月別アーカイブ: 2009年9月

リルーパーで遊ぶ(より高度な設定)

前回エントリに引き続き、Deckadance内蔵のリルーパーのお話。

今回はリルーパーのパターンを手動で作ってみましょう。
まず、リルーパーのビートアラインをオンにしておいてください。
ビートアラインオンを前提にリルーパーのパターンエディタの構造を解説します。

縦横16個のセルがありますが、縦の列はリループするポイントです。
リルーパーのボタンを押した瞬間から1小節が自動的にサンプリングされ、縦の列に割り振られるという感じです。
つまり、1つのセルが16分音符に相当します。
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リルーパーで遊ぶ(とりあえず使ってみる)

Deckadanceには内蔵の強力なエフェクトとしてリルーパーがあります。
曲を16分音符単位で刻んで再構成できるので、音を連打するような効果が得られます。

まず、中央上部のメニューからRELOOPERを選びます。

そうすると画面下に横長の方眼みたいなエリアが出てきます。

各部の説明は以下の通り。
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曲にエフェクトをかける

オートモードでいろいろお楽しみいただいているでしょうか。
今日はさらにDJっぽいことができる機能、エフェクトのお話です。

クラブでDJを見ていると、既存の曲をエフェクトでいろいろ加工して使っている場合がありますね。
ターンテーブルとミキサーでエフェクトを使用したプレイをしたい場合はエフェクターが別途必要だったり、
またはエフェクター内蔵ミキサーを用意しなくてはいけません。

Deckadanceではとりあえず7種類の内蔵エフェクターが最初から使えます。
オートミックスでもエフェクトをかけると途端にDJの気分が味わえてお勧めです。

プレイリスト表示時に画面中段を見ると以下の図のようになっている部分があります。
これがエフェクターで各デッキごとに用意されています。

各エフェクトの説明ですが以下の通りです。

1.ローパスフィルター
低音のみ通過させる。

2.ハイパスフィルター
高音のみ通過させる。

3.バンドパスフィルター
特定の帯域のみ通過させる。

4.ノッチフィルター
特定の帯域以外を通過させる。

5.フェイザー
音の位相を変化させる。うねるような効果。

6.エコー
反響効果。テンポに同期してくれないのでちょいと使いにくい。

7.ローファイ
低ビットの荒れたような音色になる。

8.コントロールパッド
方眼のようなこのパッド上でマウスポインタをドラッグするとエフェクトがかけられる。
方眼のどの位置にポインタがあるかによってかかり具合が変化。
右クリックを押すと一発で素の状態に戻せるので、瞬間的にかけたい場合は右クリックでスパッと戻しましょう。

曲のBPMと残り時間の表示

曲のBPMとピッチ、残り時間の表示はこんな感じになっています。

1.テンポ
BPMはここにも表示されます。

2.ピッチ
ピッチの変更状況が表示されます。
アナログターンテーブルと同様表示はパーセンテージです。

3.キー調整
音の高さを調節します。4のキーロックオン時のみ有効。
数字の上でマウスを上下にドラッグすると調節できます。

4.キーロック
ピッチ変更に伴ってキーが変わらないようにします。
ただし、これを入れているとピッチが急変動したときに音が少々ざらつく感じがあります。

5.プレイ時間
曲が始まってからの時間です。

6.残り時間
曲が終わるまでの時間です。

曲の音量調節

曲ごとになんだかんだで音量が違うものです。
DJミキサーであればトリムツマミ何ぞで調節をするところですが、Deckadanceではここで調節をします。

1.オートゲイン
曲の音量を検知して自動的に調節します。
結構精度がいいのでオン推奨。

2.ゲインコントロール
手動でのゲインコントロール。
細かい操作をしたい方はこちらで。
オートゲインをオンにすると消えちゃいます。

結構このオートゲインが親切機能で好きです。

曲をミックスしてみる(Auto mix)

いよいよDeckadanceで曲のミックスをしてみましょう。
まずはDJの心得がない人でもお任せで楽しめるオートミックスモードのお話。

DeckadanceはいわゆるDJの人がやるような細かい機械操作を伴うミックスにも使えるソフトですが、
同時にDJ風に曲を勝手にミックスしてくれるジュークボックス的な側面も持っています。

そんなのその辺のメディアプレイヤーにもそれっぽい機能あるじゃんという向きもあるかとは思いますが、
実際Deckadanceでオートミックスを試してみるとお任せでもさすが専用ソフトだな、と思わせるメリットを感じさせてくれます。
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Deckadanceで曲を使用する前の下ごしらえ(より高度な操作)

前回お話しした曲の下準備ですが、自動検知がうまくいかなかった場合どうするか、というお話。

ビートがはっきりしない曲やイントロがフェードインで始まる曲などはうまいこと自動検知がビートを拾ってくれなかったりするものです。
そこで、そういう場合は手動でより細かい設定を行うことができます。

まず、黄色の枠で囲ったTRACKボタンを押します。

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Deckadanceで曲を使用する前の下ごしらえ

いよいよDeckadanceで曲を流して遊ぼうと思いますが、使用する曲に対してちょっとした加工を施す必要があります。

1.曲のデータが置いてあるフォルダを指定する

Deckadanceを起動して、右上のBROWSER PATH/FAVORITESと書いてある窓をクリックすると、フォルダを指定できます。
mp3やwavなどのデータを格納しているフォルダを指定します。

ちなみに表示方法はフォルダ構造と同一になっています。
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Deckadanceの動作環境

デモ版紹介のエントリで動作するOSはWindowsであればXPかVista、MacならOSXというお話をチラッと致しました。
今日はハードウェアの動作環境のお話です。

Deckadanceはそれほど高スペックを要求しないソフトのようで、ハードウェアの必要動作環境は以下の通りになっています。

【Windowsの場合】
OS:      Windows XP (SP2) /Vista
→Windows7でも動きます。うちの環境がWin7(x64)なので64bitも大丈夫だと思います。
CPU:      Pentium3 1GHzまたはAthlon XP 1.4GHz同等以上
メモリ:    512MB以上
HDD:      空きスペース200MB以上
サウンド:   DirectsoundまたはASIO対応の製品
画面解像度:  水平解像度1024ピクセル以上

【Macの場合】
OS:       OSX v10.4 (Universal Binary)
CPU:      IntelMac(CoreDuo以上)またはG4(1.5GHz)同等以上
サウンド:   CoreAudioドライバ対応の製品
他はWindowsの要件と同じです。

なので、USBオーディオインターフェイスなどをうまく使えば、ネットブックでも動作できたりするようです。
デモ版紹介のエントリで動作するOSはWindowsであればXPかVista、MacならOSXというお話をチラッと致しました。
今日はハードウェアの動作環境のお話です。

Deckadanceはそれほど高スペックを要求しないソフトのようで、ハードウェアの必要動作環境は以下の通りになっています。

【Windowsの場合】
OS:      Windows XP (SP2) /Vista
→Windows7でも動きます。うちの環境がWin7(x64)なので64bitも大丈夫だと思います。
CPU:      Pentium3 1GHzまたはAthlon XP 1.4GHz同等以上
メモリ:    512MB以上
HDD:      空きスペース200MB以上
サウンド:   DirectsoundまたはASIO対応の製品
画面解像度:  水平解像度1024ピクセル以上

【Macの場合】
OS:       OSX v10.4 (Universal Binary)
CPU:      IntelMac(CoreDuo以上)またはG4(1.5GHz)同等以上
サウンド:   CoreAudioドライバ対応の製品
他はWindowsの要件と同じです。

なので、USBオーディオインターフェイスなどをうまく使えば、ネットブックでも動作できたりするようです。

Deckadanceの体験版

いくら安いとはいえ買う前には試してみたいものです。

以下のリンクでデモ版の配布が行われています。
http://deckadance.image-line.com/downloads.html

デモ版には制限がかかっており、3分に1回5秒間だけ音量が極小になるようになっています。
しかし、その他の機能はHouse Editionと同じです。
なので、長尺の録音を考えなければ実は結構遊べてしまうデモ版です。

とりあえずデモ版を試してみて、購入を検討されると良いのではないでしょうか。

※動作するOSはWindows XPまたはVista、Mac OSXとなっていますが、Windows 7でも問題なく動きます。