さっそく旅の記録をエントリにしたいと思います。11月になるといよいよ本当に長野も寒くなってしまうので、10月中に行ってきました。
新幹線で長野へ
まず東京駅から新幹線(はくたか551号)で上田に向かいます。このエントリ時点の北陸新幹線の休日始発は6時16分発のかがやき501号ですが、これは上野-大宮-長野の順に停車します。途中の軽井沢や上田に行く場合は2本目のはくたか551号が最速になります。
上田駅→国道143号
上田に着いたら千曲川を渡って、国道143号で青木村方向へ向かいます。この道路は今年の夏に別所線各駅停車の旅で通ったことがあるので、多少記憶に残っています。
駅の前の国道はこんな感じです。行く先の山に暗い雲が立ち込めています。
隣にセブンイレブン上田原店があり、補給食などの買い込みをしました。今日は全体的に山道中心なので、多めの補給としました。この時に寒さが気になったので新聞を買ったのですが、これが後に効いてきます。
新聞紙の話
今回の旅では東京の冬場の格好をしていきました。上はアンダーアーマーのコンプレッションシャツとパールイズミの冬用ジャケット、下はサンティーニの起毛タイツという装備です。これは関東南部では厳冬期以外ならほぼ通用する冬用の軽装備で、重宝しています。
しかしながらここまでの走行で「このまま山に登ったら下りが寒そうだ」という感触を得たため、防寒のために新聞を買ったというわけです。
新聞で防寒というのは笑い話のようですが、自転車に乗る人の間では割とよく知られた手法です。クラシックな感はありますが、今でもなおトップカテゴリの選手にも峠の下りでお腹に新聞紙を入れている人がいます。
国道143号→県道12号修那羅峠
引き続き国道143号を進んでいきます。道路はまっすぐで気持ちが良いです。青木村に入ると交通量がかなり少なくなります。
国道143号の峠にある明通トンネルは、3.6mの高さ制限がかかっています。そのため、このあたりからでも道中にも多数の予告看板が出ています。
青木村役場をすぎると登り坂が始まります。
こんな感じの坂です。交通量は少ないですし、勾配も平均4%くらいで楽しい坂道です。
登っていくうちに県道12号との分岐が出現し、右折します。県道12号は打って変わってきつい勾配の坂道になります。分岐から頂上の修那羅峠までは9%×2kmという感じです。途中平坦区間があるため、登り区間は10%からそれ以上が中心です。
修那羅峠に着きました。切り通しの峠で、頂上に特に目印はありません。
ちょっと下ったところです。なぜかトイレがあります。看板が出ていますが、旧道には800体を数えるとも言われる石仏群があるそうです。ちょっと興味がありましたが登山道のようだったのであきらめました。
案内看板です。修那羅、という名前はここに住んでいた修験者の名前に由来するようです。修那羅と言うのはなんとなく仏教っぽいというか、そういった雰囲気を感じる文字列です。
修那羅峠下り→聖高原駅
いよいよ下りです。まずは新聞紙を使わずに下ってみましたが、やはり汗冷えで寒くてしょうがありません。さっそく一旦停車して防寒装備に切り替えます。
新聞紙だけでは不十分だと思ったので、宿で着るつもりだったロングTシャツ2枚のうち1枚をインナーとして重ね着しました。新聞紙も畳んでジャケットの下に挟み、準備万端です。
下りの道路はこんな感じで比較的走りやすいです。橋のギャップがとんでもない段差になっているところがあり、そこは神経を使いました。
下っていると見慣れたポップを発見しました。
ミニと言いながら割りとフルサイズのような気もしますが、温かい飲み物も売っているので、缶コーヒーで一息入れました。
8km近い下りを走り終えると、聖高原のちょっと下のあたりに出ます。ここで県道12号から離れて、国道403号を走ります。県道12号をこのまま走ると大岡を経て信州新町に出ます。
JR篠ノ井線の聖高原駅に着きました。休日の午前中ですが、あまり観光客っぽい人は見かけません。高原なので、観光のトップシーズンは夏場なんだろうと思います。