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麻績IC前の国道案内標識

麻績村にある長野自動車道麻績ICの前には両方向とも国道403号の案内標識があるのですが、珍しいフォントが使われているようで毎回通る度に気になっています。

数字部分が全体的に角張っているような印象を受けます。特にゼロは四角形に近い形状で、特徴があります。

通り過ぎるのは毎回一瞬なので、一つ先に出現する案内標識の写真も撮影してみました。

こちらはよく見かける雰囲気のフォントです。麻績IC前の標識は特に古いわけでもなく、何ならかなり新しい部類に見えるので、なぜあまり見かけないフォントを採用しているのか気になります。

白沢洞門付近の矢羽根表示

国道406号を鬼無里から白馬方面に走っていたところ、以前はなかった道路端の矢羽根表示が施工されていることに気がつきました。

最初見たときは安全確保目的かと思いましたが、交通量の多い道路ではないのでちょっと違う気もしました。

気になったので帰ってきてから色々調べ物をしていたところ、国土交通省が指定する”ナショナルサイクルルート”の指定要件の一つにこういった分かりやすいルート表示があることが分かりました。

この国道406号の鬼無里-白馬間は長野県が定めている”Japan Alps Cycling Road”の一部を構成しています。 ”Japan Alps Cycling Road” の設備面を充実させ、将来的にはナショナルサイクルルートに指定されることを目指しての取り組みなのかもしれません。

旅行で訪問した時などもこういったハード面の整備を見ると「ここは自転車活用に力を入れているな」という印象が伝わるので、アピールとしても良いのではないかと思います。

鬼無里の柳沢峠入口

国道406号を鬼無里から白馬方面に走っているといつも気になる看板があります。

柳澤峠入口という看板です。位置的にはちょうど鬼無里の湯の辺りです。

以前図書館でチラッと読んだ鬼無里村史によれば、国道406号開通前の白馬・糸魚川方面へのルートの1つと書いてあったような気がします。

現在通行できるかどうかは不明ですが、途中までは舗装路になっているようです。長野市の行政地図情報で調べると峠の頂上までは”鬼無里南31号線”という市道として認定されているようです。また、地理院地図でも柳沢峠の名称は図示されています。

大ざっぱながらGPXファイルを作ってみました。

登山に関しては全く経験がありませんが、登山の心得があればこういった近代以前の古道もトレースできて楽しそうだな、と思うことはあります。

控えめな県道の表示

自転車に乗っていると道路の案内標識をたくさん見かけるので、時々変わった配置やバランスのものがあると気になってしまいます。

最近発見したのはこれです。

長野市篠ノ井小松原の県道381号と県道383号の交差点です。こういう標識の場合は矢印からはみ出る形で県道の六角形が重なって表示されることが大半だと思うのですが、なぜかこの標識は矢印に六角形が収まっているというバランスになっています。

こういうパターンがスタンダードだと思います。

地名の表記を優先した結果矢印が短くなり、県道の表示を大きくする余地がなくなってしまったのかもしれません。

長野県道187号

先日上田市にある信州国際音楽村を訪問しました。この施設のある山を貫通するように県道187号という道路が通っています。幹線道路という感じの線形ではないものの、なぜ県道指定されているのか気になったので実際に通行してみました。

通った区間はこんな感じです。上田市の上田原と長瀬を隔てている山の上を通ります。

今回は長瀬側(東側)から通ってみました。山の上を通る関係上ちょっとした峠になります。標高差は約170m、距離にして3.8kmというところなので平均4-5%というところです。実際に走行してみると頂上付近に断続的に急勾配区間があり、数字ほど楽な感じはありません。

頂上には須川湖という湖があります。

また頂上付近は比較的平坦な土地が多く、住宅の他に農地としても利用されています。

道路は全体的に狭く、全体の1/3くらいは林道並みの規格という感じでした。その割には交通量が多く、思っていた雰囲気と結構違いました。県道指定されているのでカーナビが案内する場合があるのかもしれません。

最大の問題は路面状況で、至る所が荒れ気味です。単純に走行感が気持ち良くないというレベルではなく、走行に危険があるような箇所も数多くあります。

路肩側が沈み込んでいる場所も多いので少々心配です。

通っているところは面白い路線なのですが、さすがに路面状況が悪すぎるのであえて通行する理由はない路線だと思います。同じようなルートであれば南側の県道82号か、千曲川左岸側を通る新しい道路が便利だと思います。

国道19号のう回ルート比較(小田切 対 茶臼山)

国道19号篠ノ井小松原の土砂崩れは復旧作業中で、このエントリを書いている2021年8月9日時点では6:00-21:00の間のみ片側交互で通行可能となっています。

元の交通量の多い道路で片側交互通行となっているので、通行可能時間帯には常時渋滞が発生している状況です。渋滞を避けるべく、笹平トンネルよりも長野駅寄りのう回路である七二会支所-小田切経由と茶臼山経由のルートを比べてみました。

Click title to show track
七二会支所-小田切ルート
茶臼山ルート

実際の走行で得られたGPSデータをグラフ化するとこのような感じになります。

標高差・勾配・距離いずれの値においても茶臼山ルートの方が有利なことが分かります。七二会支所-小田切ルートの強いポイントとしては交通量が少ないことと、う回して出る先が小市西交差点なので長野駅方面へのアクセスを考えると有利です。

それぞれ走ってみましたが、余力があるようだったら七二会支所-小田切ルートの方が自転車向きのようには思いました。厳しいルートなのは間違いないのですが、交通量の少なさが心理的な負担の少なさにつながっています。

七二会支所-小田切ルートはルートの大半が南向き斜面なので、真夏は走行中のオーバーヒートに注意する必要があります。七二会支所前に商店があり、自販機で補給が可能なので適宜補給・冷却など工夫して走行すると良いと思います。

白馬村北城のロータリー交差点

地図を眺めていたら偶然ロータリー交差点を発見したので見に行ってみました。

白馬村北城の別荘地内にあります。八方尾根スキー場の南側に位置しています。

写真のように”ロータリーあり”の警戒標識が中央島にあり、ラウンドアバウト化はされていません。駅前にあるものなどは除いて最初からロータリーだった交差点はラウンドアバウト化されているケースが非常に多いように思ったので少々意外でした。

ラウンドアバウト化すると環状内優先など通行にルールが設定されてしまうので、交通量を勘案してあえてラウンドアバウトにはしていないのかもしれません。

北国西街道 青柳宿

聖高原方面を探検していると、北国西街道(善光寺街道)の痕跡を色々と見つけることがあります。今回はその中でも筑北村にある青柳宿を訪問してみました。

北国西街道は現在の松本市から長野市に至る街道で、主に西国からの善光寺参拝のために利用されたそうです。いわゆる五街道ではありませんが、往来は活発だったと言われています。

青柳宿は会田宿(松本市会田)と麻績宿(麻績村麻)の間にある宿場です。位置をわかりやすく説明するなら、長野自動車道の筑北PA付近というとわかりやすいのではないかと思います。

現在の青柳宿の様子です。ご覧のようにかなり急な坂に沿って宿場町が広がっていたようです。

立派な本陣前です。

この宿場の面白いポイントとして、上の説明看板にもある通り宿場の出口の巨岩を人力で掘って作った切り通しがあることが挙げられます。

こちらが大きい方の大切り通しです。かなりの高さの岩が切り下げられています。

これだけの高さ・長さの岩を削るのはさぞ大変だったろうと思います。この切り通しの開通で街道の通行はかなり便利になったようです。

壁面をよく見ると”のみ”の痕跡らしきものも生々しく認められます。

こちらは先ほどの大切り通しに比べるとコンパクトですが、同様のものです。通称小切り通しと呼ばれています。

大切り通し・小切り通しを抜けると街道は麻績村方面に続いていきます。この先には最大の難所である猿ヶ馬場峠も控えているので、松本から歩いてくることを考えると相当過酷な旅程だったことが想像できます。

千曲川サイクリングロード 粟佐橋-千曲橋間の工事後状況

通行止めになっていた千曲川サイクリングロードの粟佐橋-千曲橋区間も通行可能になっていることを確認しました。

この区間は元々通行止め前から再舗装がされ、路面は非常にきれいな状態でした。なので今回の工事に当たっても天端の舗装については変化無しなのではないかと思います。

少しずつ作っていた千曲川サイクリングロードの動画も赤坂橋-千曲橋間が未撮影なので、早めにこの区間を撮影して全線分揃えてしまいたいところです。

千曲川サイクリングロード 篠ノ井橋-平久保橋間の工事後状況

2019年の台風19号災害の影響で長らく通行止めになっていた千曲川サイクリングロードの篠ノ井橋-平久保橋間が通行できるようになっていたので写真を撮ってきました。

篠ノ井橋側は特に改良はされていませんが、通れるようになっています。

篠ノ井線の踏切を渡ったところから撮影した写真です。真新しい路面が始まっています。

軻良根古(からねこ)神社の横です。従来通り自転車歩行者道と車道が隣り合う構造になっています。

平久保橋の手前です。少々分かりにくいですが、自転車歩行者道と車道の間に縁石のような構造物が断続的にあります。表面が路面と全く一緒で存在を認識しづらいので、誤って乗り上げないよう注意が必要です。

路面の骨材もかなり密度の高いものが使われており、大変滑らかで走りやすくなっています。ありがたく通行させていただこうと思います。