Deckadanceは一度に表示する情報量を少なくさせたいのか、
AB両デッキの情報+6つのファンクションウィンドウの情報のうちどれか
という画面構成になっています。
そのため、結構重要な情報が意外なファンクションに埋まっていたりします。
というわけで今日はモニター出力のお話。
モニター出力の設定はファンクションのVINYL/EXT CTRLの中央下部に固まっています。
1.モニター出力/マスター出力バランス
モニター出力とマスター出力の音量バランスを取ります。
ヘッドホンを片がけで使う人は100%モニター出力にしてしまって良いでしょう。
逆にヘッドホン内でモニターする人はこれで適宜バランスを取ります。
2.モニター出力音量
そのまんま、モニター出力の音量です。耳に優しい音量でモニターしましょう。
3.フォーンスプリットボタン
押すと1のバランスフェーダーが使用不能になり、マスター出力とモニター主力を左右50%ずつに割り振ります。
ヘッドホン内でミックスする人はこれをオンオフしながらミックスすると作業がしやすいかもしれません。
4.オーバードライブボタン
そんなに激しくではないですが、モニター出力を歪ませて聞き取りやすくします。
5.マスター音量
実はこんな目立たないところにこんな重要なフェーダーが。読んで字のごとくマスター出力の音量です。
6.クロスフェーダーカーブ変更
あまりマウスとキーボードでオペレーションする分には気にならないと思いますが、クロスフェーダーのカーブを変えられます。
右ほどゆるめ(X字のような形状)、左ほどきつめになります。
7.クロスフェーダー逆転スイッチ
一部のターンテーブリストの方なんかが使う設定であるハムスタースイッチと呼ばれるものです。
クロスフェーダーを逆に使うことができます。
8.クロスフェーダーリニア化スイッチ
クロスフェーダーのカーブを線形に設定します。押すと6のフェーダーが無効になります。
カーブ特性は6のフェーダーを右に設定したようなゆるい印象です。
クロスフェーダーのカーブをゆるめにすると、クロスフェーダー中立時にマスター音量が小さめになりますが、
線形に設定しておくと中央付近でも音量を維持できます。
9.マイクロサンプラー
使いどころ不明の謎のサンプラー。
左の録音ボタン長押しで録音、右の再生ボタンで再生ができます。
13秒くらい録音ができるようです。