Deckadance1.x」カテゴリーアーカイブ

DeckadanceとDrumaxxで遊ぼう

表題の通りImage-Lineコンビによる合わせ技を実験します。

よくレコードにはループトラックが切られた盤が存在します。(例えば、Jeff MillsのCycle30など)

レコードに刻む溝を中心に向かう渦巻きでなく、閉じた円にすることで無限にループするトラックを盤に保存することができるわけですね。レコードの特性を利用した面白い手法です。

このループトラックは普通に曲としてミックスに使う他、既存の曲にもう一味足したいときにも使います。

今回はDeckadanceにDrumaxxを追加することで似たようなことをしてみます。
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MIDIコントローラで曲を選択(したい)

友達がTraktor用のコントローラを買ったんだそうで、聞いてみるとやはりソフトに合わせて設計してあるのでなかなか高機能なようです。

特にコントローラで曲のブラウジングができるところが便利そうだったのでDeckadanceで同じことができないか探してみました。

結論から言うと「あったといえばあった」という感じです。
MIDIファンクションの”MISC”の部分にこういう項目がありました。

一応ブラウザ上での曲選択と、各デッキへ飛ばす処理が用意されているようです。
ただ残念なことにフォルダ間の移動に関連する操作がないので、全てMIDIコントローラでブラウジングを済まそうとすると、曲を1つのフォルダに固めて置いておかなくてはいけません。これはちょっと現実的でないかも。

やっぱり今のところはDJをする場所の近くにノートPCを置いておくのがベストっぽいですね。

Deckadanceで録音(外部のミキサーを使う場合)

以前Deckadanceで録音をする方法をエントリにしましたが、
あの方法はDeckadance内部でミックス作業が完結する場合に有効な手段でした。

タイムコードコントロールをしているなどで、
信号を外部のミキサーに送っている場合は別途ミキサーのマスターアウトを何らかの手段で録音しなくてはなりません。

とはいえ、ほとんどの人はPCに信号を戻して録音することになるでしょう。
この場合は既存のオーディオインターフェイスにあと2in分の入力が残っているか、
またDeckadanceと録音用ソフトを一緒に動かしても処理に問題はないかがポイントになります。

入力チャンネルの数については、Audio8 DJくらいにチャンネル数が多い機材があると一発で解決です。
もしない場合は、USBオーディオインターフェイスを複数ぶら下げてしまうのも手です。

試しにAudio8 DJとRolandのUA-3FXを共存させてみました。
(Deckadanceへの入出力はAudio8、最終的な信号の録音のみUA-3FXという構成)
これで録音しても特に問題なかったので、既に4in4outの機材を持っている場合は
更に2in2outの機材を買い増しするというのも手だと思います。

録音用ソフトはわしの場合FL Studioを別途同時に動かしていますが、問題なく使えています。
Deckadanceもそう重いソフトではないのでよほど古いPCでなければこの手が使えると思います。
他にもフリーで長尺の録音に対応したソフトは結構あるので、気合の入ったDAWでなくても問題ありません。
SoundEngine Freeあたりが使いやすいと思います。

Deckadance1.63がリリース

アップデートがありました。

[new] – Dj-Tech 101シリーズをサポート
[fix] – LEバージョンでiTunesボタンとSETUPボタンに問題があったのを修正
[fix] – 稀にBPM解析時にクラッシュする問題を修正
[fix] – VCM-100のMIDIマッピングに関する問題を修正

Dj-TechはDeckadanceをバンドルした製品なんかもリリースしているほか、DJ用マウス(マウスとして使える上に、スクラッチ操作にも使える)などといったちょっと面白アイテムもいろいろ開発しているようです。

Deckadance1.62がリリース

1週間くらい前にリリースされていたようです。
OSをクリーンインストールして環境を復元していたら気づきました。

[fix]Mac OSX上で、iTunesからドラッグ&ドロップを行った際の問題を修正。
[chg]ピッチコントローラの挙動を変更。シフトキーを押しながらピッチコントローラをドラッグで動かすと微調整に。
[imp]Windows上でMinihostをサポート。
※MinihostというのはフリーのVSTiホストのようです。
[imp]MsPinkyのコントロールバイナルでB面を利用した絶対モード操作が可能に。

DeckadanceでVSTiを使う(2)

昨日のエントリに続き、実際の操作を追っていきます。
フリーのVSTiを入手し、Deckadance上で鳴らしてみましょう。

まずは、VSTiを入手します。
今回はオーソドックスにピアノにしましょう。
4Front Pianoという優秀なVSTiがあるのでこれを使います。
パラメータ設定がないVSTiなので考える必要がなく便利です。

ダウンロードしたファイルを解凍すると”4Front Piano.dll”というdllファイルが出てくるので、これを適当な場所に置きます。
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DeckadanceでVSTiを使う(1)

Deckadanceのちょいと高度な使い方のご紹介です。
いわゆるソフトシンセを内部に呼び出してDJにもう一味加える方法です。

DeckadanceはさすがFL StudioのImage-Line社が開発しているだけあって、DJソフトながらDTMっぽい機能を有しています。
今回はソフトシンセを利用して外部の音をミックスに加えてみます。
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Deckadance1.61(beta)を試す

小改修だったので触っていなかった1.61をチェックしてみました。

変更点は

[new]BPM検知エンジンがリニューアル
[new]プレイリスト、iTunes用の新しい検索機能
[new]プレイリストを自動的に記録。直近のプレイリストは”playlists”フォルダに自動保存。
[new]Reloop Digital Jockeyをネイティブサポート
[imp]検索窓を強化。Unicode文字の入力に対応。
[fix]フォルダインストール時(読み込み時?)の問題を解決
[chg]Downbeatボタンの振る舞いを変更。8部音符単位でビートの頭を移動可能。

とりあえず使用してみましたが、検索窓については2バイト文字の入力、検索がうまく行かないようです。
2バイト文字は表示できるようになったのも最近の話なので検索はまだ先なのかもしれません。

その他の機能は問題なさそうです。
地味にDownbeatに融通が利くようになったのが曲によっては便利かも。