PC Watchさんに興味深い記事が掲載されていました。
AMD、Re-Size BAR対応のRyzen 5000シリーズ向け新BIOSを2月に公開
[PC Watch]
Resize BARは”リサイズできるベースアドレスレジスタ”といった意味合いのようです。
通常、GPUのVRAMへのアクセスは32bitOSとの互換性維持のため、デフォルトではかなり制限されたレジスタによりなされているそうです。
これを対応したマザーボード・GPU・ドライバの組み合わせで拡張できるようにし、メモリアクセスの高速化でパフォーマンスアップを図るというのがこのResize BARだそうです。
AMDはこのテクノロジをAMD Smart Access Memoryという通称で呼んでいます。
AMD Smart Access Memory
[AMD.com]
Resize BARを利用する環境としてはRyzen5000シリーズ、AMD500系マザーボード、Radeon RX6000シリーズ、対応BIOSと対応ドライバが必要になるようです。今回のニュースはこの対応BIOSのリリース予告のようです。
NVIDIAもResize BARの対応を進めており、まずはモバイル向けRTX30シリーズ+IntelまたはAMDの対応CPUの組み合わせで対応できるようになるそうです。
デスクトップ向けではリリース間近と言われているRTX3060からサポートを開始し、3月にはリリース済みのRTX3000シリーズがVBIOSの更新によりサポートを開始するそうです。
GeForce RTX 30 Series Performance To Accelerate With Resizable BAR Support
[NVIDIA.com]
まだ適用環境が限定的過ぎる感じはしますが、もう少しするとサポートされる環境も増えてきて割と身近なテクノロジになるのかなという感じはします。