オニキスさん点検を受ける(2018)

毎年秋頃に実施している全体点検を実施しました。今年は偶数年なので消耗品の交換と各種調整、異常箇所がないかのチェックのみです。

バーテープの交換

これによって何かが劇的に変わることはないのですが、バーテープを普段とちょっと違うものにしてもらいました。ハンドル周りでは有名なDedaのミストラルという製品です。

私は手が小さいのでバーテープは薄手のものをいつも希望しています。ここ最近はLizardskinsの最薄モデル(1.8mm)が定番だったのですが、こちらの商品があいにく店頭に在庫していないということで、気分転換で他メーカーのものにしたというわけです。

厚さは2.4mmということで比較的薄い部類に入りますが、わずかにクッション材も入っており、握るとクッション感はあります。表面はサラサラ系で、テニスラケットのグリップ部のような感触に感じます。

メーカーロゴの主張が激しいですが、数時間握っていただけでもかすれてきてしまいました。かすれている方がウェザリング的なかっこよさもあるかと思うので、これはこれで良しとしたいです。

ワイヤー類

シフトワイヤーとブレーキワイヤーは元々昨年のコンポーネント交換時に部品に付属していたものを使っていましたが、今回の交換でオプティスリックというコーティングが施されたものに変更してもらいました。グレード的には松竹梅の”竹”に当たります。

コーティングにより、引く時に軽い力で引けるようになるということです。クリアブルーで塗装したような見た目も地味にかっこいいと思います。

店主のこだわり

毎回作業後に受け取りに行くと店主氏が色々説明をしてくれるのですが、今回はワイヤーのルーティング(取り回し)にこだわったとのことでした。

ロードバイクのハンドルからはシフト2本とブレーキ2本の合計4本のワイヤーが出ますが、これが長すぎると引く際に力が必要になってしまいますし、かといって短すぎるとハンドルが切れなくなってしまいます。しかも、ハンドルにはライトなどを装着するので、ベストな長さを維持しつつも邪魔にならないように取り回す必要があるわけです。

伺った話では私のオニキス2011年型はワイヤーを受ける部分がヘッドパーツのほぼ真下なので、どうしても取り回しを妥協せざるを得ない部分があるとのことでした。確かに同じオルベアでも最近のモデルはワイヤー受けがダウンチューブのサドルに近い部分に寄っているように思えます。

そんなわけで、「最善は尽くしているのだが後ろブレーキはちょっと重めの調整になっている」というお話でした。毎回のことですが、こんな競技要素のかけらもない自転車にここまで詰めたセッティングをして下さってありがたいことだと思います。

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