愛用のHD435ですが、最近プラグの調子がおかしくなってきていました。
時々右側の出力がなくなってしまうことがあり、どうもプラグ根元の部分が断線しているようでした。
プラグを開けてはんだ付けすれば直るかな?と思っていましたがプラグ自体ががっちり接着されているようだったのでプラグを別途買ってきて交換することにしました。
こちらです。謎のカーボン柄です。
コードを切ると3本の線が出てきます。
右から赤、銅、青と3色あります。
フォーンプラグの場合、L・R・GNDという3種類の接続があるのでなんとなくL=青、R=赤、GND=銅かなと当たりを付けました。
こんな風になっています。とりあえずこれで仮付けしてちゃんと音が鳴るかチェックを試みました。
ところがうまいこと線にはんだが乗ってくれません。とりあえず接触させて鳴らすか…とも思ったのですが接触が悪く、たまにしか音が出ません。
困って色々調べていたのですが、イヤホンやヘッドホンのコード内部の線はリッツ線といい、表面の被覆を除去しないとはんだ付けできないそうです。
こちらの情報が大変参考になりました。ありがとうございました。
EX90が復活! ~プラグ付近の断線からの回復修理の工程~
[Mattari Diary]
はんだごてで熱すると除去できるようなのですが、うちのはんだごてではうまくいかなかったのでライターで線をあぶった上でやすりでちょっとこする方法を採用しました。
ライターで点火するとシュゥゥと導火線のように火が走っていくので被覆が燃えているのがわかります。
除去するとこんな感じです。
よく考えたらこういう色をしているべきだよなあ、という銅色です。
気を取り直してはんだ付けです。
今度は普通にはんだがくっつくので、やっぱりリッツ線は表面の処理をしっかりしないとまずいんだなということが良くわかります。
ホットボンドでテンションのかかりやすい根元をしっかり固めて熱収縮チューブで上を固めてできあがりです。
自分で修理すると壊れやすいところをしっかり補強できるのでなかなかいいなと思いました。