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白馬小径

白馬村付近を走っていると時折この白馬小径という遊歩道の道標を見かけることがあります。メインは遊歩道のようですが、自転車でも楽しめる道のようです。

偶然見かけて写真に撮っておいたものが50番台だったので、かなりポイント数の多い広域の遊歩道なのではないかと思います。

気になったので調べてみたのですが、白馬村のWebサイトには残念ながらあまり詳しい情報がありませんでした。もしかすると現地の案内所や道の駅等の施設であれば詳しい情報を入手できるのかもしれません。白馬方面に出かける際には継続して調査してみたいです。

姫川自転車道(姫川スプリングライン)

白馬の辺りを走る時に、毎回気になっていた看板がありました。

消えかかっていて読みにくいですが、”姫川自転車道”と矢印が描いてあります。

これは県道33号の土合橋南交差点付近にあるのですが、姫川スプリングラインという自転車道の存在を示す看板です。かなり古そうですが、サイクリングロード的なものがあるのかどうか探検してみました。

姫川沿いで自転車が走行できる舗装路というとこの土合橋南交差点付近になるので、ここから小谷方面にできるだけ川沿いを走ってみました。

ルートをGarmin Connectに落としたものがこちらです。

県道33号から右に入って姫川沿いに出ます。

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本庄道路

先日埼玉県自転車見どころスポットルート100の調査をした時に、国道17号の神流川橋の隣に新しい橋を架橋中だったことが気になりました。

かなり事業が進ちょくしている様子だったので、管轄する大宮国道事務所のWebサイトであの辺りの道路がどのような形になるのか調べてみました。

私が見かけた道路は国道17号の通称本庄道路と呼ばれる区間で、事業区間は神流川橋付近から本庄駅と岡部駅の中間地点付近までの約13kmなんだそうです。そのうち群馬寄りの半分ほどの区間が事業中とのことです。

ルートは現道より利根川寄りを並行して走る感じで、既存の道路の拡幅などではないようです。神流川橋も片側1車線かつ老朽化も進んでいるということで新橋にバトンタッチすることになり、完成後は上下線とも2車線が確保された高規格な道路になるようです。

いつものように空中写真上に想定ルートを描いてみました。青のラインが現在の神流川橋、赤の点線が本庄道路です。

[国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスを基にheboDJ.netが作成]

最終的には東側は深谷バイパスと接続し、西側は新町バイパスと接続することになるようです。これらバイパスは既に片側2車線の道路なので、本庄道路の整備により国道17号のボトルネックが解消されることになるそうです。

長野県の舗装工事

自転車で長野県の山間部を走っていると特に気になるのですが、道路の舗装工事をする際に完全に舗装をはがした状態で通行する形式になっていることがあります。

具体的には…

こんな感じです。写真は県道36号の鬼無里手前です。この場所に限らず、こういう形で工事が進められていることが多いように思います。

自動車ならそれほど困らないと思いますが、接地面積の狭いロードバイクだとこのような未舗装路は難敵です。工事中は極力その場所を回避するか、どうしてもという場合は降りて押して歩くようにしています。

国道18号の自転車用矢羽根マーク

国道18号と県道58号が交差する上高田交差点に自転車の通行空間を示す矢羽根マークがペイントされていることに気づきました。

都内では自転車のピクトグラムや交差点の矢羽根マークはすっかりおなじみという感じもしますが、長野県ではまだ珍しい感じがします。こういった道路標示も含めた自転車通行空間の整備は、県の自転車活用推進計画にも数値目標込みで盛り込まれています。

矢羽根マークは出ていますが、 この交差点は左折レーンが交差点手前で分かれるので自転車的には難所の交差点です。一旦左折レーンに入った上で自転車を降りて横断歩道で渡るのが手堅いように思います。この辺りは交通量次第で判断、となるところかもしれません。

元々は”普通自転車の交差点進入禁止”の路面標示がされていた形跡があるので、状況に応じて選択できるようになったという点では走りやすくなったと言えそうです。

長野県道406号入山小市線

裾花川と犀川の間の山を越えて接続している道路はいくつかありますが、そのうち裾花大橋の右岸側と安茂里付近を結んでいる県道406号を走ってみました。

路線名は入山小市線となっており、全区間ということになると長野市大字入山(芋井付近)から安茂里までということになります。入山は県道76号沿いの山の中腹なので、入山から走る場合は下って登って下るといった構成になります。今回は裾花大橋からの調査です。

裾花大橋の右岸側です。

標識が出ています。標識に”入山小市線”と路線名が示されているのは珍しいように思います。裾花川沿いの国道も406号(こちらは国道)なので、誤って鬼無里や白馬方面に抜けたい人が迷い込まないようにの配慮なのかもしれません。

最初は平坦基調で始まりますが、すぐにつづら折れの急勾配の登りになります。裾花渓谷の風景もチラッと見えるのですが、すぐに林間の道になってしまうので眺望という所で言うと序盤はイマイチです。

登り切って県道401号との重複区間に差し掛かりました。県道401号は頼朝山トンネルを抜けた先の松島橋付近から分岐し、ここで県道406号と合流します。

ここで北アルプス方面の展望が開ける地点があります。調査日は偶然霧(雲?)が谷に立ちこめていたため、写真のように雲海の西山を見ることができました。

ここからは安茂里に向けての下りになるので一安心です。

途中、山中にゴルフ練習場が現れます。この周辺は白い崖が広がっているのが特徴的です。

調べてみたところによると、これは”白土”と呼ばれる目の細かい火山灰質の砂が固まったものだそうです。かつては砕いて研磨用途や田んぼの底に撒く防水用途など産業利用もされていたそうです。新幹線で東京から長野に向かう時に、長野駅手前で左手に見える白い崖も同様らしいです。

さらに下って小市西交差点でゴールとなります。

長野市街に近いながらかなり本格的な登りルートです。途中の眺望ポイントは結構オススメできます。運が良ければ北アルプスの銀嶺や雲海等々、レアな風景に出会えるかもしれません。

山清路地区の国道19号の改良

山清路付近で県道の新しい橋が架橋中であることに先日気づきましたが、付近で国道19号も大幅に線形を改良するための工事が進んでいるようです。

これは県道55号を山清路から八坂方面に少し進んだところの写真です。トンネル工事が進んでいることが分かります。最初は何のトンネルか分からなかったのですが、国交省長野国道事務所の事業概要によれば、これは国道19号なんだそうです。

事務所のWebサイトに詳しい予想図も載っていますが、いつものように古い空中写真で現道と完成予想の線形を並べてみました。松本方から走ってきた場合、山清路手前の大きい右カーブを直進して橋で犀川を渡り、そのままトンネルに入ります。私が今回写真に撮ったのはこのトンネルの出口です。

[国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスを基にheboDJ.netが作成]
ピンクが現道・青が今回のトンネルの予想線形です。上の写真は黄色の丸印付近で撮影しました。

その先については改めてトンネルで山を貫通し、2つの橋を経て現道に緩やかに接続するようです。事務所のWebサイトに標準断面図が載っていたのですが、トンネル・橋りょうとも片側には歩道が整備されるようです。この点は自転車にとってもありがたい整備になるかもしれません。

山清路

寒い時期によく走るのは千曲川沿いと国道19号沿いが多いです。どちらもある程度まとまった距離が走れ、山間部に比べて積雪や凍結の心配が相対的に低いので助かっています。

国道19号を松本方面に走って行く途中に、山清路という名勝があります。

写真は左岸側からズームして撮ったものです。

こんな感じで看板が出ています。久米路峡や差切峡のような峡谷系の名勝なのですが、残念なことに犀川右岸側の道路が崩壊していて看板のある側に行くことはできません。

橋がなぜか縦に半分落ちています。左側の壁面から落石があったのでしょうか。
反対側も同様に通行止めです。先の洞門が楽しそうなのですが残念です。
お茶屋さんの跡もあり、何だか寂しげです。

信濃10名勝というセレクションも気になるところです。他で聞いたことはないですが、広い長野県で10選に入るのはなかなかのものではないかと思います。

左岸側の八坂方面に向かう道の途中に山清路公園という公園があります。壁面に沿って階段があり、峡谷をある程度の高さから見ることができます。トイレもあるのでトイレ密度の低い国道19号では重要なポイントです。

国道19号の生坂トンネルをう回する

国道19号にはいくつかトンネルや洞門がありますが、いずれも歩道がないため自転車にとっては難所です。特に生坂村付近の生坂トンネルは1km近い延長があるので最大の難所と言えます。

しかし、トンネル坑口手前で旧道に入ることで距離は延びてしまいますがトンネルを回避することができます。

信州新町方面から走ってきたところです。トンネル手前で右に分岐する道路があります。信号や横断歩道がないのでよく確認して横断する必要があります。

そのまま犀川に沿って進むと生坂村の中心部に出ます。途中からは県道275号に指定されています。

思いのほか規格が良い感じがしますが、どうやらこれがかつての国道19号だったようです。

道路沿いの標識の柱が旧建設省設置のものなので、これは国道だったのだろうという推測ができます。せっかくなのでいつもの古い空中写真でもチェックしてみます。

1977年当時の写真です。

[国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスを基にheboDJ.netが作成]

現在のトンネル線形をお絵かきで入れてみましたが、1977年当時は本線が生坂村中心部に大きくカーブし(写真左手方向)、かなりの距離を走っていたことが判読できます。国道19号周辺は今でも変化の激しい路線ですが、現在に至るまででも様々な改良が施されてきたことが分かります。

新山清路橋の工事

国道19号と県道55号が交差する山清路という名勝があるのですが、近くで新しい橋の工事が行われていました。

県道55号を麻績方面から走ってくると、犀川を渡る際に山清路橋という橋を渡ります。この橋は1931年竣工で規格が古く、制限重量2.0tまでという厳しい制限がかかっています。

これをクリアすると同時に線形を良くするため、新たに橋を架けているようです。

これが現在の山清路橋です。

ルート的には現在の山清路橋より手前で犀川を渡り、左に曲がって鷺の平という場所で国道19号に合流するようです。

合流する部分もかなりできあがってきています。

かなり詳しいできあがり状況に関する情報が掲示されていました。

赤い線が現在の線形、青い線が新山清路橋完成後の線形です。手描きなので全く正確ではありません。
[国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスを基にheboDJ.netが作成]

掲示されていた情報を元に空中写真上に予想される線形を描いてみました。

制限重量が緩和されるのはかなりの改良になりそうですが、手前の差切峡に狭いトンネルがあるので、今後その辺りをどのように改良する予定なのかは気になります。長野県としては結構力を入れて整備している路線のように思えます。