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長野県道325号

大町市の長野県道325号を走ってみました。この路線は白馬岳大町線という路線名称がついており、JR大糸線の信濃木崎駅前付近から鹿島槍ヶ岳の麓までを結んでいます。山の麓が終点のため完全な行き止まり路線となっています。

山の麓に向かっていくという路線の性質上、全体的には登り勾配となっています。

行き止まりということもあって交通量は非常に少なく、この点についてはサイクリング向きと言って良い路線です。

景色もなかなか良く、林間の区間や眺望が開ける区間などバラエティ豊かです。

途中鹿島槍スキー場に右折できるポイントがあり、ここを右折すると鹿島槍スキー場、そのまま進んでいくと中綱湖畔に出られます。

終点はこんな感じで目の前に北アルプスの山々が広がっています。登山者用の駐車場があり、ここから登山を開始することができるようです。

残念なのは路面状況が極端に悪い区間がある点です。一応徐々に修繕はされているようなのですが、行き止まり路線ということもあってかそれほど活発ではないように感じます。

特に上の写真のような林間の区間では木陰なのか道路の穴なのかが判別しづらく危険です。多少ゆっくりめに走って回避判断の猶予時間を確保するのがおすすめです。

長野県道55号と差切峡

麻績村にある聖高原に向かう場合、長野市などの千曲川沿いの地域から向かうとどうしても1,000メートル級の峠越えを経てたどり着くことになるのでなかなか大変です。

実は聖高原方面には国道19号の山清路付近からもアクセスすることができます。こちらのルートから行くと聖高原へは徐々に標高が上がっていくだけなのでそれほど大きな負担なく到着することができます。

ルートとしては長野県道55号”大町麻績インター千曲線”を利用します。その名の通り大町から千曲市へ至る非常に長い県道です。長野県北部の東西ルートとしてはかなり使いやすい部類のルートだと思います。

山清路付近は新しく山清路大橋が架橋されて周辺道路も改良されました。

見通しが良い場所が少ないのですが、途中の差切峡は麻績川沿いの美しい渓谷です。独特の奇岩が山水画のような風景を作り出しています。

路線全体としてはかなり規格が良くないのですが、恐らく幹線道路として利便性を向上させたいという意図があるらしく、段階的に改良が進んでいます。初めて通ったのは旅行で来た時の2016年でしたが、その時と比べても改良された区間が増えていると思います。

国道403号と合流し、県道55号は国道と重複しながら聖高原方面へと向かいます。この地点から山清路方面へは以前2.0tの重量制限がありました。

山清路に架かる山清路橋の重量制限が理由だったのですが、山清路大橋が新たに完成し、山清路橋が県道の経路から外れたことで重量制限はなくなりました。しかしながら相変わらず狭あいな区間や昔の素掘りのトンネルが多いのは変わらないので、3.3mの高さ制限は健在です。

長野県道409号

飯山市の中心部から戸狩温泉方面に向かう長野県道409号を久しぶりに走行しました。

このルートは千曲川左岸側を通るルートで、国道117号に比べれば圧倒的に交通量が少ないので自転車向きと言えます。戸狩温泉の付近で県道95号に合流できるため、そのまま桑名川や栄村方面に抜けることもできる魅力的なルートです。

景色がいいのも魅力的です。

魅力的ながらあまり選択しないルートだったのですが、理由は路面の状況です。

従来は上の写真のような状態になっている区間が結構多かったので最近はルートに採用していませんでした。

ところが今回走行してみたところ荒れていたのは上の写真の区間くらいで、大半の区間は舗装が新しくなっていました。

こんな感じできれいになっている区間が多く、これであれば走行ルートのバリエーションに加えても良さそうに思いました。

新地蔵峠(長野県道35号)_上田側

久々に長野県道35号を上田側から松代側に抜けてみました。

この写真は峠っぽくないですが、実はこの写真の地点で既に登り始めています。

県道35号は長野市の中心部から上田市真田を結んでいる道路です。幹線道路のような性格はあるものの、途中の新地蔵峠の標高は1,000m以上あり、特に松代側についてはつづら折れになっているので移動目的に利用するのはそれほど実用的ではない印象です。

サイクリングやオートバイツーリングであればなかなか楽しい路線で、松代側と上田側で坂道の性格が全く異なる点が特徴です。

今回走行した上田側は緩勾配で距離が長く、それほどコーナーがないのが特徴となっています。

勾配分布図を作ってみるとこんな感じで、全体の2/3くらいは4%以内に収まっていることが分かります。後半1/3くらいが6-7%になりますが、それでも8%や10%といった急勾配区間はほぼないと言って良いです。これだけ長くて標高が高い割りには珍しい坂だと思います。

長野市-上田市間を自転車で移動となると千曲川サイクリングロード一択という感じもあるのですが、バリエーションとしてこちらのルートもあると行き帰りで通る道を変更できて飽きずに楽しめます。

勾配が急ではない割りに長さはかなりしっかりあるので、坂が得意でない方にもオススメしやすいルートです。

国道406号志垣トンネル手前の擁壁工事

国道406号で鬼無里方面に出かけました。国道406号は長野市街と鬼無里を結ぶ唯一のルートということもあって、山道ながら断続的に改良が進んでいます。

昨年から途中にある志垣トンネル手前に鋼矢板が打ち込まれて片側交互通行となっていましたが、久々に通りかかったら通行規制は解除されていました。

元々は道路ギリギリのところまでブロック塀の崖になっていた区間です。山を削ってセットバックしたような感じになっているので、今後擁壁に沿って道路が拡幅され、カーブが緩くなる可能性があると思います。

斜面上部にはアンカーが打ち込まれ、擁壁には法枠工というワッフル状の補強がされていました。

国道19号山清路1号トンネル工事(2024年4月)

以前から定期的に様子をチェックしているのですが、国道19号の山清路(生坂村内)付近で2本のトンネル工事が進んでいます。

先日通りがかったところ、南側にある山清路1号トンネルについてはかなり完成が近づいているように感じました。

交差点のような構造も見えてきました。

現在進ちょく中の工事はトンネル防災設備工事ということなので、非常電話や火災検知器・消火設備などの工事と思われます。2024年の7月末までが工期ということです。

国土交通省の各事務所は毎年新年度に”事業概要”というその年度の主な取り組みを公開しているので、この付近を担当している長野国道事務所の事業概要を見てみました。

引き続き山清路地区については改良工事・トンネル工事が進む予定ということでしたが、ちょっと気になったのが長野市街に近い篠ノ井山布施でも改良の予定があるということです。

長野市街から松本方面へ国道19号を走行していくと、犬戻トンネルを過ぎた後に非常に急な左カーブがあります。事前に”超急カーブ”という路面標示が出るようなカーブなのですが、このカーブについて改良の予定があるということです。

事業概要の図を見る限り道路を山側に寄せてカーブを緩和するような改良が予定されているように感じるのですが、どうなるのでしょうか。こちらも注目です。

ここのカーブが改良される予定とのことです。

国道19号信州新町水内地先の路面亀裂

国道19号の信州新町でまたしても路面にダメージが見つかり、被災箇所は現在片側交互通行になっているとのことです。

有名な焼き肉レストランむさしやのすぐ近くです。道路の本線ではなく非常駐車帯に亀裂が入ったそうなのですが、念のためなのか片側交互通行になっています。

現時点で復旧見込みは見通せないということで心配です。国道19号は2021年4月から2023年3月に至るまでの水篠橋付近での地盤沈下、2021年7月から2022年2月に至るまでの犬戻トンネル付近での地滑りと本当に災害の多い路線となっています。

ここしばらくせっかく全線問題なく走れるようになって喜んでいたのですが、再び県道70号等でう回するルート設計をしないとならないかもしれません。

屋代中学校付近の廃線跡遊歩道

2012年に廃線になった長野電鉄屋代線の廃線跡が段階的に遊歩道として整備されています。最近屋代中学校付近についても部分的に供用が開始されたという話を聞いたので見に行ってきました。

場所は千曲市屋代の屋代中学校の隣です。長野電鉄屋代線の東屋代駅があった付近だと聞いています。

こちらがその遊歩道です。工事自体は継続中で、2024年の3月中旬が工期のようなのですが遊歩道自体は既に通行可能でした。この区間は歩行者用・自転車用の区画それぞれが普通自動車1台分くらいの幅で整備されています。

歩行者と自転車はそれぞれ違う区画を通行するようになっています。

こちらが松代方面の終点です。右折して一般道に合流するようになっています。

終点の先にも廃線跡は残っているので、延伸が期待されます。

ちなみに屋代方面についても整備が進んでおり、つながればかなり延長の長い遊歩道になりそうです。屋代-松代間だけでも結構なボリュームになると思うので期待したいところです。

善光寺交差点

善光寺の表参道にある交差点です。この先の表参道は自動車は進入できません。旧北国街道はこの交差点で東側に向きを変え、牟礼方面に向かっていきます。

この交差点の面白いポイントは、交差点名の表示が善光寺山門の額と同じ”鳩文字”になっていることです。

善の文字に2羽、光の文字に2羽、寺の文字に1羽の鳩のシルエットが隠されています。鳩がモチーフにされているのには諸説あるらしいのですが、八幡信仰を取り入れているからという説を聞いたことがあります。

この善光寺の鳩文字は有名で、JR長野駅の新幹線改札口出てすぐのところにも額のレプリカが飾られています。

他にもこの交差点には長野市の道路元標があります。

道路元標は大正時代の旧道路法が施行された際に全国の市町村の道路起点に1ヶ所ずつもうけられたもので、立派な石柱でできているものが多いためか現在でも残っているものがそこそこあります。この道路元標は改修して解説板が追加されたものだそうです。

善光寺の入口にあり、北国街道の路線上でもあるので、道路の起終点としてはちょうど良かったのかもしれません。

白馬村北城のロータリーのラウンドアバウト化

2021年8月に白馬村北城にラウンドアバウトではないロータリー交差点があることをエントリにしました。

白馬村北城のロータリー交差点

最近長野県警察のWebサイトで長野県内のラウンドアバウトの整備状況を調べていたところ、どうもこの交差点はラウンドアバウト化しているらしいことが分かりました。

環状交差点(ラウンドアバウト)の交通方法について

[長野県警察]

Googleストリートビューで調べてみたところ、確かに2023年時点で既にラウンドアバウトになっているようでした。近くに行く機会があれば改めてみてみたいところです。

上記の長野県警のラウンドアバウトコーナーは非常に便利で、新たに整備されたラウンドアバウトの場所が定期的に更新されています。2023年8月時点で県内には11ヶ所ラウンドアバウトがあり、これは全国的に見てもかなり多い部類らしいです。