今回は10番の 見沼の自然と埼スタぐるっとルート を走ってみました。ルート名にある通り埼玉県が誇る一大ランドマークの埼玉スタジアムを含むルートです。
スタートは埼玉高速鉄道の終点、浦和美園駅です。埼玉スタジアム最寄り駅ということもあり、大きな駅舎になっています。駅からはスタジアム直結の専用通路が延びているのも特徴的です。
埼玉高速鉄道のロゴがかっこいい駅舎です。
駅を出てすぐに南側を走る国道463号バイパスを西進します。463号BPはかなり交通量が多く、流れも速いので歩道走行が無難と思います。
問題はすぐに出現する浦和インターチェンジで、ルート上では歩道走行で直進するように読み取れます。実際、Googleストリートビュー(このエントリを書いている時点での最新版は2016年7月)で確認しても歩道橋のようなものがインターチェンジに付属しています。
ところが、2017年の12月時点ではインターチェンジ全体が改修中だったので歩道が通行止めになっていました。そのため、浦和ICをう回して県道105号に入り、国道463号BPに復帰するルートを採用しました。
浦和ICを過ぎると急に車の量が少なくなりますので車道走行も快適です。
高規格かつ空いています。
というのも、国道463号BPの浦和IC西側は新見沼大橋有料道路という有料の橋なのです。さいたま方面への近道で空いています。軽車両も通行可能です。(20円になります)
料金所があります。今回のルートは有料区間は使わず、料金所手前で左折となります。
新見沼大橋の下をくぐり、見沼代用水という用水路沿いの道に入ります。
このような道です。見沼代用水は利根川の行田付近で取水された水をさいたま市内まで運ぶ長い用水路です。用水路沿いは管理用道路なので一般車両は入れませんが、片側が自転車歩行者道として利用可能です。愛称を 緑のヘルシーロード と言い、ルート100の他のルートにも多数組み込まれています。
用水路沿いからは”見沼田んぼ”と呼ばれる広大な田園風景が望めます。大宮駅から7km程度しか離れていない場所なのですが、こういった風景が残されているのは貴重に思います。
こんなインターロッキングの区間もあります。片側は雑木林が残されており、これは見沼エリアの原風景を保存しているものなのだそうです。
用水路沿いを走って行くと右手にさぎ山記念公園という公園があります。入ってすぐのところにトイレがあり、周辺に自販機もあるので便利です。
さぎ山記念公園を過ぎたら見沼代用水ともお別れで、県道214号で東側に戻り、東北自動車道をまたいだらすぐに埼玉スタジアムに到着となります。
なんといっても巨大な建物です。浦和美園の駅から見た時も大きく感じますが、近くから見るとなんだか不安になるほどの大きさです。
まとめ
見沼の田んぼや畑の中の道を走りたい、と思えば道は見沼代用水以外にも色々あるのですが、突然ダートになったり行き止まりがあったりするので、それなりに土地勘がないと見て回るのが大変です。このルートは見沼の田園風景と走りやすいルートをうまく組み合わせているように感じました。
浦和ICの歩道部分が最終的にどうなるかがちょっと気がかりですが、あれほどの規模なので歩道が省略されることはないと思いたいです。