Insta360 ONE Rのファームウェアアップデート(v1.2.16)

9/14付けでInsta360 ONE Rのファームウェアv1.2.16がリリースされました。2ヶ月ぶりのリリースということでかなり充実の内容となっています。

Webカムモードの追加

USB接続時のモードを”Webcam”に設定することで、Insta360 ONE RをWebカメラとして使うことができます。安価なWebカメラに比べればかなり高性能なカメラなので、Webカメラとして使えるのは助かります。

Flowstateの仕様変更

手ぶれ補正機能のFlowstateの仕様が大きく変わりました。従来は動画撮影時のモードでFlowstate ON/OFFで切り替えていましたが、ON→プロ OFF→ベーシック と名称が変わりました。

従来Flowstateを有効にして撮影した動画は*.insvという独自のファイル形式で保存され、Insta360 Studioで*.mp4形式に変換した上で動画編集ソフトに取り込んでいましたが、今バージョンからは撮影時点で*.mp4形式で保存されるようになりました。

今回の変更でInsta360 Studioによる変換が必要なくなるのかと思いましたが、カメラから直接出力される*.mp4ファイルはFlowstateが適用されていない状態のようです。Flowstateによる補正を加えるためには、従来通り変換作業が必要になります。

気になるUI表示

Flowstateに絡んで1つ気になるのが、カメラ上の”プロ”と”ベーシック”の表記が逆なのではないかという点です。

ファームウェアのリリースノートによればプロモードで撮影した動画のファイル名には”PRO_”が頭につくそうなのですが、試してみたところベーシックモードで撮影した動画の方に”PRO_”がついていました。

また、プロモードは全ての解像度・FPSをサポートするという記述もあるのですが、ベーシックモードでは解像度・FPSが選べる一方で、プロモードでは解像度は3種、FPSは限定されてしまいます。

こちらがベーシックモードの表示です。解像度・FPSとも選択肢がたくさんあります。
こちらがプロモードの表示です。1440Pなどは選べないほか、FPSも30のみとなっています。

まだざっと試しただけなのでもう少し検証してみたいところです。

その他・全体的な改善

この他に静止画撮影をした際にAIアルゴリズムにより画像の補正してくれる機能や、動画のカラーモード追加、撮影される動画や音声の品質の全体的な向上もされているとのことです。

春先にロードバイクにマウントして動画を撮るテストをしましたが、あの頃からかなり改善が加わっているので改めて撮影テスト動画を作ってもいいような気がしてきました。

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