今回は30番の 桶川・田園と歴史を再発見するルート を走りました。県道12号を軸に荒川左岸側の見どころを巡っていくルートになっています。
ルートはこちらです。公式のルート図は複雑ですが、一筆書きで全ての立ち寄りポイントをまわるようにしてみました。
JR桶川駅からスタートです。桶川駅西口の駅前は都市機構の住宅が整然と並んでいます。
集合住宅に混じって駅前にあるのがさいたま文学館です。埼玉県ゆかりの文豪に関する資料の所蔵を行っているそうです。
早速ルート図がさいたま文学館の目の前にあります。
少し北本方面に走って県道12号に入ります。県道12号の桶川周辺は上尾道路&圏央道対策なのか、かなりの高規格に整備されておりとても快適です。
滝の宮交差点を左折します。
特に県道指定されている道ではないのですが、線形はなかなかきれいな道路です。路面がちょっと荒れ気味なのが残念です。上尾道路から県道12号への抜け道で使われているようでした。
あまり見ないルート100の看板です。ミスコースしていないことが確認できるのでありがたいです。
ここでルート図と現況が異なる箇所が出てきます。ルート図ではこの道をまっすぐ走ればOKなのですが、その後上尾道路が延伸してきているので上尾道路を横切ることになります。
これについてはちょうどいい場所に立派なアンダーパスができていたので、これを使って横断します。横断したら再び直進です。
道からちょっと左に入ると熊野神社があります。この神社は古墳の上に建っており、古墳からは貴重な副葬品が発掘されているそうです。
ルートはここでUターンするような形で荒川左岸沿いを北上していきます。
途中にある富士見ホタル親水公園です。そこそこの広さでトイレがあります。
近くにある泉福寺です。鎌倉時代創建とのことです。立派な山門や広い境内林があります。
そのまま川沿いの道を走っていくと馬頭観音像があります。
かなり高さのある像です。道標や渡し船の目印にもなったそうです。
県道12号をアンダーパスでくぐると、桶川分教場跡地に到着します。これは旧日本陸軍の熊谷飛行場のサテライト施設として作られたものだそうです。現在も桶川には飛行場がありますが、これは元々この施設が使っている軍用飛行場だったとのことです。
現在は敷地内の発掘作業が行われているので閉鎖中です。しかし入口付近だけでも遺構を見ることができます。
これは弾薬庫だそうです。
これは井戸でしょうか?他にも境界杭など、パッと見ですぐ観察できる遺構がいくつかあります。
桶川分教場跡地を後にして、荒川左岸の野球場横を走って行きます。すぐ圏央道の高架下に出ますが、そこにあるのが原山古墳群です。
一見して小高い雑木林ですが、古墳とのことです。
見逃さないようにとの取り計らいなのか、地面にも大きいペイントがされています。先ほどの熊野神社古墳といい、昔の人からしてみても荒川沿いは住みやすかったのかもしれません。
圏央道の側道を走っていきます。一旦停止が多いですが、相当走りやすい道路です。
続いて普門寺のしだれ桜です。普門寺は現在観音堂のみとなってしまっていますが、本堂の跡地横に大きなしだれ桜があります。
すぐ近くにあるのが諏訪神社です。
長い参道のある神社です。本殿は市指定の有形文化財とのことです。
ここでルートは再び南向きに戻り、川田谷小入口交差点で上尾道路方面に向かいます。
上尾道路手前にあるのが桶川市の歴史民俗資料館です。公民館のような機能も兼ねているようです。大きめの建物で、きれいなトイレと自販機があるので小休止にありがたい施設です。
もう目の前は上尾道路ですが、上尾道路に面して城山公園があります。
その名の通り”三ツ木城”というお城が敷地内にあったんだそうです。入口付近にトイレと自販機が有り、速やかにトイレ休憩したい時に非常に便利です。
ここにもルート図があります。
まとめ
県道12号を軸に自転車向きの裏道で立ち寄りポイントを結ぶようにルートが計画されており、ルート100らしい走りやすいルートだと思いました。
荒川沿いのルートなので、荒川サイクリングの目的地としてこのルート内の立ち寄りポイントを設定してみても面白いのではないかと思います。ルート内の神社仏閣も歴史があり、帰ってきてからネットで調べ物などをして深掘りすると、さらに楽しめます。