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ノートPC向けKaveriが発表

COMPUTEX TAIPEIの話題2つ目というところです。

AMDがモバイル向けのKaveriを発表、ハイエンドは「FX」ブランドに
[PC Watch]

モバイル向けといっても基本的にはデスクトップ版と同じダイを使っているそうです。
ラインナップは一般消費者向けの通常電圧版・低電圧版と企業向けの低電圧版が用意されるようです。

企業向けの製品は最大24ヶ月同じ使用での供給が可能とのことです。
一般消費者向けと企業向けのスペックの違いがいまひとつわからないのですが、型番が企業向けのほうが若干小さいのでどこかに差があるのかもしれません。

低電圧版はPCI Expressが第二世代となっていますがこれはあえての選択で、消費電力と発揮できるスペックを考慮した場合第三世代はオーバースペックになるからなんだそうです。
小さい工夫のようですが、こういう細かいところまで気を使わないと低消費電力の商品は差が出てしまうものなんでしょうね。

COMPUTEX TAIPEI 2014でのAMDの話題

毎度いろいろなニュースリリースのあるCOMPUTEX TAIPEIですが、AMDはノート向けディスクリートGPUについて記者会見を行ったということです。

安定したAMDのモバイルGPUビジネス
[PC Watch]

欧州や中国ではディスクリートGPUを搭載したノートPCの需要が結構あるそうです。
時々日本でもIT系ニュースサイトでバリバリのゲーミングノートが紹介されることがありますが、確かに日本ではディスクリートGPU搭載のノートPCは見かけなくなってきている感じがします。
この辺はやはり地域によって違うことがあるんでしょうね。

2014年のノート向けディスクリートGPUはRadeon R9・R7・R5 M200シリーズの名称で展開され、8種類のラインナップがあるようです。
設計に応じてOEM各社が選んで採用できる複数のラインナップを用意しているようです。

この前のCatalyst14.6betaでモバイル系GPUにもMantleが適用できるようになりましたが、Mantleの展開や4Kディスプレイの普及で、こういった製品の需要も増すのではないか、という予想をしているそうです。

単体GPUを積んだノートPCが日本以外では結構需要があるというのは意外な感じでした。
ノートPCなら多少大柄で重くてもいいけどタワーは嫌だ、というユーザが結構多いんでしょうかね。

Catalyst14.6betaがリリース

0.2増えて14.6になっただけあって(?)変更点はいろいろです。

リリースノートはこちらにあります。
http://support.amd.com/en-us/kb-articles/Pages/latest-catalyst-windows-beta.aspx
[AMD.com]
最新ベータ版ドライバ用のリリースノート置場なのでそのうち流れてしまう可能性があります。

パフォーマンスが向上するゲームタイトルとして挙げられているのはWatch DogsとMurdered:Soul Suspectです。
290Xで20%前後のパフォーマンス向上が見込めるとのことです。

Mantleは拡張され、Enduroを含めてモバイル系GPUでも動作するようになったとのことです。
Enduroは確かモバイル環境で状況に応じてディスクリートGPUのオンオフを切り替える機能だったと思ったので、ゲームするときだけGPUをオンにしてMantleの支援を受けるということができそうです。

また、AM1系プラットフォームでjpegデコーディングのアクセラレーションがかかるようになっています。
Kaveri発表時のスライドで”Windowsビルトインのデコーダを置き換えて2-3倍高速な表示が可能”といった説明がありました。
今まではA10系APUのみでの機能提供でしたが、AM1系プラットフォームも対象に拡充されたということのようです。

AMD Clean Uninstall Utility

4月にAMDが自社製ドライバを完全にアンインストールできるユーティリティを公開してくれています。

AMD Clean Uninstall Utility
[AMD.com]

使い方は上記ダウンロードページにも書いてありますが簡単で、ダウンロードしてきた”amdcleanuputility.exe”(なぜか名前がちょっと違うのが気になりますね)を実行するだけです。
しばらく待つとあらゆるAMD関連ドライバを自動的にアンインストールしてくれる仕組みです。

例えばドライバをアップデートする/入れ直す場合なんかは厳密に言えばこのユーティリティを使って完全に前のドライバをアンインストールしたほうがいいのかもしれません。
(うちでは普通にコントロールパネルでアンインストールしていることが多いですが…)

ちなみにGPU以外のドライバもアンインストール対象になるので、マザーボードによってはGPU以外のドライバを入れなおす必要が生じる可能性もあります。
ちょっと注意が必要です。

AMD Rシリーズが刷新

IT系のニュースでも組み込み向け半導体の話は取り上げられることが少ないのでちょっと珍しい感じです。

AMD、組み込み向け製品強化でパチンコ市場にも進出 ~HSA対応となる第2世代組み込みAPU Rシリーズ発表
[PC Watch]

HSAに対応したことで演算能力が大幅に向上しており、さらに追加の組み込み向けGPUと連携させて動かすことも可能とのことです。
この辺は組み込み向けといってもデスクトップ向け製品などと似た特徴に感じます。

狙いどころは組み込みの中でもハイエンドな領域で、記事内ではパチンコ台がターゲットであることに触れられています。
あんまり詳しくないのですがパチンコやパチスロは台の演出も大きな魅力なんだろうと思うので、
AMDとしてはよりリッチな演出ができるというあたりを強みとして自社製品を売り込みたい、というところなんだと思います。

AMDが独自のARMコアを開発

当面はx86とARMを並行して開発していくそうです。

AMD、独自の高性能ARMコア「K12」を開発 ~2015年にx86とARMのピン互換を実現
[PC Watch]

独自のARMコアを開発というのがニュースとしては大きい感じがしますが、K12と呼ばれるその製品が登場するのは2016年の話で、
まずは2015年にProject Skybridgeと称するピン互換のx86/ARMの製品が登場するそうです。

x86版についてはPuma+コアを採用、ARM版はCortex-A57ベースになるそうです。
いずれもGPU部分にはGCNを採用し、いずれもHSAをサポートするそうです。

高密度サーバの分野は一消費者にしてみると直接関係ない感じがしますが、Project SkybridgeのARM版なんかはタブレットに採用されたりすることもあるかもしれません。
ARMの方面がどうなるのかも注目しておきたいところです。

Catalyst14.4がリリース

4/21付で14.4betaがリリースされたばかりでしたが、4/25付で14.4(正式版)がリリースされたようです。
リリースノートは以下の通りです。

AMD Catalyst™ 14.4 Windows® Release Notes
[AMD.com]

どういう事情があったのかは不明ですが、短期間でのベータ版→正式版リリースとなりました。
変更点はリリースノートを見る限りベータ版と正式版で大きくは違わないようです。

BeemaとMullinsが発表

2014年前半にもという話がありましたが、KabiniとTemashの後継であるBeemaとMullinsが発表になったようです。

AMD、ARMセキュリティコア内蔵のモバイルAPU「Mullins」と「Beema」 ~TDPを引き下げ、ワット辺りの性能は2倍に
[PC Watch]

TDPを下げながらもワット当たりのパフォーマンスを最大で約2倍に引き上げているほか、ARMベースのセキュリティ用プロセッサが統合されています。

ワットパフォーマンスの向上については温度とクロックの管理を見直すことで大きい向上があったようです。
今までダイそのものの温度ベースでクロック管理をしていたところを、機器表面の温度ベースに改めることで、クロックのブースト時間を最適化できるようになっているんだそうです。
機器表面の温度をどうやって取得しているのかちょっと気になりますね。(そもそも機器表面がどこなのかというのも興味深いですが)

今年の初頭くらいに出ていた情報だとBeemaとMullinsからはInstantGoに対応するような話があったような気がするのですが、特に触れられてはいないようです。

Catalyst14.4betaがリリース

リリース日は4/21となっています。

例によってリリースノートはこちらにあります。
http://support.amd.com/en-us/kb-articles/Pages/latest-catalyst-windows-beta.aspx
[AMD.com]
最新ベータ版ドライバ用のリリースノート置場なのでそのうち流れてしまう可能性があります。

修正点として大きなトピックは295Xへの対応です。

その他、パフォーマンスアップ関連はCrossfire構成時に効果があるものが多いようです。
今回に限らずCrossfire関連は良く修正が入っていますが、それだけ細かい調整がパフォーマンスに影響するということなんでしょうかね。

ドラクエXがAMD製品にバンドル?

まだ具体的な内容は明らかになっていないようですが、何らかのバンドルキャンペーンが展開されるのは間違いないようです。

ドラクエXがAMD製品にバンドル、キャンペーンの計画が明らかに 「ドラクエやるならAMD!」ゲームも最適化で高速に
[AKIBA PC Hotline!]

かつてDiRTシリーズやBFシリーズのバンドルキャンペーンはあったような記憶がありますが、国内のゲームでこの手のキャンペーンというのは初めてなのではないでしょうか。

AMDはデスクトップ版Kabini発表時に「デスクトップPCは意外に負荷の軽い作業/ゲームに多く使われている」というアンケート結果を公表していましたが、
今回フォーカスされているのはまさにAthlonとSempronの名称で復活したデスクトップ版Kabiniのようなので、
この辺はAMDの言う「負荷が軽めのゲーム」にドラクエXがまさに当てはまるということなのかもしれません。

ゲームそのものの最適化も進んでいるようなので、これを機に認知度が高くなればと思うところです。