
ユーザ側から見ても、「最初APUで組んだけどCPU+VGAの構成に変更しよう」といった選択肢が生まれるので、助かります。
(BIOSが対応しているのが前提になりますが)

昨年は電源の故障がありましたが、そうなってくるといよいよマザーボードの方もちょっと心配になってきます。
ちょうど4年くらい使っているので、予防保守的な意味も込めて今年リリースになるラインナップでCPUかAPUかに組み換えをしたいところです。

AMDの次期GPUの情報

年が明けたので早速CESが始まっていますが、AMDの情報としては次期のGPUコアの情報が出ているそうです。

AMD、次期GPU“Polaris”を2016年半ばに投入 ~第4世代GCNアーキテクチャ/14nm FinFETプロセス採用
[PC Watch]

昨年末頃に2016年のRadeonはHDR表示に対応する等々の情報がありましたが、このPolarisにそれらの機能は盛り込まれているようです。
ワットパフォーマンスを売りにしているようですが、消費電力の感じと比較対象から見てミドルクラスの製品に採用されることになるのでしょうか。

ところで最近のAMDのGPUコードネームは”島シリーズ”(Fiji、Hawaiiなど)だったように思うのですが、今回はPolarisということで星の名前が採用されました。
この辺もなにか転換点的な意味合いがあるのかなと思います。

2016年のRadeonの新技術

描画する速度以外の部分にフォーカスしているような印象です。

2016年のRadeonは、HDR表示/低フレームレートFreeSync/DP 1.3に対応
[PC Watch]

HDRはよく3Dゲームの設定項目に登場する単語なので、馴染みがあります。
最近はスマートフォンのカメラエフェクトなんかにも”HDR風”みたいなものがあるので、階調の広さなんかもイメージしやすいのではないかと思います。
3Dゲームの方も従来は”HDRっぽい見せ方”であったものを、ディスプレイとの協調で本当にHDR表示をしようということだそうです。

また、カクつき防止技術としてよく聞くようになってきたFreeSyncについても、HDMI接続でサポートできるようになるそうです。

従来はこういったちょっと先の発表ではプロセスルールや予想される演算能力などが主にPRされていたように思うのですが、
今回の発表は描画速度とは直接関係ない描画品位に関するものでした。
GPUに求められるものも徐々に変わってきているような感じがします。

Radeon Softwareが登場

新しいドライバスイートであるRadeon Softwareがリリースされました。

UIの刷新と機能追加、性能向上が図られた「Radeon Software」
[PC Watch]

AMDの説明会の内容がまとまっていますが、まず気になるのはアップデート頻度について触れられている点です。
以前からアップデートが多すぎるというフィードバックは寄せられていたようで、2015年以降は頻度を減らしていく方針とのことです。
ただし、ビッグタイトルリリースに対応したベータ版公開は適宜行うそうです。

また、根本的なところで安定性が向上していることもアピールされています。
テスト項目を増やすことで安定性を高めているそうです。

その他多数の新機能が含まれているほか、各種のチューニングによりパフォーマンス、電力効率も向上しているとのことです。

早速実際に導入してみました。
起動については従来のCCC比ではるかに高速です。これはストレスがなくていいと思います。

設定項目についてはCCC比でかなり簡略化されています。
本当に重要と思われる機能に絞って設定できるようになっている感じです。
例えばディスプレイのリフレッシュレートは設定できなくなっています。(OS側の設定画面で変更)

項目も最初から日本語化されているので、設定に困ることもありません。

というわけでいきなりガラッと変わってしまいましたが、最初の印象としては好感触です。
各テクノロジが有効に使えるAPUマシンなんかで使ってみたいなという気もしてきます。

Catalyst15.11.1 Betaがリリース

リリース日は2015/11/15付けです。
来週にも新しいスタイルのドライバパッケージが登場するらしいので、恐らくCatalystという名称ではこのバージョンが最後になるのでしょうか。

ビッグタイトルであるFallout 4が出ているため、当該タイトルのパフォーマンス最適化が行われています。
Fallout 4以外にもStar Wars™: Battlefront等いくつかのタイトルが対象となっています。

AMD Catalyst™ 15.11.1 Beta Driver for Windows® Release Notes
[AMD.com]

次期AMD製品のサンプル製造の情報

とりあえずサンプル製品の製造に成功したということのようです。

GLOBALFOUNDRIES、14nm FinFETを採用したAMD製品のサンプル製造に成功 ~2016年にCPUやAPU、GPUなど複数製品の投入を予告
[PC Watch]

かねてから20nmはスキップして14nmで次期製品を作るという話が伝わっていたので、計画通りに進んでいるようです。
次期製品は既にテープアウトの段階まで終わっているということなので設計は完了しているようです。

次期製品というとZenと呼ばれているハイパフォーマンスx86、第7世代APU、HBMの改良型を搭載したGPUが予定されています。
あえて複数の次期製品(原文のリリースでは”multiple products”)がテープアウトしていると言っているので、ここは強調したい部分なのかもしれません。

14nmPPは新しいプロセスかつ20nmをスキップしているという事情があるのでスムーズに生産工程が立ち上がるかは気になるところです。
リリースでは2015Q4に生産工程を立ち上げ開始、2016年にはフル稼働で生産を開始する見込みとの記載がされています。

恐らくこの製品群のいずれかがうちのメインPCに入る予定なので期待しています。

Catalyst Control Centerは年内に置き換え見込み

長らくRadeonのドライバパッケージとして使われてきたCatalyst Control Centerは年内にも別の製品で置き換えられるそうです。

AMD、Catalystを置き換える新ドライバ「Radeon Software」
[PC Watch]

盛りだくさんなのは相変わらずのようですが、現状のCCCが重いだけに軽量化されているというのは期待が持てます。
ドライバは新しいものが出次第すぐに更新する人なので、以前のCCCにあったリリースお知らせ機能が復活してくれると助かるのですがどうなるでしょう。