フェーン現象で急に暑くなる日もありましたが、空の感じは秋の雰囲気になってきました。

写真は飯山市街から上越方面に抜ける国道292号の妙高市長沢原という地域です。この近辺では道路が大きく線形改良されてかなり走りやすくなりました。
相変わらず上越方面に行くと距離の割りにひどく疲れるのですが、路面からの振動が原因ではないかと疑っています。どれくらいの振動を受けたかを何らかの形で計測できると面白そうなのですが、難しいように感じます。
8/28のエントリで取り上げた長野市道浅川東条台ケ窪線には、2ヶ所ほど変わった道路標識があります。
エクスクラメーションマークで表される”その他の危険”という標識です。
しかも気になるのが補助標識で、”火気厳禁”、”ここから30m区間”という内容です。道路標識で”火気厳禁”とされているのは初めて見たかもしれません。
考えられる理由としては直江津-東京間を結んでいる天然ガスパイプラインの存在があります。このパイプラインは坂中峠付近を通っているらしいので、もしかすると台ヶ窪周辺の地中にパイプラインが埋設されているのかもしれません。
ちなみにこのパイプラインが通っているおかげで、長野市や須坂市、小布施町などでは都市ガスを利用することができます。
地下埋設物なので国土地理院の地形図などでは確認できず、推測になってしまうのが少々残念です。
飯綱高原と長野市街地を結ぶメインルートとしては浅川ループラインこと県道506号がありますが、別ルートを試してみようと思い逆谷地湿原横から市営霊園を経由して降りてくる浅川東条台ケ窪線を通ってみました。
飯綱高原から途中の台ヶ窪というところまではほぼ林道のような道路で、走りやすさという点では今ひとつです。台ヶ窪から市営霊園を経て市街地に至るまでの道は比較的走りやすい方でした。
勾配も急な方なので全体的に見れば積極的に選択するルートではないように思えますが、台ヶ窪周辺からの坂中方面の眺望は良いので、その点はなかなか優れています。
松代の中心を通っていた長野県道35号に、2022年3月に松代バイパスというバイパス路線が開通しました。
松代は城下町なので県道35号も三叉路やクランク状になった区間など自動車の通行に不便な部分がありました。松代バイパスは松代の中心部をう回するルートになっているので、非常に快適に走れるようになっています。
この区間は車道と別に自転車道の設定があるのが特徴です。
今回は新地蔵峠方面から長野IC方面に向かって走行してみました。写真はバイパスの起点部分です。
旧道への入口は封鎖されています。旧道を通行する場合はバイパスをある程度進んだ先の交差点で左折する必要があります。
自転車道は両車線に整備されており、それぞれに中央線が設定されて通行方向が明示されています。自転車道としてはかなりハイスペックなものと言えそうです。
国道403号と交差するところで終了となります。
延長は正味3kmほどながら、いわゆるサイクリングロードではない自転車道としてはかなり長い部類に属するのではないかと思います。狭あいな松代市街地を回避することもできるので非常に便利になりました。
国道19号の信州新町付近に新久米路トンネルというトンネルがあります。延長は200mちょっとでそれほど長くはありませんが、手狭かつ白線上にバンプがあるのでう回するようにしています。
う回する場合久米路峡に沿った道路を通ることになり、そちらにも久米路トンネルというトンネルがあります。こちらの道路は交通量がほとんどないのでその点では安全ですが、トンネル内に照明がないのが難点です。
トンネル内の路面に穴が開いていることがあり、注意が必要です。
この穴なのですが、長野市街方面から信州新町方面に向かう場合の左端になぜか集中しています。
なので通行する場合特に注意が必要なのは長野市街方面から信州新町方面に向かう場合です。穴は四輪車の左タイヤが通るところに集中しているので、自転車の場合は白線を意識して左端に寄ると割と安全に通過できます。
大望峠付近の長野県道36号が集中豪雨による法面の崩落で通行止めになってしまったそうです。
この区間が通行止めになると戸隠-鬼無里間の行き来ができないと思うので、生活や観光に影響がありそうに思えます。
県道36号は少しずつ改修が進んで走りやすくなってきていますが、沿線環境の厳しさを改めて感じる災害です。
長野南バイパスと通称されている国道19号バイパスを走っていると、いつも立派な陸橋が目に入るので気になっていました。目立つ存在なので周辺を見てみました。
この陸橋は本宿跨道橋という名前の陸橋です。竣工は1997年11月ということですから、長野オリンピックの直前に完成したようです。
長野南バイパスの暫定供用開始も1997年だったそうですから、それにあわせてのことだと思います。
珍しいのは立派な陸橋がある一方で接続している道路は普通車1台分くらいの狭い道路であるという点です。今後拡幅されるような感じでもありませんし、変わった印象を受けます。
長野南バイパスはここのほかにもアンダーパスで立体交差処理されている交差点もたくさんあるので、整備に当たっては極力平面交差が生じないような取り組みがされていたのかもしれません。
長野市街から戸隠方面に向かうルートである長野県道453号を走ってみました。私は戸隠方面に向かう場合は県道76号で宝光社付近まで登っていくか、県道506号で浅川沿いに山を登ってしまい、そこからいわゆるバードラインで戸隠方面を目指すルートを採用することが多いです。
今回ご紹介する県道453号は県道76号ルートの途中、芋井という地区から分岐して大座法師池付近まで一気に登るというルートになっています。
GPSデータと標高差グラフはこんな感じです。GPSの実測値で距離5.66km、標高差357mでした。平均すると6%少々というところです。
県道76号と分岐する上ヶ屋バス停です。
芋井地区の紹介絵地図があります。
登り口の写真です。
平均6%少々というところではあるのですが、走ってみた感じでは序盤-中盤の勾配は8%近くあるようでした。登っていくと軍足(ぐんだり)池という池の横を通り、そこから先は林道風の林間の道になります。この後半に当たる林間の道は比較的勾配が緩やかで、涼しいのもあって楽しく登れる感じでした。埼玉県の飯能にある山伏峠の頂上付近を思い出させる道路でした。
登り切るとバードラインこと県道506号に合流します。写真左側が戸隠方面となります。
序盤がまあまあ厳しいのでトータルでは県道76号の方が戸隠へのアクセス路線としては好きですが、単純に速やかにバードラインに出たいというルート設計をする場面もあると思います。そういう時には最適と思われるルートです。中盤以降は路面もしっかりしており、その点も良ポイントでした。
地図を見ていたら上越方面に気になる道路があったので様子を見に行ってきました。くびきのパノラマ街道という名称で、正式な名称は広域農道清里板倉新井線という名称だそうです。
経路は妙高市大濁から上越市清里区までの区間で、全長19kmほどあります。今回は途中の板倉区付近を少しだけ走行してみました。
ルートを通して標高は300-400mで高いところを走るわけではないですが、丘陵地帯を縫っていくので短い急なアップダウンが多くなっています。
全体的に交通量は少なく、時々日本海方面の展望が開ける箇所があるので風景も楽しめます。雪国固有の現象として全体的に路面が荒れ気味で、走っていると振動で疲労してくるのが少々難です。
上越市東部の丘陵地帯は地図で見る限り自転車で走ると楽しそうな道路が多く、前から興味のある一帯です。輪行併用であればかなり広範囲に探検できそうな気がします。