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Ryzen7000シリーズは9/30発売

グローバルでは9/27発売となっていたRyzen7000シリーズが日本国内では9/30より発売になるそうです。発売に際してベンチマーク記事がPC Watchさんに掲載されていました。

こんなに速くなっちゃっていいんですか?待望のRyzen 7000をベンチマークテスト

[PC Watch]

性能面は圧巻の高性能という感じですが、それ以外の部分でいくつか気になることがありました。

VGA機能の内蔵について

今回のZen4コアからはVGA機能が内蔵され、マザーボードに映像出力端子があればCPUのみで画面表示ができるようになりました。AMDのCPUを使っているともしVGAが壊れたらどうしようというのは心配の種だったのでありがたい強化ポイントです。Computing Unit数は2ながら、RDNA2アーキテクチャのGPUを搭載しているそうです。

CPUソケットについて

今回の製品からCPUソケットがSocketAM5になり、長らくPGAだったCPUがIntel同様のLGAになりました。CPUクーラーについて条件付きで互換性があるという情報がありましたが、”バックプレートを交換しないタイプのクーラーは互換性あり”ということのようです。構造上AM5はバックプレートを外せないので、専用バックプレートを使うタイプのクーラーは使えないようです。

温度マージンについて

今回設計温度に関する考え方がかなり変わっているようです。Ryzen7000シリーズの設計最高温度は95℃だそうなのですが、95℃で動作を続けても壊れることはないそうです。
ベンチマーク結果にも掲載されていますが、ある程度以上強力な冷却装置がある場合、最高温度でできるだけのパフォーマンスを発揮しながら動作するという挙動になるようです。
何となくCPUは最高温度に近づくと自動的にパフォーマンスを落として温度を下げるものという認識があったので、この点は認識を新たにする必要がありそうです。

価格について

価格は米国価格で7600Xが299ドルという話だったので、1ドル145円とすれば単純計算で43,355円になります。実勢価格は49,000円くらいだそうなので、国内価格が極端に高いということはないようです。

導入するとなるとマザーボードとメモリも同時交換になるので直ちに導入は難しいかもしれませんが、新しい要素が色々入っていて楽しみな製品です。頃合いを見て導入できればと思っています。

藤井聡太竜王がAMDと広告契約

将棋棋士の藤井聡太竜王がAMDと広告契約を結んだとのことです。既に特設Webサイトなどのコンテンツが公開されています。

藤井聡太竜王、AMDのブランド広告に出演

[PC Watch]

藤井聡太竜王は将棋の研究に自作PCを使っていることで知られ、初代Ryzen登場時にはRyzen搭載の自作機を、その後Ryzen Threadripper機も自作したという話が過去にニュースになっていました。

AMDファンなので人からPCの機種選定を依頼されるとAMD機を勧めることが多いのですが、「AMDは聞いたことがないからちょっと…」と難色を示されることが多くありました。今回の藤井聡太竜王の広告出演でAMDの認知度は確実に高まると思うので、喜ばしいニュースです。

Ryzen7000シリーズが9/27に発売

今年初頭に”2022年下半期に登場”とされていたZen4コア採用のCPUがRyzen7000シリーズとして9/27より発売予定とのことです。

AMD、Ryzen 7000シリーズを9月27日に発売。299ドルでCore i9-12900Kを上回るゲーム性能

[PC Watch]

SKUは4種類での展開となり、それぞれコア数が異なります。今回発売される中で最も安価な7600Xは6コア12スレッド、4.7-5.3GHzで299ドルからという価格になっています。新型CPUにしては抑えめの価格設定と言えそうです。

対応プラットフォームは今回からSocketAM5となり、長らくPGAだったCPUの形式もLGAになります。SocketAM4対応のクーラーも継続して利用できるよう何らかの配慮がされるということです。

マザーボードの規格やPCIex5.0対応、DDR5メモリとかなりたくさんの変化を含んだ新製品になるので気になっています。

AMD Software 22.8.2がリリース

22.8.1のリリースからそれほど日は経っていませんが、22.8.2が公開となりました。

AMD Software: Adrenalin Edition 22.8.2 Release Notes

[amd.com]

新規にサポートされたゲームタイトルはSaints RowのDX12バージョンとThe Bridge Curse Road to Salvationの2タイトルです。

22.8.1において既知の問題として挙がっていたDavinci Resolve Studio17でRX6900XT等のVGAを使用しエンコーディングを行った際にクラッシュが起きることがある問題が修正されているということです。

この他、Vegas ProでVCEプリセットが表示されない問題などいくつかの問題が修正されています。

AMD Software 22.8.1がリリース

8/12付けで22.8.1がリリースとなっています。

AMD Software: Adrenalin Edition 22.8.1 Release Notes

[amd.com]

今回のバージョンではMarvel’s Spider-Man Remastered、Thymesiaが新規にサポートされたほか、Halo Infiniteで可変レートシェーディングをONにした際にRadeon Boostが利用可能になっているそうです。

個別のゲームタイトルに関わらないアップデートとしてはEnhanced Syncの安定性向上がされています。

既知の問題の中にDavinci Resolve Studio17でRX6900XT等のVGAを使用しエンコーディングを行った際にクラッシュが起きることがあるという報告があります。やはり動画編集ソフトは使うVGAやドライバとの組み合わせで問題が起きる場合もあるのかもしれません。

最近ゲームをするときにドライバを最新にしておかないと正常に動作しないということはほとんどなくなったのですが、動画編集ソフトに関してはまだこの辺りに気を配る必要がある印象があります。

AMD Software 22.6.1がリリース

バージョン22.6.1がリリースとなっています。

AMD Software: Adrenalin Edition 22.7.1 Release Notes

[amd.com]

今回のバージョンでは早くもWindows11 22H2バージョンをサポートしました。また、エルデンリング、バイオハザード ヴィレッジ、Valorantの3タイトルがVRS(可変レートシェーディング)に対応しました。VRSは描画の目立たない部分を粗く、そうでない部分は精細にレンダリングすることで見た目を維持しつつ、高速に処理を行うという機能です。

また、大きな新機能としてAMD Noise Suppressionというマイク入力のノイズを抑制する機能が追加されました。

Introducing: AMD Noise Suppression, New Performance Optimizations & Other AMD Software Updates

[AMD Gaming blog]

既に競合のnvidiaは同様の機能をRTX Voiceとして実装しており、配信を行う方の間ではポピュラーな機能として認知されているという印象です。

同様の機能がRadeonでも使えるということで楽しみにしていたのですが、使用条件としてRyzen5000シリーズとRadeon6000シリーズが両方とも必要ということでした。せっかくの新機能ですがちょっとこの条件では使える人も少なそうに感じます。将来的にVGAを換装できたら是非試してみたい機能です。

AMD RyzenMasterをアップデートする

このところの暑さで、PC各部品の動作温度が少々気になったので久々にAMD RyzenMasterを起動してみたところデータが取得できていませんでした。

ソフトウェアのバージョンを確認してみると私が使っていたバージョンは2.6系統で、このエントリを書いている時点の最新バージョンは2.9.2093であることが分かりました。RyzenMasterをアップデート(実質再インストール?)してみたところ改めて温度が取得できるようになりました。

AMD RyzenMasterは自動的にアップデートをチェックするような機能を持っていないようなので、最新版を維持したいのであれば情報を収集して自力でアップデートするしかないようです。

Radeon Software22.6.1がリリース

22.6.1がリリースされています。

AMD Software: Adrenalin Edition 22.6.1 Release Notes

[adm.com]

今回のバージョンでは新たにF1 2022がサポートされ、RX6000シリーズ使用時において22.5.1比で5%前後のパフォーマンス向上を達成しているそうです。

バグの修正や既知の不具合はRX6000シリーズが中心で、当該製品についてはドライバの最適化で性能や安定性向上の余地がありそうな感じです。

AMD at COMPUTEX2022

今年も台北COMPUTEX TAIPEIが開催されています。開催に合わせてAMDの基調講演があり、その中で新製品に関する情報が詳しく公開されたようです。

この秋はデスクトップCPU戦争が熱い。AMD、IPCが15%向上したRyzen 7000の概要を発表

[PC Watch]

この秋に新型CPUであるRyzen 7000シリーズが発売されることが発表されています。Ryzen 7000シリーズは

  • Zen4コア
  • TSMCの5nmプロセスルールで製造
  • 新しいSocketAM5規格(LGA)を採用
  • PCIex5.0に対応
  • DDR5に対応
  • TDPは最大で170W
  • ブースト時の最高クロックは5GHz以上

といった特徴があるそうです。シングルスレッド性能は従来品よりも15%以上向上するとのことです。

楽しみな新製品ですがTDP170Wというのはちょっと心配になる数字です。もちろん常時170Wを消費し続けて動作するものではないと思いますが、採用するCPUによってはかなり大掛かりな冷却機構を用意する必要がありそうです。

RX6000シリーズにクロックアップ版が登場

Radeon RX6000シリーズの上位ラインナップにクロックアップ版が追加されました。

AMD、競合より安くて性能は同等以上のRadeon RX 6950 XT/6750 XT/6650 XT

[PC Watch]

競合するGeforceを意識してクロックアップにより性能を向上させつつ、価格設定の面でも勝負ができる設定となっているそうです。

昨今かなりドルに対して円が安くなっているので為替の影響による値上がりが気になるところですが、過去6700XTや6600XTが発売された時に比べれば、内外の価格差はそこまで大きくないようにも感じます。