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Google Pixel Buds Pro

昨年スマートフォンをPixel7に更新したのですが、端末が届いた後にPixel7にイヤホンジャックがないことを知りました。

既にポータブルオーディオプレーヤーも老朽化のため引退させてしまったので、手持ちの機器で外出中に音楽を楽しむ手段がなくなってしまいました。しばらく我慢していましたが、さすがに厳しくなってきたのでGoogle製のPixel Buds Proを購入しました。

このようなケースに入っています。ケースから充電が可能です。

この製品はいわゆるワイヤレスイヤホンで、マイクも内蔵されているので通話や音声アシスタントへの指示に利用することもできます。また、Silent Sealと称するアクティブノイズキャンセリング機能を搭載しており、周囲の音を元にノイズをカットしてくれます。

接続

接続は専用のGoogle Pixel Budsアプリを利用して行います。画面の指示に従って進めていくだけで接続できるので親切に感じました。

分かりやすいアプリです。

面白かったのは途中でイヤホンのフィット感を自動確認するプロセスがあったことです。イヤホンを装着したまましばらく音声を聞くのですが、これでフィット感を判定できるようです。

接続後の本体設定などもこのGoogle Pixel Budsアプリで行います。

装着・使用感

本体は丸みのある形状で、イヤーチップを耳道に入れた上で本体は外耳に収まるような形で装着します。装着するとそこまで強固に固定された感じがしないので心配になりますが、思いのほかしっかりと装着されているようです。

本体色は4色あり、こちらはLemonglass(薄い黄色)です。
イヤーチップは3種類付属します。全体的には小さめに感じます。

操作は本体表面をタップすることで行えます。シングルタップで再生/停止、ダブルタップで次のトラック、トリプルタップで前のトラックといった要領です。音量調整もスワイプ操作で行えます。

音質については主観的な評価になってはしまいますが、低音部分がはっきりした元気の良い音という印象です。ポータブル用でどうしても絶対的な音量は控えめになると思うので、低音部分が目立つようになっているのかもしれません。私としては非常に満足です。

ノイズキャンセリング機能

目玉であるノイズキャンセリング機能は非常に高性能です。特に換気扇や空調のような連続する低音に関してはかなりきれいにカットしてくれます。一方で同じ低音でも多少不規則な音(地下鉄のガタガタ音など)は少し苦手のようです。

同様に高音部分も低音部分と比べるとそこまではカットされず、車の騒音などはエンジン音が中心にカットされてロードノイズがメインの「サーッ」という音になります。

感心したのは風切り音がキャンセルされることで、いわゆるボコボコしたノイズは減衰されてかすかな「パリパリ」という感じの音になります。これは本体に付いているマイクに物理的なメッシュがついているのも一役買っているようです。

ノイズキャンセリング機能は本体長押しで切り替えることができ、ノイズキャンセリングON・ノイズキャンセリングOFF・外音取り込みの3パターンから選択ができます。

使ってみて

無線接続というところに何となく不安感がありましたが、いざ使ってみると非常に運用が楽で昨今ワイヤレスイヤホンが一般化しているのも良く分かります。ノイズキャンセリングが非常に優秀なので、音楽を聴かなくても電気式耳栓のようなスタイルで使うこともできます。

また、マルチポイントに対応しているので私はPCとスマートフォンそれぞれにペアリングして、自宅でも使っています。音楽やラジオを聴きながらどこでも家事がこなせるので、ちょっと今日は音楽ありで作業をしたいな、といった場合に非常に重宝しています。

Google Pixelの音声ルール設定

Google Pixelシリーズには、特定の場所にいるときやWi-Fi電波をキャッチしているときなどの条件に応じて本体の音声設定を変更する”ルール”という機能があります。

Google Pixel で音量、音、バイブレーションの設定を変更する

[Google Pixel ヘルプ]

2020年頃にAndrod10以降を搭載するPixelシリーズに展開された機能らしいのですが、長らく気がつかず使っていませんでした。今回設定してみたところ非常に便利な機能でした。

よくあるシチュエーションとしては、自宅にいるときには着信音などが鳴って欲しいが、外出時にはマナーモードにしたいというものがあります。

この場合、自宅に飛んでいるWi-Fiの電波をキャッチしているときや自宅付近に端末があるときのみ着信音をONにし、それ以外の場所にいるときにはマナーモードにするという設定を行えば良いわけです。

この設定をしておくとうっかり設定を切り替え忘れて、交通機関の中で着信音を鳴らしてしまうなどの無用なトラブルが防げるのでとても助かります。こういった特別な機能が使えるところはPixelシリーズの優れたポイントです。

Android・Pixelの2023年1月修正

携帯電話が新しくPixel7になったので、毎月更新プログラムが適用されるようになりました。Androidの場合は毎月第一月曜日以降に更新プログラムが徐々に展開されるというルールになっているようです。

AndroidとPixelに1月の月例更新 Pixelの一部に空間オーディオ 「致命的」含む脆弱性も修正

[ITMedia モバイル]

今のところ利用する上で明確に不具合と思われる事象に遭遇したことはないのですが、2022年12月のVPN機能追加や今回の空間オーディオのサポートなど、プログラム修正に加えて新しい機能が実装されるのが楽しみです。今後のアップデートも期待したいところです。

Google Pixelシリーズの新機能

Google Pixelシリーズ向けの12月のアップデートでVPNを始め様々な機能が追加されています。

New features have arrived for the Pixel family

[blog.google]

トップニュースとしてはPixel7 ProおよびPixel7向けにVPN by Google Oneの提供が開始されたことが挙げられます。これは本来であればGoogle Oneで一定以上のグレードの契約をしているユーザー向けの機能ですが、Pixel7シリーズでは無料で利用することができます。

Googleでは公衆無線LANを利用するときの通信の保護などに利用できる等と利用イメージを紹介しています。

この他にも通話音声をクリアになるよう補正する機能などが展開されています。

今回のようなアップデートで機能が拡張されるので、新しいスマートフォンはなかなかいいものだなと思います。

Pixel7のカメラ撮影テスト

Pixel7のカメラ機能テストのためいくつか写真を撮ってみました。

なかなか解像感が高く、さすがの新型スマートフォンという感じです。背面カメラはセンサーサイズが1/1.3インチということでPixel3a XL比で2倍近く大きくなりました。センサーサイズだけで言えばPENTAX Q-S1よりも大きいサイズです。

面白いのは超解像ズームという機能で、最大で8倍までのズーム撮影を行うことができます。カメラ自体は光学ズームを搭載していなかったと思うので、画像処理で擬似的にズームを行っているものと思います。

等倍での撮影です。
8倍での撮影です。

いわゆるデジタルズームですが、結構実用的なものに感じます。カメラを近づけるとピントが合わないものであっても、遠目にピントを合わせてデジタルズームで拡大して撮ることで擬似的にマクロ撮影ができそうです。

Android機種変更時の認証アプリの引っ越し

今回Pixel3a XL→Pixel7間のAndroid端末同士での機種変更を行いました。データ移行はケーブルで両端末を直結するだけで、アプリや設定は大体同期ができたのでいわゆる”端末の引っ越し”的な手作業はほとんど生じませんでした。

唯一の手作業引っ越し

唯一手作業になったのは認証アプリに入っている認証情報の引っ越しです。私はいくつかのサービスのワンタイムパスワード発行用にMicrosoft Authenticatorを使用しています。

アプリ本体は端末間のデータ移行でコピーされますが、中に入っている認証情報はコピーされないので注意が必要です。もしコピーできてしまうと認証用デバイス自体がコピーできるのと同じなので、挙動としては確かにこれが正しいものと思います。

認証情報の引っ越し

認証情報の引っ越しは、旧端末の認証情報を使用して認証アプリを使うサービスにログインし、MFA(多要素認証)を行う方法やデバイスを再設定すれば大丈夫です。サービスによっては多要素認証端末を複数登録できるものもありましたが、安全性の観点から引っ越し完了後には旧端末の登録は解除しておくのが良いと思います。

もし認証情報を引っ越さないまま旧端末を処分してしまうと、通常の手順ではサービスにログインができなくなってしまいます。データ移行時にあわせて作業をしてしまうのが良いと思います。

MicrosoftのAzure Active Directoryの例です。この動画では旧端末が何らかの原因で使用不能になったというシナリオで新端末にMFAを設定しています。アカウントにはSMS認証など別の認証方法で一旦ログインし、Microsoft Authenticatorの情報を再登録しています。

Pixel7を買いました

アップデート配信が来なくなってしまったPixel3a XLの後継を検討していたところだったのですが、Pixel7を購入しました。

Pixel6aと迷いましたが、発売時のキャンペーン込みで考えると若干Pixel7が優勢だったのでこちらを選択しました。

サイズ感

サイズは幅・高さ・厚みがそれぞれ73.2mm x 155.6mm x 8.7mmとなっています。重量は197gです。Pixel3a XLは76.1mm x 160.1mm x 8.2mmとなっています。重量は167gです。

サイズは若干小さくなっているのですが、触ってみた感じではほとんど変わりません。重量も多少重くなっていますが、重くなっていることを意識して持たないと違いには気がつかない程度です。

前のスマートフォンがXLではないPixel3などであればかなり大きくなった感じがしたと思いますが、私としてはサイズ感据え置きという感想です。

カメラ内蔵部分が帯状に出っ張っているので、この点が持ったときに多少気になる場合があります。

処理速度

最初に驚いたのは処理速度です。起動時間はおおよそ12秒前後で、今まで使ってきたAndroid端末の中では圧倒的な速さです。

スマートフォンはそうそう電源を切るものではないですが、一番性能面での違いが分かりやすいポイントでした。

それ以外にもアプリのインストールや更新はかなり高速で、さすがに2019年の端末と比べると差があるように感じました。

移行支援

端末間の移行に関してはていねいなマニュアルが公開されているほか、作業中にも画面にガイダンスが出るので迷うことはありませんでした。この内容であればそれほどこういった機器の操作に詳しくない人であっても自力で移行ができるのではないかと思います。

データを移行する

[Google Guidebooks]

Android同士での移行だったからかもしれませんが、移行元端末の方にもデータを移行中などの表示が出るのは親切に感じました。

まず第一印象としてはこんな感じでした。Pixel3a XL同様、シンプルかつ高品質にまとまっている印象です。カメラの性能については追って色々試してみたいと思います。

Made by Google 2022

日本時間では昨晩のことですがGoogleの新製品発表会がありました。

話題になっているのはPixel Watchですが、個人的には2023年に発売予定だというPixel Tabletが気になっています。

最近Androidタブレットは話題になる新製品が少なくなってしまった印象がありますが、そんな中でPixel7と同じチップセット構成のタブレットを投入するということなので期待しています。

スマートフォンもそろそろ買い替え時だと思っているのでPixel 7とPixel 6aで迷っています。

Pixel7と7Proが10/6にお披露目

秋にPixel7の情報が公開されるという話が出ていたと思うのですが、10/6に情報が公開されるそうです。

今使っているPixel 3a XLは今年の5月でアップデート配信の対象外になってしまい、Androidの更新やセキュリティアップデートが配信されなくなってしまいました。目下次の機種を検討中です。

Pixelの無駄の無さは非常に気に入っているので、次の機種もPixelにしようと思っています。

そんなわけでPixel7は楽しみではあるのですが、割とPixelのハイエンドラインの製品は本体が大柄なのと、為替や物価高騰などの影響で値段がとんでもないことにならないかが心配です。

パスワードマネージャー(1Password)を導入

様々なサービスの認証情報を管理するのが大変になってきたので、専用の管理ソフトであるパスワードマネージャーを導入することにしました。

いくつか製品がある中で、試用の結果1Passwordが良さそうだったので正式に採用しました。有償のサービスで価格は月$2.99となっています。

パスワードマネージャーのメリット

パスワードマネージャーを使うと個別のパスワードを記憶しておく必要がなくなるので、極めて複雑なパスワードをサービス毎に設定できます。そのため、パスワードの使い回しや強度不足の問題を解消できます。

また、パスワードの不正利用が確認された場合に通知してくれるWatchtowerという機能があるので、もしもの時にもすぐに対応ができるということです。

入力する時もブラウザのエクステンション経由で半自動入力できるので、手間がかからず非常に便利です。1PasswordとVivaldiの組み合わせの場合はChrome用エクステンションで問題なく入力できました。

モバイルOS用のアプリもあるので、PCとスマートフォンで同じ1Passwordアカウントによる認証情報の管理が可能です。

マスターパスワードの保護

パスワードマネージャーのパスワード(マスターパスワード)は別途管理の必要がありますが、認証用アプリとしてMicrosoft Authenticatorを設定することができます。この設定を行うことで1Passwordのサービス自体が二要素認証で認証されることになるので、より安全に運用することが可能です。

認証情報の棚卸しにも

導入して便利になったのもさることながら、1番効果があったと感じるのは認証情報の棚卸しができたことです。認証情報を1Passwordに登録していく過程で必要ないアカウントや、あるいはサイトリニューアルで使えなくなったアカウントなどを整理することができました。

認証情報の管理が気になる方に

個人で有償のパスワードマネージャーを使うというのはなかなかハードルが高く感じましたが、実際に使い始めてみると妥当な費用という感想です。

管理もしやすくなりましたし、従来採用していた”手元の手帳に書いておく”という方法に比べて入力が楽なので助かっています。14日間試用もできるので、気になる方は是非試用をオススメします。