AMDの新型VGA、RX7000シリーズが発表されました。RX7000はアーキテクチャがRDNA3となりGPUとしては初めて複数のダイを1つのチップに統合したチップレット構造を採用しているということです。
AMD、前世代比2.7倍の性能となった「Radeon RX 7000」
[PC Watch]
このチップレットという構造はZen2アーキテクチャ以降のCPUでは既に導入されているもので、半導体の更なる微細化がこの構造により可能になっているそうです。今回のGPUでの採用ではキャッシュメモリの帯域幅確保にも寄与しているということです。
ラインナップは最上位の7900XTXが$999、7900XTが$899となっています。日本国内で購入することを考えると昨今の円安傾向もあって少々心配ではあります。
中位から下位ラインナップの拡充も今から楽しみですが、折からの半導体不足やマイニング需要の話をあまり聞かなくなってきていることもあり、需要と供給が一体どうなるのか読みにくいところではあります。
現行のRX6000シリーズともしばらくは併売されると思うので、その兼ね合いも気になるところです。何にしても今まであったような世代交代にならない可能性もありうるので、各種VGAの販売価格や在庫状況はしばらく注意しておきたいと思っています。