年明け恒例のCESが開催されましたが、AMDの講演の模様がYoutubeに上がっていました。
新製品の発表としては
- Ryzen Mobile 4000シリーズ
- Radeon 5600XT
- Ryzen Threadripper 3990X
がありました。
Ryzen Mobile 4000シリーズ
Ryzen Mobile 4000シリーズ は8つのZen2コア(16スレッド)と8つの内蔵GPUコア(Vegaベース)で構成されている製品だそうです。モバイルプラットフォームにも7nmのZen2が投入されることになりました。
ワットパフォーマンスは従来比で2倍にも達するということです。シリーズは一般コンシューマ向けのUシリーズ、ハイパフォーマンス向けのHシリーズ、法人用途と思われるProシリーズから構成されます。搭載製品は2020年の第一四半期にも投入される見込みとのことです。
Radeon 5600XT
5000シリーズのミドルレンジを埋める5600XTが発表されました。立ち位置としては「1080pでeスポーツタイトルを遊ぶのに最適」という位置づけになるそうです。
スペックとしてはコンピュートユニット36基、ベースクロック1,375MHz、6GBのGDDR6搭載となっています。コンピュートユニットの数で言えば上位の無印5700と同格となります。クロック抑えめの5700と思うとイメージしやすいかもしれません。
講演内での参考価格は$279ということなので、国内価格は3万円台中盤からのスタートになりそうです。多少価格がこなれてくればちょうどいい立ち位置のVGAになってくれそうに思います。
Freesyncのアップデート
製品ではないですがFreesyncについてアップデートがあり、3つのグレードに区分されることになりました。従来のカクつきやティアリングを抑える機能がFreesync、120Hz以上の高リフレッシュレートディスプレイに対応し、低フレームレート補償を行うのがFreesync Premium、 Freesync PremiumにHDR機能を追加したものが Freesync Premium Proとなるそうです。
低フレームレート補償というものが何を指すのかが講演では詳しく語られていませんでしたが、高リフレッシュレートディスプレイで使う機能というところから見て、フレームレートの落ち込みを抑制する補完機能のようなものではないかと推測します。この辺りはドライバのアップデートなどにあわせて追って明らかになってくるものと思われます。