基本的に人の多いところが好きではないので、自転車で出かける目的地はあまり人気のないところが多いのですが、今まで一度も行ったことがなかったので箱根方面に出かけました。
ルート的には東海道で箱根の山を登り、宮ノ下で国道138号に入ります。その後長尾峠という峠を通って御殿場の市街地に下りて行き、御殿場を通過した後は引き続き国道138号で籠坂峠という峠を通って山中湖に出て、道志みちから帰るというルートです。
とにかく距離が長いので、箱根湯本あたりまでは極力体力を温存すべくゆっくり走りました。東海道は箱根湯本を過ぎるといよいよ坂が激しくなってくるのですが、坂はともかく交通量が多くて大変です。今回は混雑を見越して午前8時位に小田原から登り出したくらいだったのですが、それでも混んでいました。
特にバスが多く走っているので、左コーナーで追い抜かれる時などは巻き込みにならないよう注意が必要です。
宮ノ下からは勾配が5%くらいに落ち着き、なおかつ勾配の変動もあまりないのでペースがつかめれば落ち着いて登っていけます。箱根と御殿場を結ぶ唯一のルートなので混むかと思いましたが、思ったより交通量は少なめでした。
国道138号で箱根のカルデラを出る場合、頂上にトンネルがあります。Googleのストリートビューで見る限り、自転車の通行余地は全くなさそうだったので、登りの途中で県道736号に入り、長尾峠という峠を経由していきます。
こちらは交通量も極小で眺めも良く、オススメのルートです。平均勾配も4%程度なので、坂は坂なのですがここまでの坂に比べれば楽です。くねくねしているのでコーナーイン側は部分的に急勾配なところがあります。
一応こちらにも長尾隧道というトンネルがあります。ただ、交通はほとんどないので通行上の危険はあまりありません。
長尾峠から御殿場市街へは県道401号で降りていくのですが、この道はものすごいタイヤ痕が至る所に残っています。今まで見た道路の中でも、ここまで激しいタイヤ痕のある道路はありませんでした。
下りはタイトコーナーが多いので、確実にブレーキングして慎重に下ります。特に急に木陰に入ると視界が急変するので、路面状況や対向車に注意します。
一旦国道138号との重複区間を走り、御殿場市街は県道401号で抜けていきます。
今回最もきつかったのがこの御殿場市街から籠坂峠までです。本格的な峠道は須走から始まるのですが、ビジュアルは市街地ながら登り坂は市街地から始まっています。国道246号と交差するぐみ沢交差点からは坂道という印象でした。
平均すると4.4%×14kmと、とにかく長いです。御殿場市街は標高も一旦450mくらいに落ちるので、暑さがこたえます。また、御殿場市街から須走ICまではハイデッカーの観光バスが多く走っており、交通状況を考えるとオススメとは言いがたい感じです。
須走ICからは完全に峠の道という感じになります。有料道路にかなり車が流れるので、久々に落ち着いて走れます。須走から山中湖までは補給ができないので、須走付近で小休止して多少物を食べたり、ボトルに水を詰めたりしました。
そしてようやく籠坂峠です。とにかく長かった…という感じですが、後半は意外にも標高の都合で涼しいのと景色がいいのもあって意外にどうにかなりました。
多少下って山中湖です。ここまで来ればよく知った道なので気分も明るくなってきます。青看板の”相模原”の表記にものすごい安心感を感じました。
道志みちはほぼ下りといって良いプロフィールなので、気疲れはしますが筋肉はそこまでくたびれません。要注意なのは青根の辺りで1kmくらいの登り返しがあることです。ふだんならまあしょうがないか…という感じで通る坂なのですが、今回は厳しかったです。
というわけで湘南の海沿いから道志渓谷へ…という変化に飛んだコースでした。やはり距離的にも登りのボリューム的にもしんどい感じではありましたが、全体通してみると悪くなかったように思います。
特に長尾峠はオススメしたいです。長尾峠まで行っちゃうと帰れないかもな…という場合は、御殿場まで行って輪行、または小田原まで降りて輪行という退避オプションも用意できるので、チャレンジしやすいと思います。
長尾峠ってさ、昔バトルギアで攻めまくった超弩級のところよw
箱根側から降りたなら所謂逆走だね~。
言われてみれば超弩級な雰囲気ありますね。全体的にタイトで緊張感があるのはゲーム同様ですね。
調べてみたら気持ちよく走れることで人気のあった弩級は榛名山がモデルなんですね。ちょっと興味あります。
弩級が人気あるのはまさに榛名≠イニDの秋名だからなんだよね。
超弩級である長尾峠は当時まだイニDでてなかったし、僕もどこだか知らなかった。
後々知って、一回富士の帰りに通ったことあるわ。
後年、神奈川遠征でヤビツとかと共に登場したけどね。