Windows」カテゴリーアーカイブ

EdgeのPDFリーダーがAdobe製品ベースに

早くも3月からPDFリーダーのエンジン部分が変更になるそうです。

「Microsoft Edge」のPDFリーダーは「Adobe Acrobat」ベースに ~2023年3月から

[窓の杜]

Edgeの内蔵PDFリーダーは個人利用する限りでは軽快で使い勝手が良く感じますが、エンタープライズ領域では古いWebシステムとの組み合わせがイマイチ良くなく、どちらも一長一短あるという印象を持っていました。

相対的にAdobe Acrobatの方が重いとは思うので動作の軽快さが失われてしまいそうなのは心配ですが、業務利用で無用なトラブルが発生しなくなりそうという点では期待のできる変更だと思います。

Windows10のダウンロード版販売が2023年1月末で終了

現時点で判明しているサポート期限まであと2年半というところですが、ダウンロード版の販売が終了するようです。

Microsoft、Windows 10ダウンロード販売を1月いっぱいで終了

[PC Watch]

Windows10はモダンライフサイクルポリシーを採用した製品なので、今のところ2025年10月14日まではどれか1つのバージョンが継続してサポートされ続ける見込みとなっています。

サポートの完全終了については明言されていませんが、今回のようなニュースもあり、2025年10月のサポート終了が延長されることはなさそうな雰囲気を感じます。

振り返ってみるとWindows10がデビューしたのは2015年7月の話で、サポートのポリシーが変わったとは言え現時点でも相当のロングラン製品になっています。後継のWindows11もかなり細かい部分が仕上がってきた感があるので、これから徐々に置き換えが進んでいくのかもしれません。

Windows Helloに複数の指の指紋を登録する

空気が乾燥してきて、毎年のことながら手荒れの傾向が出てきました。手荒れで困るのが指紋によるユーザー認証の成功率が下がることです。

我が家のPCへのログオンも最近は失敗→失敗→”PINを入力して下さい”というコースになることが多く、これでは最初からPIN認証していた頃と変わらないばかりか、指紋認証が失敗している分だけ時間がかかっています。

調べてみるとWindows Helloには複数種類の指紋を登録できるということなので、予備の指の指紋を登録してみました。指先の荒れ具合も指によってバラツキがあったりするものなので、これで少しでもスムーズに認証できると良いと思います。

Microsoft DefenderでChromiumアプリが誤検知される問題

Microsoft Defenderのパターンファイルが特定のバージョンの場合、Google ChromeやEdgeなどのChromiumベースのアプリがマルウェアと誤検知される問題があるそうです。

マルウェア「win32/hive.zy」が検出されるトラブル ~「Microsoft Defender」ウイルス対策の誤検知か

[窓の杜]

問題が発生した場合、セキュリティインテリジェンス(=パターンファイル)を1.373.1508.0以降のバージョンにバージョンアップすれば解消します。

アップデートできない時は

まれにWindowsの設定画面からプログラムの更新を行ってもバージョンが上がらない場合がありますが、その場合はPCを再起動してから再度実行するか、またはスタンドアローンのファイルでセキュリティインテリジェンスをアップデートすると解消します。

Security intelligence updates for Microsoft Defender Antivirus and other Microsoft antimalware

[microsoft]

※リンク先にあるMicrosoft Defender Antivirus for Windows 11, Windows 10, Windows 8.1, and Windows Server がMicrosoft Defender用のファイルです。

Windows Helloで”Windows側で問題が発生しました…”というエラーが出た時の対処法

先日PCにケンジントンのK677977JPという指紋認証センサーを取り付けましたが、ごくまれにログイン画面で”Windows側で問題が発生しました。もう一度やり直してください。”というエラーが表示される現象が発生します。

もう一度やり直してくださいということなのですが、この現象が起きた時は我が家の環境ではやり直しても生体認証でのサインインはできず、とりあえずPIN認証でサインインしています。

原因が良く分からないのですが、どうもログイン画面でWindowsから指紋認証センサーを認識しなくなっているような挙動に感じます。

この現象が発生した時はサインイン後にとりあえずデバイスマネージャーで指紋認証センサーの認識状況を確認し、問題なければOSの再起動で対応しています。今のところ再起動で問題は解消しています。

wingetコマンドでアプリを管理する

Windows11とWindows10のバージョン1709以降にはwingetというパッケージ管理システムが同梱されています。

winget ツールを使用したアプリケーションのインストールと管理

[Microsoft Docs]

Windowsを中心に使っているとあまりこのパッケージ管理システムという仕組みにはなじみがありませんが、Linuxなどではおなじみの仕組みです。コマンドラインでアプリケーションのインストールやアンインストール、アップデートができるという仕組みです。

wingetの存在自体は知っていましたが、対応しているアプリが少ないだろうと思ってあまり使ってはいませんでした。

ところが今回調べてみたところ、かなりの数のアプリケーションが網羅されていました。私が使っているアプリケーションで意外にも対応していたのはVivaldiやFL Studio、Steamなどです。個別のゲームタイトルなどでもwinget経由でインストールできるものがあるようです。

最近は昔ほど環境リセットのためにクリーンインストールをする必要がなくなりましたが、クリーンインストールからの環境構築時にwingetを使ってアプリを一括でインストールするコマンドなんかも作れそうです。自分が必須と考えているアプリがwingetで管理できるかどうかは整理しておいても良さそうです。

PowershellでTPMの情報を調べる

Windows11の動作要件になったことからよく知られるようになったTPM(Trusted Platform Module)ですが、PCに搭載されているのか、有効になっているのかなどの情報がPowershellで調べられることを最近知りました。

Get-Tpm

[Microsoft Docs]

コマンドレットは非常に簡単で、 Get-Tpm と入力するだけです。Powershellは管理者モードでないとこのコマンドレットが使えないのでその点だけは注意が必要です。

TPMの搭載/非搭載のほか、有効になっているかなどの情報を調べられます。Powershellですのでログオンスクリプトに組み込んで、組織内のPCのTPMの状態をまとめて調査するなんていうこともできそうです。

ATOK Passportの機能追加

6/21付けでATOK Passport(Windows版)に機能が追加されています。

2022年2月のアップデートで実装されたZoomを使用している時に推測候補を自動的にオフにする”ATOKプロテクトモード”が新たにMicrosoft TeamsとGoogle Meetにも対応しました。これでおよそ主要なWebミーティングサービスはカバーできているのではないかと思います。

また、2022年6月のアップデートについては当初ESET Internet Securityを使用していると日本語が入力できなくなる不具合があったそうですが、解消済みということです。

Internet Explorer11がサポート終了

2022/6/15でついにInternet Explorer11がサポート終了となりました。これにより”Internet Explorer”というブラウザも姿を消すことになります。

IE11はActiveXを使うアプリと共に業務用途ではまだかかなり使われているようで、Microsoftもかなり詳細なFAQを用意してくれています。

Internet Explorer 11 デスクトップ アプリケーションのサポート終了 – 発表に関連する FAQ のアップデート

[Japan Windows Blog]

2022/6/15をもってサポートは終了となりますが、IE11からEdgeへのリダイレクトは段階的に行うとされています。その後は累積更新プログラムにより完全に無効化される予定ということです。流れはEdge内蔵のFlashコンポーネントが無効化された時に似ているように思います。

この完全に無効化される累積更新プログラムがいつ配信されるのかについては明らかにされておらず、Microsoftも”複数の要因に基づいて判断する”としています。

最近はもうすっかりレガシーなブラウザというイメージになってしまったIEですが、IE5からIE8くらいまでは出る度に進化していてアップデートが楽しみだった記憶があります。いざなくなってしまうと思うと少々寂しいものです。

パスワードマネージャー(1Password)を導入

様々なサービスの認証情報を管理するのが大変になってきたので、専用の管理ソフトであるパスワードマネージャーを導入することにしました。

いくつか製品がある中で、試用の結果1Passwordが良さそうだったので正式に採用しました。有償のサービスで価格は月$2.99となっています。

パスワードマネージャーのメリット

パスワードマネージャーを使うと個別のパスワードを記憶しておく必要がなくなるので、極めて複雑なパスワードをサービス毎に設定できます。そのため、パスワードの使い回しや強度不足の問題を解消できます。

また、パスワードの不正利用が確認された場合に通知してくれるWatchtowerという機能があるので、もしもの時にもすぐに対応ができるということです。

入力する時もブラウザのエクステンション経由で半自動入力できるので、手間がかからず非常に便利です。1PasswordとVivaldiの組み合わせの場合はChrome用エクステンションで問題なく入力できました。

モバイルOS用のアプリもあるので、PCとスマートフォンで同じ1Passwordアカウントによる認証情報の管理が可能です。

マスターパスワードの保護

パスワードマネージャーのパスワード(マスターパスワード)は別途管理の必要がありますが、認証用アプリとしてMicrosoft Authenticatorを設定することができます。この設定を行うことで1Passwordのサービス自体が二要素認証で認証されることになるので、より安全に運用することが可能です。

認証情報の棚卸しにも

導入して便利になったのもさることながら、1番効果があったと感じるのは認証情報の棚卸しができたことです。認証情報を1Passwordに登録していく過程で必要ないアカウントや、あるいはサイトリニューアルで使えなくなったアカウントなどを整理することができました。

認証情報の管理が気になる方に

個人で有償のパスワードマネージャーを使うというのはなかなかハードルが高く感じましたが、実際に使い始めてみると妥当な費用という感想です。

管理もしやすくなりましたし、従来採用していた”手元の手帳に書いておく”という方法に比べて入力が楽なので助かっています。14日間試用もできるので、気になる方は是非試用をオススメします。