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須坂市野辺町のラウンドアバウトを訪問

長野県警察のWebサイトによると、長野県内のラウンドアバウトは5つあるそうです。有名なのはかなり初期に整備された飯田市街のものですが、今回は須坂市のラウンドアバウトを見に行きました。

場所は須坂市野辺町です。臥竜公園のちょっと南にあります。交差点名称は”沼目町”となっています。今まで見てきたラウンドアバウトには交差点名がありませんでしたが、ここは中央島に交差点名の標示があるのがユニークです。

接続している道路の横断歩道部です。「自転車も時計回り」という看板が立っています。

歩行者向けの注意喚起標示です。

接続している道路の様子です。「ゆずれ」の標示があります。海外のラウンドアバウトでは「yield」という標示で環道内の車が優先であることが示されているそうなのですが、これに準ずる標示です。

というわけで、なかなかユニークな点も多いラウンドアバウトでした。この交差点は元々5差路だったようなので、ラウンドアバウトにする効果は高いのではないかと思います。

周辺は果樹園で比較的交通量も少なめなので、この点でもラウンドアバウトに向いています。農地の中の十字路でも、出合い頭事故が多く、なおかつスペースに余裕があるのであればラウンドアバウト化すると事故抑制に一役買うのではないかと思います。

都市計画道路環状1号線(小川町)の南側

先日東秩父方面を走っている時に、環状1号線の南側の建設が結構進んでいるように感じました。ここで言う環状1号線というのは都市計画道路環状1号線という埼玉県小川町の道路です。

小川町の市街地は道路が比較的狭く、何かと混雑しているので市街地を取り巻くような道路が建設中です。

[出典:国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス よりheboDJ.netが作成]

画像は環状1号線の中でも小川町駅の南側エリアの航空写真です。

ピンク色の線が県道11号です。古くからの道路で小川-東秩父-秩父(または寄居)を結んでいますが、歴史のある道ゆえにあまり規格が良くなく、街道筋に建物もたくさんあるので拡幅余地はなさそうです。

しかし、写真右下からは県道30号が北進してくるため、県道30号からやってくる中長距離の交通を何とか捌かなくてはなりません。ここで環状1号線が役に立つというわけです。

現状では県道30号を北進してきた車は

  • 直進して県道11号(小川町中心部)に入る
  • 右折して国道254号バイパスに向かう

という2つの選択肢があります。分かりやすいのは直進ルートですが、写真上、赤で示している槻川の橋が非常に狭く、ボトルネックになっています。右折すれば国道254号BPに向かえますが、寄居方面に行きたい場合は遠回りになってしまいます。

現在、青線部分の環状1号線が部分的ながら完成し始めており、割と近いうちに県道11号の交差点まではつながりそうに思えます。

県道11号と交差した先の緑色線部分は、用地が確保されている様子もないので完全に私の予想する線形ですが、県道274号に接続してそのまま国道254号BPに連絡できるものと思われます。

まだまだ環状線が完成するまでには時間がかかりそうですが、できあがれば県道30号の利便性がかなり向上しそうな道路です。自転車目線で言えば、新しい道路の完成であまり使われなくなったかつての県道などは走りやすい道路になっていくのではないかという期待が持てます。

台風一過の樋詰橋

本田航空飛行場付近にある樋詰橋を、台風通過直後に通る機会がありました。

この樋詰橋に限りませんが、荒川や越辺川などでよく見かける冠水橋は台風が接近すると速やかに通行止めになります。山道にあるようなゲート設備はないですが、工事現場にある通行止めの立て看板が設置されることが多いように思います。

この時は写真のようにまだ水位は高かったですが、水位が下降傾向だったこともあってか規制は解除されていました。恐らく市の職員の方が看板を置きに来ているのだと思いますが、規制・解除ともかなり迅速に行われています。

 

都市計画道路環状1号線(小川町)の供用開始区間

東松山から寄居方面に向かう際には国道254号バイパスが最もポピュラーな道路になると思いますが、もう一つ建設中の道路があります。都市計画道路環状1号線という名前で、県道11号と合わせて環状道路を構成する予定だそうです。

都市計画道路環状1号線

[埼玉県ホームページ]

ルートラボ上に想定される経路を落としてみました。

小川町区間が国道254号バイパスの裏道的に使え、高谷交差点から男衾駅付近まで抜けることができます。

小川町総合運動場付近で県道184号と交差しますが、この先はまだ用地収容までしか終わっていないようです。そのため、現状は国道254号バイパスの高谷交差点が入口のような形になっています。完成すればJA埼玉中央直売所の所に交差点ができあがるようです。

道路はこのような雰囲気で路面もピカピカです。適度にアップダウンもあって爽快に走れる道です。

寄居方面へはこのように延びています。水を入れるタイプのバリアで幅員が制限されており、物理的に大型車の通行が制限されています。道交法上の規制はかかっていないようですが、看板で大型車が通行できない旨が案内されています。

国道254号バイパスも上下線とも歩道があるので交通量の割に通行は楽な方なのですが、こちらの道路の方が走っていて楽しいので、高谷交差点からはこちらのルートを選択していることが多いです。

特にホンダ工場手前の金勝山トンネルは下り側にしか歩道がないので、寄居から東松山方面に戻る際には重宝するルートです。

日高市のラウンドアバウト

埼玉県の日高市にラウンドアバウトがありました。

地図を眺めていたらロータリー状の道路があったので、将来ラウンドアバウトになるかもしれないから今のうちに写真を残しておこうと思って訪れたところ、既にラウンドアバウトだったというわけです。

場所は川越線の武蔵高萩駅北西にある、日高団地の中です。住宅地の中にあるという点では聖蹟桜ヶ丘のものに近いように思います。国道407号の日高団地西交差点から向かうと分かりやすいです。

かなり半径が大きく、大型のラウンドアバウトです。飯田市のラウンドアバウトもこのくらいの規模だったように思います。”ラウンドアバウトになりました”というような案内はなかったので、設定されてから時間は経過しているものと思われます。

反対側です。

中央島は池のようになっているのですが、面白いのはここに盆踊り大会用と思われるやぐらが組まれていたことです。ラウンドアバウトは今までもいくつか見てきましたが、盆踊りに対応できるものは初めて見ました。

大型でそれほど交通量もないので、実際に通ってみても通行感が楽しいラウンドアバウトです。

狭山環状有料道路の軽車両用回数券

狭山環状有料道路はETCに対応していませんが、お得な通行手段として回数券の販売が行われています。この回数券にはちゃんと軽車両用もあります。

料金所横の事務所の方に軽車両用の回数券を1冊買いたい旨伝えると、料金所のブースから券を出してくれます。税込み200円で11枚つづりなので、1回分(20円)お得です。

軽車両の通行料は微々たるものですが、狭山環状有料道路の早期償還をお祈りしています。

嵐山町の遠山トンネルの碑

国道254バイパスから嵐山渓谷の緑のトラスト保全3号地に向かう途中にちょっとした坂道がありますが、頂上に石碑が建っています。

2013年に建てられた比較的新しい石碑です。内容はかつてここに地元民からの募金で開削されたトンネルのことを記念するものです。トンネルの建設費は地元民からの募金などでまかなわれ、完成後は地域の物流に大変な寄与をしたものの、戦後すぐに崩落してしまったそうです。

気になったので国土地理院の空中写真で調べてみました。

[国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスを基にheboDJ.netが作成]

1940年代の写真です。写真右上の白くて太く見える道路が国道254号と思われます。写真左下に槻川と嵐山渓谷が写っています。水色の線が槻川沿いの遠山地区から嵐山の平澤地区を結んでいた”遠山道”と言われる道路です。線形は現代とそこまで大きく違わないのが分かります。

[国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスを基にheboDJ.netが作成]

峠は黄色で囲んだ部分だと思います。トンネルらしきものは判読しきれませんが、峠の周辺だけ明らかに植生がなく(へこんでいるように見える)、地形に何らかの人工的な改変がなされたことが想像できます。

今や崩落して跡形もないというのが寂しい遠山トンネルですが、記念碑のおかげでこのような興味深いエピソードに触れることができました。

トンネルや峠は難所のショートカットをするという目的で建設されることが多いので、何かとこのようなストーリーを持っていることが多いです。峠の頂上やトンネル坑口付近の記念碑はチェックしてみると面白いです。

県道30号バイパスの工事(180722)

久しぶりに県道30号(高麗バイパス)の工事現場を通りがかりました。

春先には工事が終わってしまうのかと思っていましたが、まだまだ工期はかかりそうです。現在は擁壁の工事が進んでいます。現道に沿ってもう1車線分のスペースが確保されているので、ちょっと特殊な形の交差点になるのかもしれません。

県道27号(東松山鴻巣線)の謎

荒川の川幅日本一地点付近を通っている県道27号という道路があります。東松山鴻巣線とも呼ばれており、国道407号と国道17号をつなぐ非常に重要な道路です。

荒川を渡る区間の右岸側に前から気になる場所があったので写真を撮ってきました。

こちらです。

左側の橋は2車線+歩道という構成なのですが、右側は2車線あった道路が突然無くなっています。手前の道の駅よしみ付近から片側2車線の道路なのですが、ここで片側1車線に戻ってしまいます。歩道もここで切れてしまうので、吉見から鴻巣方面へ右側の歩道を走っているとここで身動きがとれなくなってしまいます。

本当はこんな感じになる予定なのではないかと思います。御成橋も含めて片側2車線になったらかなり快適になりそうです。

先ほどの橋が延びてくる先の橋台もできあがっています。橋台の中をサイクリングロードが通る設計になっています。

せっかく興味がわいたので埼玉県のWebサイトで東松山鴻巣線のことを調べてみました。

吉見町と鴻巣市の都市計画決定情報が県のWebサイトで閲覧できます。

東松山都市計画道路の変更

鴻巣都市計画道路の変更

[埼玉県ホームページ]

確認してみると、3枚目の写真の橋台までは東松山都市計画道路として4車線で都市計画決定がされているようです。一方、鴻巣側の都市計画情報を見ると御成橋から吉見側までは都市計画道路にはなっているようですが、図上で見る限り4車線ではなさそうな感じです。

窓口で問い合わせなければ確実なことは分かりませんが、まだあまり具体的な拡幅の話まで進んでいないような印象を受けます。堤防から先は横堤の天端を道路が通っているので、拡幅する場合は横堤ごと工事が必要になります。こういった事情も関係しているように思います。

道路の改良・未改良

道路の話をする際に「○○峠は今では珍しい未改良の道路だ」などという表現をする場合があります。この改良・未改良というのはその道路が”道路構造令”に準拠した構造になっているかどうかを指します。行政用語だと思いますが、道路が好きな方の間では割と一般的に使われているように思います。

道路構造令は1970年(昭和45年)に制定された政令で、言うなれば現代基準の道路の基準を示したものと言えます。道路の種類(国道・県道・市町村道)や交通量によって線形や幅員、設計速度などが細かく決められています。

つまり1970年以降に新規に建設された道路はほとんどの場合改良済みのはずですが、元々市街地にありもう余地がない、山岳地帯の道路である、といった理由から今でも未改良のままの道路も多数あります。

道路構造令もあくまで技術的基準を示す政令となっているので、既存の未改良道路の改修を義務づけたりするものではないようです。

道路構造令については国土交通省がわかりやすい解説資料を公表してくれているので、道路が好きな方は見てみると面白いのではないかと思います。

道路構造令の各規定の解説

[国土交通省ホームページ]