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開通前の長野東バイパス(柳原側)

先日エムウェーブ側の長野東バイパスの入口を見に行きましたが、反対の柳原側も見に行ってきました。

国道18号を上越・豊野方面から南下してくると、長野電鉄の線路を陸橋で越えて柳原北交差点に到達します。現状ではここで右折となり、しばらく国道18号と406号の重複区間になるのですが、長野東バイパス開通後は柳原北交差点が直進可能となり、そのままエムウェーブ方面に向かえることになります。

柳原北交差点から豊野方向を見たところです。
工事中の長野東バイパスです。まだ完全にできあがってはいないようでした。歩道部分のスペースが非常に広く取られています。
長野市街方面を見た様子です。早くも直進方向に国道18号の標識が出ていました。

長野東バイパスの開通により国道18号の交通量が分散しそうですが、あわせて千曲川左岸の堤防天端の道路ももしかしたら交通量が減るのではないかと思いました。

この堤防天端の道路は落合橋から村山橋へのショートカットルートになっており、堤防天端という狭い条件ながら非常に交通量が多い道路です。長野東バイパスが開通すると落合橋入口交差点から柳原北交差点までが右左折無しになるので、同じ区間を走るのであればバイパスルートの方が便利そうな感じがします。このあたりの周辺交通に与える影響も興味深いところです。

地図はOpenStreetMapを使用しています。
赤線が現在の落合橋-村山橋間の抜け道ルート、青線が長野東バイパス開通後の並行ルートです。
エムウェーブと柳原の中間区間も一部確認できましたが、非常に高規格で楽しみな道路です。

開通前の長野東バイパス

3/28に開通を控えた長野東バイパスの様子を見に行ってきました。今回見に行ったのは南側の入口(エムウェーブ側)です。

エムウェーブ交差点を北上していくと、さっそく案内標識が設置されています。既に長野東バイパスの情報が明記されたもので、開通前まではシールでカバーされているようです。

写真をレタッチしてみたところ、カバーされた標示が何となく読み取れるようになりました。

行き先は”上越”と”信濃町”で、直進する矢印上に”長野東バイパス”の標示がされるようです。

バイパス入口の交差点もほぼ完成しています。案内標識が地上に直置きになっているのが少々珍しく感じます。

交差点の様子です。真新しい歩道橋が設置されています。今のところ交差点名は設定されていないようです。遠目に見る限りまだ歩道部分が完成していないようですが、3/28の供用開始に向けて工事が進むものと思われます。

長野東バイパス

国道18号のバイパス路線として長野東バイパスという道路が事業中です。この道路は長野市北長池から長野市柳原を結んでいる道路で、ランドマークで表現するとエムウェーブから長野電鉄の柳原駅付近までの区間となります。

地図情報はOpenStreetMapを使用しています。

この区間がつながると豊野方面からの国道18号/117号(アップルライン)が県道372号(五輪大橋)経由で長野市青木島まで至る道路となり、国道18号バイパス(篠ノ井バイパス)と国道19号バイパス(長野南バイパス)に直接アクセスすることが可能になります。

ショートカットルートになることもさることながら、国道18号で長野市の中心市街地を通らない選択肢が登場することになるので、長野市周辺の道路事情に与える影響は大きそうな感じがします。

長野国道事務所の2020年度事業概要によれば、年度内に車道部は開通する予定とのことです。予定通りの進ちょくで進んでいるかどうかは分かりませんが、もう少し暖かくなったら現地の様子を見に行ってみたいものです。

みゆきのライン

飯山から栄村方面に向かう際には千曲川左岸の県道408号を使うことが多いのですが、山側を並行するみゆきのラインという道路があります。

立地の割には規格・線形とも良い道路なので、恐らく広域農道か何かだと思いますが正式名称は不明です。

路面状況が全体的にイマイチなのが少々難です。

県道95号から分岐するので、県道95号または県道409号と組み合わせると飯山市街から出た後に山側をほぼ一本道で走ることができます。あまり交通量も多くないためか、自転車で走っていると自転車趣味の方とよくすれ違います。

終点は国道403号と合流するところで、突然ぷっつり無くなってしまうので注意が必要です。飯山線の駅で言えば桑名川駅付近まで行くことができます。

国道403号と丁字路で合流するところです。国道403号の伏野峠は冬季閉鎖になります。

山麓線(長野県道25号・306号)

旅行で長野に来ていた頃に良く走った山麓線を久しぶりに走りました。山麓線というのは長野県道25号と306号という北アルプス東側の裾野を走る道路の通称です。

恐らく県が通称を付けているものと思いますが、安曇野市の会議議事録などでも”山麓線”の通称が使われているので、通称ながらほぼ公式の名前なのではないかと思います。

松本から大町間を結ぶルートはいくつかありますが、一番自転車で走るのに向いているのはこの山麓線ではないかと思います。

良い点として挙げられるのは線形が少々ワインディング気味で、交通量が少ないということです。幹線道路としては機能しづらいので大型車の通行はほとんどなく、通る自動車も地元の方と観光の方が少々というところです。

また、交通量が少ないことから道路自体も使い減りしておらず、トータルでは路面がきれいな部類だと思います。

このルートは長野県が指定している”北アルプス地域サイクリングコース”にも含まれており、道路端に矢羽根の標示もあります。

大きめの矢羽根のペイントです。たまに自転車のピクトグラムが混じります。

基本的に松本方面から大町方面へは登りのプロフィールとなります。例えば途中にある安曇野ちひろ美術館から大町温泉郷までは14kmで標高差が210mほどあるので、単純計算で1.5%の登り坂になっていることになります。

あまり登りには見えないのですが、走ってみると負荷が大きいことに気がつきます。

見た目よりも走ると疲れるのでその点だけは注意が必要かと思います。逆に言えば大町から松本や塩尻に向かう場合は下り基調になるので少し楽だと思います。

旧北国街道(戸倉駅付近-屋代駅付近)ロードバイク車載映像

自転車で長野県内を走っていると何かと気になるのが旧北国街道なのですが、当時のルートを現代の道路に置き換えると意外に右左折が多く、まとまった距離を走れる区間は少ないように思います。

その中でも戸倉宿-矢代(屋代)宿間はほぼ一直線だったので、ロードバイクで走行した様子を動画にしてみました。

少々狭いですが、道路脇に見える石碑などに旧街道の面影を感じることができます。

長野県内の旧街道に関する資料

自転車ツーリングがてら旧街道だった道路を通ったり、沿線にある史跡を見に行ったりすることがあります。この時に資料として非常に便利なのが、国交省長野国道事務所のWebサイトにある以下のコンテンツです。

信州の街道探訪

[関東地方整備局 長野国道事務所Webサイト]

ルートは北国街道・中山道・北国西往還と3種類あり、宿場間の大ざっぱなルートと見どころがまとまっています。

また、より詳細なガイドとして”信州の街道探訪マップ”というPDFデータが公開されており、これを見ると大体旧街道のルートをトレースできるのでとても便利です。

ここにたどり着くのがなかなか大変なのですが、かなり優れたコンテンツだと思います。道路が好きな方必見です。

白馬長野有料道路(日高トンネル)

長野市と小川村間を移動する時はいつも県道31号の旧道を使うのですが、小川村方面から白馬長野有料道路の起点手前まで走ってみました。

白馬長野有料道路は国道19号の信更町安庭から長野市中条を結んでいます。この道路を利用すると笹平トンネル東交差点から小川村まで比較的高規格な道路のみを走行できます。

ここが起点です。道路の先に見えているのが日高トンネルです。

白馬長野有料道路は一応軽車両も通行できる道路ということになっており、料金表には軽車両(自転車)の表示があります。

区間の大半がトンネルになる有料道路で、Googleストリートビューで見る限り中央線にポールが立っているようです。そのため、自転車で車道走行をするのはかなり危険ではないかと思います。

長野方面の車線には多少狭いですが歩道のようなスペースがあるので、仮に通行する場合はこちらを通行すれば実用的ではないかと思います。小川村方面の車線には点検廊のみ設置となっているので、自転車で通行するのは難しいと思います。

日高トンネル手前の有料道路起点手前で右折することで県道475号に合流できるので、これでトンネルを回避するとそのまま中条の中心部付近で県道31号の旧道に入ることができます。

有料道路起点手前で右折すると県道に合流できます。

そのため、長野側からは県道31号旧道→県道475号→県道31号(オリンピック道路)の順でルートをつないでいくと割合安全に高規格な道路を走れると思います。道の駅中条に行きたい時もこのルートが便利です。

千曲川サイクリングロードの工事(2020年)

2019年も部分的に舗装のリニューアルがされていましたが、今年も秋から冬にかけて千曲川サイクリングロードの工事があるそうです。

工区はいくつかありますが、最も遅く終わるのがこのツイートにも挙げられている鼠橋付近-坂城大橋付近の工事です。

工事に伴い一時的に通行止めになるのは少々残念ですが、千曲橋からちょっと上流あたりの区間のようにリニューアルしてくれることを考えるとありがたいことです。

う回路としては県道77号が案内されているので、長野方面から上田方面に向かう場合は当面県道77号か、王道の国道18号が便利そうです。

千曲川右岸側の川沿い路線

千曲川サイクリングロードは千曲川の左岸側に整備されていますが、右岸側にも川に沿った道路があるようなので一部だけ走ってみました。

左岸側同様上流側は上田市の古舟橋から、下流側は長野市の落合橋までつながっているようです。

右岸側の道路の特徴は普通の車道として整備されている事で、車を気にする必要はありますがその分道路は広めなのがメリットです。

とは言え、車道としては少々狭めの設計です。

ルート的には一本道なのでそれほど迷うことはありません。戸倉上山田温泉を過ぎたあたりで一時的に国道18号と合流する区間があるので、その点だけ少々注意です。交差点名でいうと磯部南交差点から田町交差点までの区間になります。

ところどころ路面がとんでもない状況になっている箇所もあるので注意が必要です。

基本的には左岸側の千曲川サイクリングロードの方が便利で快適とは思いますが、気分転換で右岸側を走ってみるのも良さそうに感じました。行き帰りでルートを変えてみるなど工夫ができそうです。