最近タルタルーガの後輪ブレーキの効きが今ひとつだったので気になっていました。掃除がてら車輪を外して点検してみると、ブレーキのアーチがしっかりとフレームに固定されていませんでした。
走行する過程で徐々に緩んでしまったか、または輪行の時に横方向の力が加わってネジが緩んでしまったのではないかと思います。

5mmの六角レンチで増し締めして解決となりました。車体の微妙な異常に注意を払っておくこと、また自分でできる範囲の点検やメンテナンスをしておくのは大切だなと思いました。
タルタルーガTypeSの後輪についているFormula FM-32というハブのメンテナンスをしました。このハブは反フリー側に止水用のゴムキャップのようなものがついているのですが、ゴムキャップがハブ本体と独立して動くようになっています。そのために最初からキャップの裏が多少潤滑されているようです。
使用していくうちに潤滑性能が落ちてくるとハブ本体とキャップがこすれて走行中にこすれるような異音が発生します。最近ちょっと気になるようになってきたのでメンテナンスとなりました。
画像のようにキャップの部分を左右から指で押すとキャップとハブ本体の間に若干隙間ができます。ここに自転車用のグリスを少量詰めて、車輪を空転させるとグリスが行き渡って潤滑されます。
車輪を空転させても音は出なくなったのでまたこれでしばらく快適に乗ることができそうです。このメンテナンス方法でいいのかどうかが少々心配ですが、今のところ深刻な問題は起きていないのでおそらくは大丈夫だと思います。
毎年恒例のロードバイクの点検で自転車屋さんにうかがいました。昨年オーバーホールをしているので、今年は全体の簡易な調整と消耗品交換がメインになります。
大きな不調はないのでいつも通りな感じではあるのですが、ホイールのリムがけっこう磨耗してきているとのことです。
直ちに何かする必要はないものの、1年以内に将来的にどうするかは決める必要ありということでした。
私の自転車のホイールは10年くらい前に製作してもらった手組ホイールで、リムブレーキ仕様かつ28ホールというスペックです。あまり現代的なスペックではないのでリムだけ交換して組み直すにしても、適合するリムが見つかるのかという問題がありそうです。
そうなるとホイール自体交換も頭の片隅にはおいた方が良さそうですが、今のホイールの仕様は気に入っているので、できれば個性として残したい部分でもあります。
まだ時間的には猶予がありますが、早めに作戦を決めておきたいところです。
雨が多く路面が濡れていることが多いので、何かと自転車も汚れがちな季節です。いつも布で水拭きやから拭きをすることで車体の掃除をしていますが、自転車は入り組んだパーツも多いので拭き掃除では掃除がしにくい部分もあります。
こういう時に便利なのがホームセンターの塗装コーナーなどで販売されている刷毛です。何の変哲もない安価なものなのですが、毛にまあまあコシがあるので掃除用具として使えます。
毛が硬くないので塗装面などに傷をつける心配が少なく、割と安心して使えます。
例えばハブ軸の周辺はこんな感じで砂埃が吸着されがちですが・・・
刷毛で払うとこんな感じにきれいにできます。他にもディレイラー周辺やブレーキ周辺など、複雑な構造をしているところには結構便利に使えるのでおすすめです。
最近自転車のチェーンやプーリー、スプロケットなどの駆動系の掃除にマイクロファイバークロスを使用するようにしています。
今までは普通のいわゆるウエス(ぼろ布)を使っていたのですが、汚れの種類によっては拭いても汚れがのびるばかりで今ひとつきれいにならないことがありました。
マイクロファイバークロスを使うとしっかり汚れが拭えるので作業の効率が良いです。取れた汚れを見てみると、植物の破片にチェーンオイルが絡まってかたまりになったものが多いです。今まで何となく汚れが落ちにくく感じたのは、ウエスがこういった汚れを得意としなかったからなのかもしれません。
ウエスに比べてマイクロファイバークロスはちょっと高価ですが、ものによっては安価に調達可能なものがあります。私は今のところレックの激落ちマイクロファイバークロスが気に入っています。この商品はぞうきん代わりに使うにはちょっと薄手なのですが、こういった自転車メンテ用途には返って向いている感じがします。1回で終わりではなく、きれいなところを順番に使っていけば何度かは使えるので、使い捨てにはなりません。
他にもホームセンターPB製品などもあるようなので、こちらも試してみたいと考えているところです。
タルタルーガの前輪の空気が抜けるのが妙に早いので念のためにチューブを交換しました。
今回は空気を入れて2-3日すると思った以上に空気圧が下がっているという状態でした。こまめに空気を入れれば実用上の問題はないのですが、何かものが刺さっていて何かの拍子に貫通・または穴が拡大すると急に走行不能になる可能性もあると思ったのでチューブ交換の判断をしました。
チューブ交換と共にタイヤの裏に何か異物がないか調べてみたのですが、特に異常はありませんでした。また不思議なことにチューブにも特に異常は認められませんでした。原因は気になるものの、丸ごと交換しているのでとりあえずは安心だと思います。
いつものようにタルタルーガで走行していたところ、路面が荒れているところで前輪の周辺から「キシキシ…」という感じのきしむような異音が断続的に聞こえるように感じました。
過去にこのような現象が起きた時はフロントサスペンションのリンク部が油切れを起こしていたので、まずは怪しい箇所にシリコンスプレーを吹いて様子を見てみたのですが、改善されませんでした。
後日車輪を外して清掃していたところ、車輪を固定するクイックレバーを動かした時に例の異音が再現することが判明しました。
クイックレバーはカム機構で車体と車輪を固定するというものです。カムの接触面が滑らかでないために音がしている可能性があると判断し、カムの接触面に薄くグリスを塗布しました。
この状態でレバーを動かしてみるとかなり異音は軽減されましたが、なおも微妙に擦れるような音がしたので、カムの軸部分にもシリコンスプレーをわずかに流してみました。
すると、レバーを操作する限りでは異音は完全になくなりました。その後実際に屋外で走行してみても全く異音はしなくなっていました。クイックレバーのカムやカム軸は表に露出しているので、定期的にこのようにメンテナンスの必要があるのかもしれません。
あるいは、シマノ製のクイックレバーのようにカム周辺があまり表に露出していないものに交換してしまうのも手かもしれません。いよいよ異音が収まらなくなってきたら検討してみても良さそうです。
早いもので2021年9月に納車されたロードロジックも気がついたら丸2年以上が経過しました。
ロードバイクを買って以来、年に1回購入店で全体点検と消耗品の交換をお願いしています。2回に1回はフレームから全て部品を外して組み直すオーバーホールにしているのですが、今年はオーバーホールの年に当たります。先日オーバーホールのために店舗に預けていたものが完成しました。
以前はオーバーホールの度に若干の仕様変更をしていましたが、ロードロジックは納車時点でセミオーダー車的なところもあったので今回は特に仕様変更はありません。
わずかに変わった点としてはチェーンをわずかに詰めたという変更点があります。元々最大で38T-34Tでも問題ないチェーン長になっていたそうですが、現行の最大38T-32Tで仕様は確定したので、それに最適化したチェーン長に調整してあるそうです。
自分の感触としてはまだまだオーバーホールせずともフレッシュな走行感はあると思っていましたが、やはりプロに一通り調整してもらうと鈍感な私でも明らかに分かるくらいに状態が良くなります。
今年は暖冬傾向ということもあって早い段階で屋外走行を再開できる可能性もあるので、さっそく準備は完了といったところです。
タルタルーガがオーバーホールから帰ってきました。
今回はオーバーホールに伴って仕様の変更はしていないので、予想通り見た目はほとんど変化しませんでした。唯一バーテープが黒になったくらいです。
ただ、フレームやコンポーネントを非常にていねいに清掃していただいたので自転車全体が新品かと思うくらいにきれいになりました。自宅では自転車を洗車することはできないのでこれはプロに任せた時ならではです。
回送のために5km少々だけ走りましたが、全体的に部品のかみ合い部分の緩みもなくなり、かっちりとした操作感が復活しました。
さすがにそろそろ路面凍結の可能性が出てくるので自転車を出す機会は少なくなってくると思いますが、来春以降また頑張ってほしいものです。