時々エントリにしている熊谷銘菓の五家宝について詳しく取り上げてみたいと思います。
五家宝とは
もち米・大豆・水飴(麦芽糖)という地元で採れる素材から作られた郷土のお菓子です。お菓子の種類として何に似ているかと言われるとあまり似ているものはないように思います。強いて言うなら”おこし”が多少似ているかもしれません。
五家宝の構造
五家宝は”種”と”皮”の二重構造になっています。一見して棒状に見えますが芯の部分がさっくりした”種”で、その周囲をねっとりした”皮”が包んでいます。最終的には全体にきなこがまぶされるので、きなこをまぶした棒のような見た目になります。
五家宝の種
五家宝の種はもち米と水飴を練って乾燥させ、細かく刻んだ上で乾燥させて焼き上げたものです。粒状になっていますがこれはもち米そのものではなく、一旦餅状にしたものを刻んだものなのです。
五家宝の皮
五家宝の皮はきなこと水飴を練ったものです。この皮が好きという方が結構いらっしゃるそうで、五家宝製造時に発生する棒の両端部分を狙って買う方もいるんだそうです。
五家宝のパッケージ
最近は個包装されているものも多くありますが、きなこに五家宝が埋まっている包装形態が昔ながらのパッケージのようです。上の写真の五家宝もきなこに埋まっているタイプです。このタイプではきなこが余るので、それを別の料理やお菓子に使うのが地元流らしいです。
五家宝のカロリー
元よりもち米・大豆・水飴が原材料なので、体積の割には低カロリーなお菓子です。写真の紅葉屋さんの五家宝はパッケージの情報によれば1本38kcalだそうです。恐らく他のお店でも同様の水準と思われます。
五家宝を買える場所
やはり熊谷市内であれば駅ビルや路面店等様々なところで入手できます。特に梅林堂さんと紅葉屋さんは広くチェーン展開しており、都内のデパートなどでも購入できます。
また、通販に対応している製造元も多いので、お好みのお店がある場合は通販も便利です。
意外なところだと大宮駅のNEWDAYSなどでも購入できます。かの有名な十万石まんじゅうも買えますので、セット購入もオススメです。
なかなか他にない変わったお菓子ですので、話の種に一ついかがでしょうか。