自転車パーツ」タグアーカイブ

タルタルーガに巨大サドルバッグを取り付ける

先日の輪行ツーリングでタルタルーガに巨大サドルバッグを装備して出かけましたが、取り付けるときに通常の取り付け方法が使えなかったので少々工夫しました。

通常であればバッグのベルトをサドルレールの後ろ部分に通すのですが、サドルがかなり前にセットされている上、シートポストの”ヤグラ”の形状もあってサドルレールにベルトを通すのがかなり困難です。

黄色く着色されているところが本来のベルトが通るスペースなのですが、サドルをこのくらい前にセットしてしまうと取り付けは厳しそうです。

困っていたのですが、あれこれ試していたらキャリアーに下側からベルトを通すことで固定できることを発見しました。

こんな感じで、キャリアーの内側から外に出るようにベルトを通し、締めればしっかりと固定できます。

ちょっとイレギュラーですが、固定方法としては全く問題ありません。キャリアーに乗っているおかげでロードバイクの時にあったバッグがタイヤに擦れる現象も発生しませんし、ストレスフリーな運用が可能です。他のサドルバッグでもベルトの長さがある程度あればこの方法が使えるのではないかと思います。

タルタルーガ用の替えチューブ

タルタルーガ用に替えのチューブを買いました。

シュワルベの7Aという型番のチューブです。

タルタルーガ Type Sportのタイヤ径はインチで表すと”20インチ”になるのですが、20インチの場合チューブやタイヤを買うときには注意が必要になります。

タルタルーガ Type Sportには各グレードともAlexrimsのDA22リムを使ったホイールが装着されています。DA22にはいくつかバリエーションがありますが、タイヤ内径451mmのものが採用されています。このタイヤ内径が重要なポイントです。

自転車のタイヤやチューブのサイズにはフレンチ表記、インチ表記、そしてETRTOという共通規格の3種類の表記法があるのですが、このうちインチ表記でタルタルーガ Type Sportのタイヤを表現すると20 x1-1/8という表記になります。ETRTO表記の場合は28-451という表記になります。

しかし困ったことに、インチ表記で同じ20 x 1-1/8なのにも関わらず、ETRTO表記が28-406というサイズが存在します。同じ”20インチ”なのですが、インチ表記だけを当てにして買うと直径が5cmくらい違うチューブを買ってしまうことがあり得る、ということになります。

店頭でパッケージを確認して買えれば良いですが、通販で買う場合は慎重に確認した方が良さそうです。ETRTO表記をしてくれている通販サイトで買うと間違いないと思います。

レイキッシュついに無くなる

ここしばらく自転車用のチェーンオイルとして使用していたVipro’sのレイキッシュがついに無くなりました。

購入当時に感想をエントリにしているのですが、書いた日付が2017/12/16でした。

Vipro’sのレイキッシュ

[heboDJ.net]

私の使用ペースだとこれ1本で3年半くらい使える計算になります。

改めて当時のエントリを読み返してみましたが、感想としては当時とほぼ変わらずというところです。施工性の良さと防汚性・耐久性はかなり良好な部類です。強いて難を挙げるならばベストコンディションがそれほど長持ちはしないというくらいです。普通のコンディションに落ち着いてからは長持ちするので、実用上全く問題はありません。

しかも1本2,000円くらいなので、これで3年以上使えるならかなりのお得な製品と言えると思います。あまりメジャーな製品ではないかもしれませんが、これはかなりオススメできます。

Vipro’sでも新たに”サスペンド系”と称する新しい製品を投入しているようなので、今後はこちらをちょっと試してみたいと思っています。

ABUS ULTRA MINI 410/180 SH+Cobra

自転車を買い物などの市街地運用する時のために頑丈な鍵を調達しました。自転車用の鍵ではおなじみのドイツにあるABUS社の製品です。

いわゆるU字ロックで、鍵はシリンダー式になっています。

鍵を開けるとU字部分と棒(?)の部分がこのように分離します。

U字のサイズは全長180mmなので、ホイールと一緒にフレームをロックするなど、多彩なロック方法に対応します。

また、この製品はループ付きのワイヤーも同梱されています。これを使うと前後輪とフレームを全てロックすることもできます。

フレームにマウントできる台座も付属するので、スペースが許せば走行中はフレームに鍵をくっつけておくことが可能です。

見た目も含めてかなり強固な鍵なのですが、気になる重量はカタログ値で本体835g+ワイヤー340gという強烈なスペックとなっています。

軽くて強固というわけにはなかなかいかないので仕方ないですが、これを持って山や坂が控えるツーリングは遠慮したいところです。あくまで短距離の市街地運用に限定して考えた方が良さそうです。

VOLT800のブラケットスペーサーを交換する

自転車用のヘッドライトとしてCATEYEのVOLT800を7ヶ月ほど使っています。

ライト自体のスペックには大変満足しているのですが、最近走行中に大きな段差を乗り越えるとライトがブラケットから脱落する現象が発生するようになりました。

落下が重なって本体は早くもボロボロになってしまいました。

決して頻繁に起きる現象ではないのですが、ライトが飛んでいくかもしれないことを気にしながら走行するのはあまり気分が良いものではないので、対策をすることにしました。

改めてライトとブラケットの固定をチェックしてみると、かなり固定が緩くなっていることが確認できました。これは過去にCATEYEのCC-RD300Wというサイクルコンピュータでも発生した現象です。本体・ブラケットとも樹脂製なので付け外しの度に摩耗し、だんだん緩くなってしまうようです。

ブラケット自体も落下のダメージで傷んでいるようですし、摩耗の影響もありそうです。

調べてみたところ本体を固定するブラケットスペーサーの補修部品が入手できるようだったので、購入してみました。

こちらが交換部品です。安価なのがありがたいです。

ボルトシリーズ用のブラケットスペーサーという商品で、税抜き330円で販売されています。CATEYEの直販サイトのほか、自転車用品の通販などでも入手が可能です。

交換してみたところ、ブラケットにライトをはめた時の感触がかなりカチッとした感触に変わって驚きました。使っていくうちに慣れてしまっていましたが、交換前の状態は相当固定が緩かったことが確認できました。

これで当面の間はライトの脱落を心配しないで走ることができそうです。

シマノ ME3 SPDシューズ(SH-ME301)

ここしばらくタルタルーガに片面SPDのペダルをつけて運用しています。あわせて使っているSPDシューズが標題のME3というSPDシューズです。SH-ME301というのは製品型番です。

普段使いするには少々レーシング向けな見た目をしていますが、色合いが地味なのでそこまで気になりません。

固定は面ファスナー2本とリバースバックルで行います。これは普段使っているSPD-SLシューズと同じ機構なのでなじみやすかったです。いわゆるベロと呼ばれるパーツが広く作られており、足を包み込みようなホールド感があります。

足形はノーマルタイプのみのラインナップとなっていますが、比較的足が平たい私でもそれほどきつい感じはしません。ちなみに普段履く靴は25.5-26.0cmのところ、ME3は42サイズでちょうど良い感じです。

裏面はこんな感じで、SPDクリートをつけても底が出っ張らないようになっています。そのまま違和感なく歩くことができます。一応オフロード用途を意識してかなり深めの溝が刻まれています。

数ヶ月使っていますが、普段のお買い物などの走行でも、休みの日の少々長めの走行でも申し分のない性能を発揮しています。SPDシューズの定番品といった感じで、万人にオススメできる製品だと思います。

Wahoo RPMスピードセンサーの電池交換

自転車に乗っていたところ、サイクルコンピュータのスピード表示の反応が少々鈍いように感じました。調べてみたところ、速度の取得がスピードセンサーからではなく、GPSによる計測になっていたことが原因でした。

電池が切れていたので、交換してあげることにしました。購入してからちょうど1年くらいで電池が切れてしまったので、毎週末乗るくらいのペースなら1年はもつと見なして良さそうです。

本体がこちらです。

ホイールのハブに取り付けるための外装を外します。

続いて本体のふたを外すのですが、ふたがかなりしっかりとはまっているので取り外すのが大変です。素手で作業をするのは難しいと思うので、側面にある溝に入るような先が細いマイナスドライバーなどがあると良いです。

側面に溝があります。

ふたが外れたら電池を交換し、再度ふたを閉めて交換は完了です。防水用の非常に細いパッキンが本体とふたの間に挟まっているので、なくさないように注意が必要です。

上の写真を見ると分かるのですが、本体の樹脂が結構柔らかく、簡単に変形してしまいます。ふたを外す時は無理にこじったりせず、細い物を差し込んで継ぎ目をなぞっていくような要領で少しずつ開けるのが良いと思います。

SPDクリートのシングルモードとマルチモードを比較する

SPDクリートにはシングルモードとマルチモードという2種類が用意されています。シングルモードはペダルから靴を外す際に真横にひねらないと外れないタイプ、マルチモードは斜め後ろなど真横以外の方向にひねっても外れるタイプとされています。

先日購入したディズナのフットプリントペダル付属のクリートがどうも外れにくい気がしていたので、別途シマノ純正のSPDクリートを2種買って比較してみることにしました。

左からペダル付属品、マルチモード、シングルモードのクリートです。これはオモテ面の写真で、靴にクリートを取り付けると、写真に写っている面が靴の底面となります。この写真では違いは見受けられません。

続いて裏面です。これも全く違いがないように見えますが、よく見ると微妙に違いがあります。

裏面の靴のつま先側に来る方をクローズアップしてみると、微妙に形が違います。

違うのはここです。かかと側でペダルにはまる部分が、シングルモードでは完全に角が立っているのに対し、マルチモードでは角が落とされています。本当に数mmの違いです。このことから見て、ペダル付属の互換品クリートはシングルモードだったようです。

実際、マルチモードのクリートを試してみたところ、格段に外れやすく感じました。普段のSPD-SLに近い感覚なのはマルチモードクリートだと感じました。

マルチモードは外れやすい分、意図しない場面で靴がペダルから外れる可能性があるのが難点だと思いますが、今のところそのような事態は発生していません。SPDクリートについてはマルチモードを基本と考えていきたいと思います。

ペダル用工具

先日のペダル交換のために工具を買いました。

右側がホーザンのC-200というペダルレンチです。こちらはペダル軸をつかむタイプのペダルレンチです。

こういう軸につかむ面のあるペダルに対応します。

全長は30cmくらいあり、かなり重量感のある工具です。両側とも軸をつかむ部分の寸法は同じなのですが、片側は薄刃になっており、ペダル軸が短いタイプには薄刃側を使うという設計になっています。

左側はParkToolのHT-8という8mmヘックスレンチです。ペダル軸に六角レンチ用の穴が開いているタイプの固定にはこちらを使います。

こういう軸に穴が開いているペダルに対応します。

いわゆる六角レンチの8mmサイズです。ペダルの固定に使用する関係上大きなトルクがかけられるハンドル付きの製品を選びました。

どちらもペダル用工具としては堅実な作りで、作業性も良かったです。自宅メンテナンス用にもオススメできると思います。

ディズナ フットプリントペダル

タルタルーガ用のペダルを新調しました。まだ完成車で買ったばかりではありますが、付属のWellgoのペダルが少々回転に抵抗感のあるものだったことと、長いツーリング向けにビンディングペダルにしたかったというのが交換の理由です。

タルタルーガは極力マルチロール運用をしたいと考えているので、多少の重量増は承知で片面がビンディングになっているペダルを選定しました。

ペダル形状は製品名の通り足形のようになっており、サイズは少々小さめに感じます。形が足に沿っているためか、小さめですがフラット面は見た目によらず割と安定感があります。

ビンディング面はシマノのSPDと互換性があります。ペダルにクリートも1ペア付属しますが、消耗した場合はシマノ製で置き換え可能なようです。

ペダル軸は東京サンエスが提唱するやや短めの48mmに設定されており、日本人の体格に合っているとのことです。私は割と膝を締めて足を回すので、ありがたい仕様です。

ペダル本体にグリスホールが設けられており、グリスガンなどを使ってメンテナンスする事ができます。

取り付けは8mmの六角レンチで行います。ペダル軸をつかむタイプのペダルレンチでは脱着できないので、この点注意が必要です。

早速取り付けて運用していますが、両面とも使い勝手が良く、目論見通りの利便性のある製品という印象です。ビンディング面について、足を外した時にクリートがペダルにちょっと引っかかることがあるのですが、これは慣れで克服できる問題だと思います。

総じてバランスの良い、使いやすい製品だと思います。自転車を多用途に使いたい方はもちろん、いきなりビンディングのみのペダルに不安がある方などにもオススメできると思います。