今回は42番の 越生 滝と花をめぐる自然いっぱい贅沢ルート を走ってみました。梅林で知られる越生(おごせ)町を走行するルートになっています。
スタートは県道30号バイパス沿いにある山吹の里です。
太田道灌ゆかりの場所であるとのことです。県道沿いにあってトイレもあるので、押さえておくと便利な場所だと思います。
山吹大橋という大きな橋を渡って越辺川(おっぺがわ)を渡ります。
隣に人道橋もあるのでこちらでも良いかと思います。
橋を渡ってすぐに八高線・東武越生線の越生駅に着きます。東側には改札がないですが、現在工事をしているようです。駅至近の踏切で西側に出ます。
越生駅です。将来的に改修されてしまうのかもしれませんが、クラシックなスタイルの駅舎です。
駅前から県道30号の旧道を走って行くと左手に里の駅・おごせという観光案内所があります。
案内図はここにあります。各見どころスポットの書き込みに力の入った入魂の案内図です。
サイクリスト休憩所と表示されているので自転車でも安心して立ち寄れます。木製のバイクラックもあります。
ルートはここから県道から一本奥に入り、町役場の裏手を走って行きます。
途中左手に五大尊つつじ公園という公園があります。
つつじがきれいな公園なんだそうですが、公園内に石碑がたくさんあります。これは四国88ヵ所と秩父34ヵ所の霊場のミニチュア版なんだそうで、公園を散策することで仮想的に札所巡りができるようになっています。
黒山三滝方面に向かう県道61号に突き当たるので、左折してそこからは直進です。
しばらく緩い登り基調の道が続きますが、左手に越生自然休養村センターという直売所があります。
巨大な越生町のキャラクター”うめりん”が目立つのですぐに分かります。
県道61号はこんな感じで、多少狭いところはありますが概ね道路事情は良好と言えます。事実上の行き止まり県道なので交通量もあまりありません。
登っていくと途中に黒山三滝と顔振峠の分岐点があります。右側のゲートがある方が黒山三滝方面です。しばらくは自転車で走っていけますが、途中から車両通行禁止の表示が出るので途中の無料駐車場に自転車をとめさせてもらいます。
ちなみにこの地点が越辺川の起点になっています。河川管理上の0km地点です。
ここから黒山三滝まで歩くのですが、400mくらいあるのでSPD-SLだと歩くのは大変です。
林間の気持ちの良い道ではあります。
こちらが黒山三滝です。本当は対岸に渡って至近距離で滝を見られるのですが、さすがに足下が悪そうだったので遠目に写真だけ撮影しました。
ここからは県道61号を戻ります。ほどよく下りなので非常に爽快です。途中で左折し、あじさい山公園に向かいます。
再びやや登り基調ですが、緩勾配なので気持ちの良い道です。道中にもあじさいが多数咲いており、あじさい街道という愛称が付いています。
こちらがあじさい山公園です。あじさいがないように見えるのですが…
この通り、数年前に病気であじさいが全滅してしまったそうです。現在は再生中とのことです。
再び県道61号方面に戻り、県道に合流する寸前で左折します。越辺川の左岸側を走って行きます。
梅林が広がっています。
越辺川の支流沿いに走る区間もあります。
県道30号の三滝入口交差点付近に戻るので、再び越生町役場方面に裏道を走ります。町役場を過ぎた後も県道から一本奥の道を走り続けると、山の方に道が延びています。
この先にあるのが虚空蔵尊さくら公園です。文字通り桜の名所だと思いますが、夏場は閑散としています。
さらに南側にあるのがゆうパークおごせという施設です。健康ランドとバーベキュー場が一緒になった施設のようです。
草が刈られていないせいか、入口はちょっと怪しい雰囲気です。
県道30号方面に戻ると、目の前が八高線と越生線の線路なので踏切で渡ります。
渡った先は越生駅まで線路沿いの道が続いているので、越生駅→山吹大橋とつないでスタート地点に戻ります。
まとめ
越生町はハイキングの町を自称しているだけあって、訪問者向けの施設がとても充実している印象です。サイクリストにとっても便利な施設が多いです。また、サイクリング振興もしてくれているようで、飲食店の中には「サイクリストは割引」という看板を出している店もありました。
ルートはそれなりに坂の区間もあるので、平坦では物足りないという方にオススメです。しかも黒山三滝・あじさい山公園とも林道には先があるので、本格的な登坂をしたい方にはオプションで坂を増やすことも容易にできます。
唯一の注意点は名物の梅です。毎年のことですが、梅の見頃になると県道30号が完全に動かなくなるような渋滞が発生することがあります。サイクリングという観点から言えば梅のシーズンは外していった方が快適に走れるかと思います。