メールサーバーにSPF・DKIM・DMARCを設定する

レンタルサーバーからのメールが不達になる

普段ブログのメンテナンス関連の通知をメールで受信しているのですが、最近それらの通知が来ないことに気がつきました。Googleがメールの受信ポリシーを厳格化していたニュースがあったことを思い出し、借りているさくらインターネットのコントロールパネルからメールボックスを開いてみると、確かに通知メールが不達になっていました。

今回Googleが設定したのは以下の記事にあるガイドラインの内容です。

メール送信者のガイドライン

[Google]

1日5,000件以上のメールを送信する者はSPF・DKIM・DMARCの全てに対応する必要があるという記述が目立つのですが、5,000件未満しかメールを送らない場合であってもSPFまたはDKIMへの対応や、送信時のTLS接続が必須となっています。

私のレンタルサーバーではメールを通知用途にしか使っていないこともあって、SPFすら未設定の状態になっていました。今回の件を機に他にもDKIM署名やDMARC認証も新たに追加してみることにしました。

私の場合はサーバーに関するリソースを全部さくらインターネットでまかなっているので、設定自体は下記手順の通りでとても簡単でした。

DKIM署名、DMARCを設定したい

[さくらインターネット]

動作テスト

実際にレンタルサーバーからメールを送信してみる限りでは問題なく送信できたのでひとまず安心しました。しかし、各設定が正常にできたか不安だったので以下のGoogleによるチェッカーで調査をしてみました。

Google Admin Toolbox Check MX

[Google]

これはメールサーバー管理者用のツールで、ドメイン名を入れてチェックを実行という部分を押すと設定が正しく行われているか、また各種認証に対応できているかをチェックして結果を表示してくれます。Google Workspace用のように見えますが、別にどこのドメインでもチェックができます。

調べてみたところ、問題なさそうだったのでこの点でも安心しました。Googleのメール送信者のガイドラインについては自分がメールサーバーを管理しているわけではないという認識をしていたので関係ないものと思っていましたが、よく考えたら使っていないだけでメールサーバーの管理をしていました。割と早い段階で気づいて対処できたので良かったです。

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