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屋代中学校付近の廃線跡遊歩道

2012年に廃線になった長野電鉄屋代線の廃線跡が段階的に遊歩道として整備されています。最近屋代中学校付近についても部分的に供用が開始されたという話を聞いたので見に行ってきました。

場所は千曲市屋代の屋代中学校の隣です。長野電鉄屋代線の東屋代駅があった付近だと聞いています。

こちらがその遊歩道です。工事自体は継続中で、2024年の3月中旬が工期のようなのですが遊歩道自体は既に通行可能でした。この区間は歩行者用・自転車用の区画それぞれが普通自動車1台分くらいの幅で整備されています。

歩行者と自転車はそれぞれ違う区画を通行するようになっています。

こちらが松代方面の終点です。右折して一般道に合流するようになっています。

終点の先にも廃線跡は残っているので、延伸が期待されます。

ちなみに屋代方面についても整備が進んでおり、つながればかなり延長の長い遊歩道になりそうです。屋代-松代間だけでも結構なボリュームになると思うので期待したいところです。

善光寺交差点

善光寺の表参道にある交差点です。この先の表参道は自動車は進入できません。旧北国街道はこの交差点で東側に向きを変え、牟礼方面に向かっていきます。

この交差点の面白いポイントは、交差点名の表示が善光寺山門の額と同じ”鳩文字”になっていることです。

善の文字に2羽、光の文字に2羽、寺の文字に1羽の鳩のシルエットが隠されています。鳩がモチーフにされているのには諸説あるらしいのですが、八幡信仰を取り入れているからという説を聞いたことがあります。

この善光寺の鳩文字は有名で、JR長野駅の新幹線改札口出てすぐのところにも額のレプリカが飾られています。

他にもこの交差点には長野市の道路元標があります。

道路元標は大正時代の旧道路法が施行された際に全国の市町村の道路起点に1ヶ所ずつもうけられたもので、立派な石柱でできているものが多いためか現在でも残っているものがそこそこあります。この道路元標は改修して解説板が追加されたものだそうです。

善光寺の入口にあり、北国街道の路線上でもあるので、道路の起終点としてはちょうど良かったのかもしれません。

白馬村北城のロータリーのラウンドアバウト化

2021年8月に白馬村北城にラウンドアバウトではないロータリー交差点があることをエントリにしました。

白馬村北城のロータリー交差点

最近長野県警察のWebサイトで長野県内のラウンドアバウトの整備状況を調べていたところ、どうもこの交差点はラウンドアバウト化しているらしいことが分かりました。

環状交差点(ラウンドアバウト)の交通方法について

[長野県警察]

Googleストリートビューで調べてみたところ、確かに2023年時点で既にラウンドアバウトになっているようでした。近くに行く機会があれば改めてみてみたいところです。

上記の長野県警のラウンドアバウトコーナーは非常に便利で、新たに整備されたラウンドアバウトの場所が定期的に更新されています。2023年8月時点で県内には11ヶ所ラウンドアバウトがあり、これは全国的に見てもかなり多い部類らしいです。

東隧道

用事があって横浜方面に出かけた際に、偶然古そうなトンネルを発見しました。近くでよく見てみると銘板がついており、土木遺産であることが分かりました。

坑口部分はちょっとレトロさを感じるデザインです。
現代の道路トンネルとしては少々狭めです。
これは後から作ったのかもしれませんが、退避用のスペースがあります。

銘板の説明によれば関東大震災後に水道管を復旧する際に水道管のために作られたトンネルで、道路部分は併用としておまけ的に作られたもののようです。

現在はこのトンネルがある山の上に墓地や病院などが立地しており、このトンネルはそれらへのアクセス路として活躍しています。

長野県道158号

地図を見ていると菅平付近に分断されている県道があるようだったので、菅平高原側を見に行ってみました。

長野県道158号という路線で、区間としては菅平高原から上田市真田町を結んでいるようです。ところが途中の区間には現道がないらしく、分断された路線になっています。

菅平高原側から見るとこのように急勾配の道路が山中に向かって延びていっているのですが、どうも分断されている区間は未舗装の作業用林道のような路線になっているようです。

菅平高原へのアクセスも長野市や須坂市からなら国道406号、上田市からなら国道144号→国道406号と安全なルートがあるので、今後この分断区間が開通することはなさそうに思えます。

ただこういった県道は元々の線形が歴史的な街道筋だったりする場合もあるので、何かのいわれのあるルートではないかなど、少々興味を引きます。

国道406号須坂市仙仁の旧道区間

長野市街から須坂を経て菅平方面に向かう国道406号の途中に旧道がそのまま残っている区間があります。

住所では須坂市仁礼というそうなのですが、より細かいスケールの地名では仙仁というようです。

中央線があるあたりにかつての本線だった雰囲気を感じます。
地名の読みは”せに”と読むようです。

昔の航空写真で見てみると、確かにこの区間が本線だったことが確認できます。

[国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスを基にheboDJ.netが作成]

青い線がおおよその現在の本線です。かなり直線的な線形に改良されていることが良く分かります。

仙仁地区はなかなか風景の美しい地域でした。

長野県道34号(菅平側)

長野市の中心部から菅平に向かう際は須坂を経由する国道406号を使うのが一般的です。一応それ以外のルートとして県道34号長野菅平線という路線もあります。

この路線なのですがここ数年ずっと工事中でほとんど通行ができませんでした。2023年の夏頃から土休日限定で通行可能になっているようです。

これは菅平側の入口です。
入口からして少々普通の道ではなさそうな雰囲気が漂っています。

短距離ルートではあるもののそれ故に勾配が全体的に急で、路線の大半がつづら折れというかなり難路のようです。下りだけなら大丈夫かなとも思いましたが、途中の工事は続行中らしかったので通常通り国道406号の方で菅平を降りました。

一応長野市街までの距離は短いというメリットがあります。

長野市大岡支所付近の道路改良

聖山の西半分をぐるっと回る県道12号の一部がかなり大きく改良されていました。

写真左奥が旧道です。新道は右に急なカーブになっています。

場所としては長野市大岡支所の近くです。この区間は沢があり、沢を橋で横断する関係上コの字型の横断線形になっていました。道路をできるだけ山に寄せることで橋の延長を短くしていたのではないかと思います。

新道と旧道の分岐点です。

新道も新しくなったとは言え相当急なカーブなのですが、旧道はそもそも道幅がそんなに広くない上に直角に近いカーブが2連続であります。自転車だとそんなに気になりませんが、四輪車だと結構な難所ではないかと思います。

旧道側から新道を見てみました。

しかし今回立派な橋が新たに架かったことで、1回のカーブで抜けられるようになりました。すれ違いも問題なくできるので大きな改良になっているのではないかと思います。

橋は鋼製と思われますが、橋桁部分も鋼管製のようです。鋼管であればこういった山間部でも設置はしやすいと思いますし、コンクリート製に比べて大掛かりにならないので良さそうに見えます。こういった新しい工法が登場したからこそ今回改良できたのかもしれません。

沢はちなみに樋之口沢というそうです。

飯綱東高原

暑い日が続くので自転車の目的地も割と標高の高いところになりがちです。朝のうちに高いところに登って、本格的に暑くなる頃にはほとんど帰途についているというルート設計をすると夏場でもなんとか走れます。

いくつかある夏向けコースの中でもよく出かけるのが飯綱東高原です。飯縄山を一周できる道路の南東方向で、私は黒姫方面から台座法師池方面に走るのが好きです。時計の針で言うとおおよそ3時-5時の区間です。

標高差が250mくらいあり、全体としては8%くらいの厳しめの区間と緩勾配の区間が交互に登場します。100mごとの勾配分布グラフはこのようになります。

特に前半が厳しめであることが分かります。幸いにして道路は全体的に涼しい林間の道なので、夏場に登るにはもってこいです。部分的に路面状況が悪いところがあり、勾配の厳しさと相まって余計に登りが苦しく感じるところもあります。

飯縄山を一周する形で道路があるので、一周して見るのも良いですし、または北半分だけ、南半分だけなど部分的にルートに組み込んで楽しむこともできます。

浅川ループラインとの分岐点です。左折すると長野市街に降りられます。
特にマンホールの周辺などは穴が開いているところが多いので要注意です。

小岩嶽洞門(長野県道31号)の舗装リニューアル

オリンピック道路の通称で知られる長野県道31号を通ったところ、途中の舗装が新しくなっていることに気がつきました。

洞門の区間だけ舗装が黒々としています。

小岩嶽洞門というロックシェッドで、長野市街から白馬村方面に向かうと道の駅ぽかぽかランド美麻の手前にあたります。

元々この区間は舗装にグルービング加工(進行方向に沿った溝加工)がされていたのですが、部分的に舗装が劣化して走りにくい状態になっていました。そこで通常のアスファルト舗装で打ち替えたものと思われます。

この前後の区間もグルービングになっているのですが、ロードバイクの細いタイヤだと時々ハンドルを取られるのでヒヤッとすることがあります。通常舗装としてリニューアルしてくれるのは安心できます。